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勇者「ふぅ…砂浜までついたけど…あ、暑い…海に入ったら涼しくなるかな…?でもこの広い海、どこから探そう…」
ケン「ゆ!見たことある人間がいるよ!こんなところで会うなんて奇遇だね!なんでこんな所にいるのー?」
勇者「き、きみは…ケンくんだっけ?久しぶりだね僕は今から海に入って海の魔王に会いに行くんだ…でもどこにいるのか分からなくて…」
ケン「ゆーーーん…僕もどこにいるのかは分からないよ…」
勇者「君はここで何をしてたの?お砂遊び?」
ケン「ゆ!僕はこれから海に入って海の底のパクパクバブルを集めるところだったんだ!僕はそんなに小さくないもんっっっ!」
勇者「ご、ごめんね!僕には君が小さく見えて…」
ケン「ゆ!?とっても失礼なやつがいるよ!僕はもう3歳になったんだよ!とっても強いんだよ!」
勇者(3歳!?小さいじゃん!)
勇者「そ,そうか!ごめんね君はこれから海に入るんだよね?どうやって泳ぐの?見たところ君は狼だし、泳ぎは苦手に見えるんだけど…」
ケン「そこは大丈夫!見てみて〜………ほらっ!僕は変身して好きな姿になることができるんだ!これで泳げるよ〜〜♪」
勇者「しっぽが人魚みたいな形になった!?すごいね!ね、ねえ僕を背中に乗せて泳ぐことってできる…?」
ケン「ゆーーんできるよ〜でも魔王のいるところ知らないし僕の上に乗っても意味ないと思うなー」
勇者「それでも良いよ!一緒に魔王の城探そ!」
ケン「もしかして…僕のパクパクバブルの予定無視してる?」
勇者「海の中に突撃〜!」
ケン「絶対無視してるよね?聞こえてたもんね?」