僕は、好きだよ?
ジュノの事が、笑
「_えっ?」
「ん?なに、ジュノから聞いてきたんでしょ?何驚いてるの?」
「い、いや…」
突然の発言に世良は驚きを隠せずに動揺している。
天城はいつものようにヘラヘラした笑顔で世良を見つめる。
「それ…って、どっちです…?」
「ん?どっちって?」
「医師、としてか…普通に、男として…」
世良が期待気味の眼差しで天城を見ていることに天城は気付いた様で、にやり、と悪笑を浮かべると、口を開く。
「…どっちともかな。」
「えっ、ど…っちとも…ですか?」
「うん。どっちとも。」
「え、えぇ…?」
天城は、世良を揶揄う様に微妙な答えを出す。
それに引っ掛かったのか、世良は困惑する。
「ふふ、冗談だよ。医師として。」
「…っ、そう、ですよね…」
天城に振られた、と言う様に世良は悲しそうな顔をして天城を見つめる。
「ね、ジュノ」
「なんです…っ、か?」
天城は、人差し指で世良の頬を触れる。
「…?」
「意外と可愛い所あるね。」
「…っえ?!」
世良の顔が真っ赤に染る。
コメント
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かわうい…天城に振られた感じになっちゃって悲しんじゃう世良かわいすぎ