テラーノベル
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お義母さんは自分のノートパソコンでスライドを操作している。俊介さんはそれを読み上げ、ただ喋っているだけだ。
―― 噓でしょ……これ、全部お義母さんがやってる?
俊介さんの“エリート像”が、一瞬で崩れた。そして、納得もした。
これだけのことが出来るお義母さんだから、スマートホームの解除もこちらから出来ないのだ。二階堂さんの違和感にも説明がつく。
私はそっとキッチンへ戻り、証拠を残そうとスマホをバッグから取り出す。そしてその場でスマホを構えると、最大ズームで俊介さんのパソコン画面を狙った。
「お疲れ様でした。失礼します」
―― あっ、間に合わなかった
私は咄嗟に座り込み、スマホをバッグに放り込むと、冷蔵庫を開ける。それからエコバッグの中身をポイポイと乱雑に冷蔵庫へ入れた。
「梓、帰っていたのか」
「ただいま。会議中だったから静かにしてた……すごかったね」
「え?ああ……まあね」
帰っていたのか、とは音色が違う。
「資料、全部自分で作ってるの?」
彼はすぐには答えず、目を泳がせた。
「お義母さんが見えたけど?」
私は自分の状況を打破するために、思い切って攻めた。
「母さんが“チェック”してくれているだけだよ!僕一人じゃ不安だから」
「あれ、“チェック”ってレベルじゃなかったよ」
「母さんがいないと、僕はダメなんだよ!」
バッと立ち上がった俊介さんは、タタタッとキッチンまで来る。そして
「……梓は、仕事できない僕でも好きか?」
と子どものように問いかけた。
―― あなたは、誰……?
#不倫
#離婚
コメント
2件

仕事が出来る云々じゃないよね🙄 ここは何と答えて切り抜ける⁉️ もっと敵を知らないとね🤔
いやいやマザ俊、仕事ができるとかできないとかの問題じゃないよね? あずあずなんと答える??? もう少し攻める??? いや今マザ俊は『あなたは、誰?』というくらい見たこともない俊介なんだよね。 わぁーっ!!!次〜ターップ!!!