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初書きBlock Tales
完成度が高いRPGで凄く好きです
未プレイの方におすすめしたい
……難しいけど…
日本語字幕付きの動画も調べれば出てくるのでストーリーも理解しやすい。感謝しております…。英語できないので非常に有難い。
Playerは剣に侵食されてたらいいよね…。身体的にでも精神的にでも、どっちにしろ美味しい。
デモ4の日本語訳が曖昧故に色々違ったりするかと思われますが…まあ、これはあくまで二次創作ですので…。
Playerは操作をしている自分自身だと考えているんで、各々解釈が別れると思います。
尚、このPlayerは性別不明。もしくは性別なし
その気になったら修正したり変更したり…。
Block Talesデモ4までのメインストーリーネタバレを含みます
また、若干のセリフなどを改変しております。
ストーリー進行中の方、また本編未プレイの方はお気をつけください
それではどうぞ
Main
“Player”
Calypso
ただ、最初は本当に何でもない日常だった
大会のニュースを見て、偶然持っていたチケットで大会を見に行くつもりだった
喋る小さなペンギンと少し話をして、会場に向かった
小さなペンギンはおじいちゃんの隣に座ってみたいなことを言っていたから、聞いたまま最前列の通路側に座った。会場は人で賑わっていたけれど、席を開けておいてくれたらしく、そこは凄く感謝した
問題は、小さなペンギンからおじいちゃんと呼ばれていたペンギンが開口一番に自分のことを馬鹿と言ったこと。自分と彼は面識がないし、そんなことを言われる筋合いもない。失礼だな、なんて思って済ませてた
うとうとしながら話を流し聞きしてるとトラブルがあったらしい。ペンギンが物騒なことを叫んだ時にパッと目が覚めた。…名前忘れたけど…通称buildermanが台上で拘束されていた。三人の乱入者はペンギンは自分のことを知っているらしいが、自分は覚えていない。そんなことをペンギンに伝えたら、嘘つき呼ばわりされたのは癪に触るが…ここで動けるのは自分くらいしかいない
だから、戦ったこともないのに戦った
手下?を二体倒すと意味がわからないことを並べ立てる。でも、何か良からぬことを企んでいるのは分かった。残った一人が大事そうに抱えていた時計に向けてボールを投げると、時計はふわりと宙に浮かぶ。
秒針がぐるりぐるりと巻き戻ると、時計の持ち主とbuilderman、そして自分が吸われていく。ジタバタと抵抗しても意味はなく、そのまま巻き込まれた
…それで…誰かの声で目が覚めた。見知らぬ天井、ここは何処かと体を起こせば、側にペンギンが立っていた。自分は彼のベッドで眠っていたらしい。
えも言えぬ違和感を感じて彼に問いかけた
「…今年は…二千何年だ?」
彼は不思議そうな表情を浮かべて答えた
「何を言っているか分からないが…今は2010年だぞ?」
ここで理解した。自分は過去に飛んできてしまったのだ、と
過去の街をふらふら散策していくと、昔の本社が見えた。
どんなものかと気になってついつい立ち寄った。今…いや、この世界からしたら未来か。未来よりもずっと小規模な会社だった。そこに時間の流れを感じてしまうのは、自分が未来から来たという証明で、何だか息が苦しくなる
あてもなく屋上に登ると、赤と青の子供がいた。子供の奥で倒れている人影も。…どこかで見たことがあるような気がするが、きっと気のせいだろう
気になって近づくと、なぜか喧嘩を売られてしまった。だから、正当防衛で戦って、勝った。負けた双子は逃げ出してしまったから、そこで倒れている人の様子を伺った
目の前が見えていないのか、虚な目でぶつぶつと何やら呟いていた
その中には、気になる単語も幾つかあった
「buildermanを連れて去って行った」
「彼は誘拐されてしまったんだ」
「何者かが見つけようとしている」
「高原での剣闘に使われた剣たちを」
「追ってくれ」
「彼の運命は君の手にかかっている」
「…彼を、探し出してくれ…」
未来と同じ、buildermanは誘拐された。それがこの世界で起きたことなのか、それとも未来の影響で歪んだのかは分からない。
でも、何も関係ないなんて言えない。ここと未来の現状を知っているのは、あの時計を持っていた本人と、被害者のbuilderman、そして自分だけ。
だから、自分は世界を旅した
歩いて、走って、戦って、飛行機に乗って、汽車に乗って。
未来を変えたい王様を倒した
アイスダガーを手に入れた
力を欲したある青年を倒した
ベノムシャンクを手に入れた
自分自身の負の感情を倒した
ゴーストウォーカーを手に入れた
炎の剣、ファイアブランドを探して船に乗った
着いた先は灼熱の砂漠。熱がじりじりと肌を焼いて暑苦しい。一歩一歩と歩く度に靴に砂が入って鬱陶しい。
行き当たりばったりで、そこにあった遺跡らしきものに入る
ただ先に進むことだけを考えて歩を進める。
変な…魔人?のようなやつと戦ったり、変な海賊?の聞いちゃいけない話を聞いちゃったらしく、戦いを挑まれた
気絶させて歩き回っていると、変な二人組に出会った
海賊らしい服を着ていた彼は、キャプテン・トロッターと名乗った
キャプテンは横にいる女性を一等航海士、カリプソだと紹介した
少し話したら、目的地は一緒だった。だから、彼らに着いて行くことにした
最初に出会った時、不思議なものを感じた
少しズレている、というか。形容し難い違和感というか。多くのものを背負いすぎているような、そんな感覚がした。
右目の辺りが凍っていたのが気になった。聞こうにも聞けなかった。時々、あの子が右目の氷を気にするような素振りが物悲しくて。
左目が緑色なのが不思議だった。また、聞こうにも聞けなかった。髪に巻きついている植物があの子の異質さを物語っていて。
痛みに鈍いのが不気味だった。やっぱり、聞こうにも聞けなかった。聞いてしまったら、もう後戻りできないような気がして。
悶々と悩みながら遺跡を進んで、向こうに渡ろうとしたとき、仮面のような敵に地面を壊された。重力に従って落下して行く地面に乗ったまま、その仮面を倒した
落ちて行って…偶然にも目的地付近に着いていた
それから、特に何かあるわけでもなく、目的地へと辿り着いた。金銀財宝、宝石などがそこに無造作に散らばっている
あの子は財宝に興味なんてない様子で、台座に刺さっている剣に向かって行った
船長がそれに気づくと、財宝を置いて剣の方に向かっていった。私も着いて行くと、船長はあの子に銃を向けた
船長があの子を殺そうとした時、彼を咄嗟に蹴り込んだ。運悪く崖際に蹴ってしまって、彼はあの剣を持ったまま溶岩溜まりへ落ちた。
呆然と立ち尽くす私に、あの子は大丈夫か、と問いかけた。心の底から心配しているような声だった。
でも…つい…私はあの子を酷く責め立ててしまった。彼らの死も、船長の死も、あの子は何も悪くないのは側にいた私が一番よく分かっていたのに。
あの子は俯いていて、どんな表情をしているか分からなかった。拳をぎゅっと握ると、蚊のなくような声で何かを呟いた。その内容は聞き取れなかった
あの子の呟きに一瞬動揺としていると地面が揺れる
「あれ…古代人の伝説は…犠牲、死…
そして、ファイアブランド…」
すっかり忘れていた。あの伝説のこと。
あれ、待って、ファイアブランドは何処にあるの?
ざぱん、と音が鳴ったと認識している時には、それはそこにいた。人間なんかではない、それこそ正に、化け物と形容した方が正しいだろう。
それが呼んだ手下。手下の眼差しは、彼と酷く似ていた
「……船長…?」
問いへの答えはなかった。だから、黙って銃を構えた。
銃身が震える。撃つのに躊躇ってしまう。分かっている、それが彼ではないことくらい。頭では理解していても、体はどうしても撃てなかった
あの子のそれを見る目は、どこか落ち着いていた。緊張しているような雰囲気もあったが恐怖に怯えている様子はない
私は、そこでようやく初めて気づいた
あの子は、私が思っている以上に過酷な旅をしていたことに。
あの子の体が普通じゃないのは、その旅の代償なのだろう
私だけが辛い思いをしているわけじゃない。辛い思いをしたのはあの子も一緒だ
深呼吸…大きく息を吸って吐くと、手の震えは自然と治っていた
あの子が武器を構えたと同時に、私も武器を構える
あの子が攻撃をする瞬間に、私も引き金を引いた
Player
意見に流されやすいが、自分の意思は貫く。剣を所有しているからか、身体が侵食されている。右目付近が氷に覆われている。左目は緑色に変色してしまった。髪に少し植物が巻き付いている。痛みを感じづらい。
全て「剣」を手に入れた影響
一人称は自分
性別不明、または性別なし
Calypso
異常性を見抜いた人。真実に気づくのに随分時間がかかった
next…執筆中