「お父さんどこいくの?」
私は問いかけた。
「少し旅に出るだけだよ。明日には家に帰るよ。」
「分かった。すぐ帰ってくるんだよ!」
「おう。」
お父さんは家を出ていった。
私には小さな妹がいた。
何故か、私のそばから妹は消えた。
私は小さい頃、不思議に思ったことがある。
「お父さん、手がなんでこんなに透明なの?」
「あれれ、お父さんには何かしらの魔法がかかってるかもね〜?(笑)」
「え〜凄い!!お父さんこのブレスレットあげる!!」
「おう!ありがとう!」
小さい頃は分からなかった。
数日後、私はお父さんを探しに行った。
帰ってこないとはわかってた。
私は思い出の公園に行った。
そこにはお父さんが倒れていた。
子供の頃もよくこんなことがあった。
「お父さん酔っ払って寝てる!面白い〜!」
「信じてるからね。お父さん。」
お父さんの手のひらに1粒の涙が乗った。
「お父さん、ふざけないで笑酔っ払ってるんでしょ、笑」
ビクともしない。
「お父さん、ふざけないで、笑」
私は違和感を感じた。
お父さん手が透けてる、。
嘘だよね。
私の姿を見ると
誰もいない、ふざけてるお父さんと私だけ。
「嘘って言ってよ、、笑」
私は心の中で何度もお父さんを呼んだ。
「お姉ちゃん。何してるの?」
「え、?」
「だいすき、おねえちゃん」
私はめまいがした。
「お姉ちゃん、このブレスレットあげる」
私は涙を流しながら受け取った。
私は数秒経つとその場に倒れ込んだ。
そう、ここは死後の世界だった。
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