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喫煙表現有
苦手な方は引き返して下さい
瑠霞「圭、今の状況的には?」
圭「警備と監視カメラとトラップ。」
理玖「ここの設計図は用意してある。」
瑠霞「監視カメラ切るのと警備気絶させて足止めとここ通ってくの、どれにする?」
理玖「一番、安全なのは通気口っぽい所の通路を通ってく。」
圭「でも、それじゃ音が響くし追い詰められた場合の逃げ場が無い。」
瑠霞「一発アウトか、、」
理玖「それは、なるべく避けたい。」
瑠霞「警備の配置は?」
圭「建物の入り口、宝石が保管されてる部屋の前、後監視カメラで監視している部屋にも。」
理玖「意外と少なめか?」
圭「少数精鋭って感じ。」
瑠霞「精鋭っていうのは?」
圭「たとえばこの男、アルは誰彼構わず侵入者を見境なく殺す。いわゆる、殺人兵器。」
理玖「他は?」
圭「他も、大男ばっか。殺人兵器、ボクシング世界王者とか。」
瑠霞「うわ、、そんなのも、居るのかよ。」
理玖「セキュリティの方はパソコンで管理してる?」
圭「結構ね、そんな感じ。」
理玖「ウィルスばら撒く?」
圭「逆探知される可能性あるよ。」
瑠霞「新しいウィルス開発も、今からじゃ間に合わない。」
圭「うん、結構大変だからね。複雑にしとかないと、ね。」
理玖「混乱させるか、警備が手薄な時間に行くか。」
瑠霞「絶対、夜の方が良い。」
圭「夜の方が暗闇に紛れる事は出来るけど、警備が逆に突破しづらいかも。」
理玖「昼間行く訳にはいかない。」
圭「セキュリティは解除しとく。」
瑠霞「でも、だったとしても、複雑なんじゃ?」
圭「セキュリティが解除しきれない事はある。でも、凛含めた実行班を信じる。」
瑠霞「何か、つけて欲しい機能とかあるなら郁に言えよ。」
圭「分かった。話してくる。」[部屋を出て行く。]
瑠霞「性能は、良いだろうけど、、」
理玖「何処まで、行けるだろう。」
瑠霞「それに合わせて、作戦をたてる事にもなる。」
理玖「うん、分かってる。」
瑠霞「あの、交渉の件どうなった?」
理玖「順調。金の方は?」
瑠霞「ばっちり。あいつすぐ渡してくれたよ。」
理玖「やっぱ、お前詐欺師向いてるわ。」
瑠霞「そりゃ、どーも。何せ、他人を信じすぎなんだよ。」
理玖「その方が楽で良いじゃん。」
瑠霞「この世界で生き抜くには、どうやら向いてないらしいな。」
理玖「あそこは、そろそろこの世界から消えるだろうな。」
瑠霞「………一服してくるわ。お前も、一本いる?」
理玖「欲しい、ライター持ってる?」
瑠霞「ぁ、しまった。ねぇわ。」
理玖「火、やるよ。」[自分の煙草に火をつける]
瑠霞「ん、あんがと。」
理玖「やりづれぇわ。もうちょっと、こっちこい。」
瑠霞「へいへい。」
理玖「ん、ついた。」
瑠霞「なぁ、これで良いんだよな。」
理玖「良いんだよ。これで、良い。」
瑠霞「そう、だよな。」
理玖「誰も正解すらくれねぇ。俺達は正しい事をしている。」