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続きです(*^^*)
付き合いははじめてから2日目。
昨日付き合い始めたばかりの私たち。
新鮮な桜の桃色と空の青が私たちを祝福してくれている気がする。今思い返せばそんなことなかったと思えるけどね。
私は聞いた。「ねぇ、孝支、」
「ん?どうしたの?」すぐに孝支は返事 を返してくれた。
「もし私が死んだらどうする?」
こんなこと聞くべきなのはもう少し後、なんてことは分かってた。でも何故か今聞かなくてはいけないと感じてしまった。
彼はこう返した。
「俺も一緒に死んでやる!!」
と。太陽みたく明るくて眩しい笑顔で。
ああ、この人は一生私のことを愛してくれるんだなと感じたあの春。
そんなこんなであっという間に春が過ぎ、夏が来た。
孝支は何やら部活で忙しいらしく、あまり一緒にいる時間が無くなってきた気がする。気のせいだよね………なんて思いながら1日を終えている生活。
愛してくれるハズ、そう信じて冬まで生きてた。
でもその気持ちが水泡と化すのはそう遠い日ではなかった。
「あのさ」
このメールが送られてきたのは12月。
突然のメールに少し困惑してしまう。
でも既読つけちゃったし、と慌てて「どうしたの?」と返す。
「俺たち別れよ?」
は、?どういうこと?理解が追いつかない。
時間だけが早く早く進む。
静けさが私をゆっくりと殺していた。
やっとの思いで「なんで?」と送信する。
メールの送信ボタンを押す。
酸素の供給が追いつかないよ、
なんでなの孝支?
私達はそのまま別れ、またただの『幼なじみ』
になった。いや、戻った。