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一日遅れ 太宰治の七夕
注意 少し悲しい話です 下手です 織太有
では行ってらっしゃい
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とある夜、探偵社の七夕パーティーを終わらせて太宰治は花と酒を持ちとある墓の前へ来た
「やぁ織田作。今日は七夕だからさ、一緒にに飲もうと思って」
そういうと太宰は少し切なそうな微笑、酒と花を墓に置いて一人で晩酌を始めた
「織田作~今日はね敦君が~」
太宰は楽しそうに話したまるでそこに織田がいるかのように
「織田作、今日はね織姫と彦星が年に一度交流が出来るという日らしいよ」
太宰は切なそうに言葉を続けた
「いいよね、君には年に一度どころかもう会えないのだもの、」
嗚呼早く死にたいと呟く太宰はまるで遠いどこかを見ているように見えた
太宰はその後も沢山探偵社の事や身の回りの出来事について沢山語った
「そういえば、今日は私が君に告白をした日だったね」
太宰は少し酔っているのか頬が赤くなり、そして照れていた
「織田作、付き合ってからさ、君と飲んだり、デートをしたり、君に抱いてもらったり、色々あったね」
最後は照れて小さな声になっていた
「織田作、君が亡くなってからも私はずっと君を思い続けているのだよ」
だから私の隣はいつも空席さ。と仮面が外れたかのように、安心した微笑をした
太宰はその後もずっと語り続けた、織田との思い出や織田が生きていたらやりたいこと
太宰は話すことが無くなったのか、もう何も話さず、ただひたすら酒を飲み続けた
太宰はまた酔いが回ってきたのか、もう眠くなりかけていた
最後に太宰はこういった
「織田作、私はね、星に願うとしたら、、」
太宰は涙を零しながら、静かに言った
「織田作、僕がどれだけ君の所に行こうとしてもダメなんだ、まっ行こうとしても、君は止めるだろうけどね」
太宰は泣きながら、墓に寄りかかって言った
その泣いている涙はまるで、星が空から落ちてくるようなきれいな泣き様だった
「織田作、僕はね、まだ自殺を続けているよ、、けれど探偵社のみんなが探しに来て、私を助けるんだ」
酷いよね。と泣き顔のまま微笑んで言った
「織田作、僕が、死んで、また織田作に会えたら、又付き合ってくれる?」
太宰がそういうと、どこからか
「嗚呼、付き合うに決まっているだろう」
と聞こえた。太宰はそれを聴き、目を開き、
「織田作!君は、本当に、、嗚呼、、ありがとう」
太宰は微笑むと、墓にまた寄り掛かり、目を閉じた。
「おやすみ、織田作。今日は此処で寝るとするよ」
太宰はそう言うと、すやすやと寝息を立てて寝始めた。太宰の後ろには、天の川が綺麗に広がっていた
次の朝、中島敦は太宰さん探しに駆り出された。今日は違う場所にいるよと乱歩に教えてもらった
場所へ行くと、其処には安らかに寝息を立てて、幸せそうに眠る太宰の姿があった
「、、、太宰さん?」
敦が静かに言っても太宰は目を覚まさず、深い眠りについていた
かと言って起こすのにも起こせない寝顔で寝ているため、敦は葛藤していた
とりあえずと思い敦は国木田に電話を掛けた
「国木田さん、太宰さんを見つけました」
静かに言うと国木田は
『太宰を連れてこい』
と言われたので敦は
「それが、その、太宰さんが眠っていて、起こせる空気でもなく、」
そういうと、国木田とは違う乱歩の声が聞こえた
『敦、早めに起こさないと本気で太宰が死ぬ、もう脈が少ないと思うから早めにね』
そういうと電話が切れた。敦は慌てて太宰を起こした
「太宰さん!起きてください、お願いします」
太宰はいつもと雰囲気が違った、目を開けたとたんに殺気を出した。敦はそれにビクッとし、足が固まってしまった
「嗚呼、誰だよ目を覚まさせた奴は、せっかく織田作とのって敦くんじゃないか」
太宰はふらふらとしており敦が太宰の身体を支えた
殺気は少し和らいでいるが、まだ少しあった
「嗚呼、ありがとうね」
太宰さん支えますよ。敦は太宰の身体を支えて、探偵社に向かった
いつも通りの朝、いつも通り人が街を歩く。
自殺願望者はふっと微笑
「嗚呼悪いね」
と笑った