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俺、中2のころ。本当に大切な友達が逝ったんだよね。Aとする。 朝の会が終わった後、何の予告もなしで急に2年生だけが体育館に召集されて、なんか真剣な顔つきで、校長がみんなの前で今にでも泣き出しそうな顔してた。つかなんでたかが学年集会なのに教員全員集まってんだ?って思ったよ。 でもいつもは絶対泣いたりなんてしないような学年主任の先生が話す前から体育館の端で泣いていた。俺はうすうす不安になってきていた。そういえばA最近学校来てないし既読も3日もついてない…、、あ、そういえばこの前会ったとき死んだような目で、スマホの充電ケーブルを見ながら「あれ首に巻いたら死んじゃったりするのかな」とか物騒なこと言ってたな。まさか、まさか、、まさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまっさか。そのまさかが当たった。校長が口を開けて放そうとした瞬間、Aのすべてを知っている俺だけがフライングで涙をしていた。校長が、「えー、本日は。本当に本当に悲しいことに、5組の」名前を言おうとしたその瞬間、俺はね、「黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ!!」ってつい叫んじゃって。でもほかの人はまだ何もわからない状況じゃん?だから俺だけがやばい奴みたいになって、俺が叫んだ瞬間、隣に立っていた先生が俺を泣きながら抱きしめてくれた。でもみんなはまだ状況把握ができていなくて、。数分後、校長が話し終わった後の数分後くらいに泣き声、すすり声、叫び声、嗚咽。いろんな音が先生に抱き締められている中聞こえてきた。あー信じたくないなって。みんながなくってことは、ほんとうにフラグ回収されちゃったなーって。人生で多分一番泣いたよ、あんなに泣いたことはない。1週間飯も親に食べろって言われるからおいしく食べるってよりかはとりあえずのどにつっこむっていうイメージだった。なにもやる気が起きなかった。学校も一応行ったけどあいつのいない教室に入った途端入り口で崩れ落ちた。あいつのこと一番見てやれてたのは俺なのに、それなのに、なんで。って自分に対しての罪悪感が隕石みたいに降り襲ってきた。でも、今俺は生きている。立ち直ることなんてせかすもんじゃねえしなんなら立ち直らなくたっていい。でも、そうやって、逝っちゃった人に対して生きている人が「あの時こうすればよかったのに、なんでなんでなんでなんで」とかなってると、天国の道へも生きづらくなるだろうなって思う。だから、自分のせいで大切な人がしんだって思わんといて。せっかく天国への道歩こうとしてるのにいい気持ちで渡れなくなっちゃうと思うから。その人を本当に大切に思ってるんだったら、今すぐ死を受け入れろとは言わんけど、受け入れたときには、先に行っちゃって悲しいよ、でもまた天国で会おうねって思ってたほうがさきに逝った側をしては、天国の道も楽なもんになるんじゃないのかな。
遥裙は8月19日 めろのお誕生日に亡くなったそうです