「个張、怪我はない?」
「あぁ、大丈夫だ甘牙…」
そして、リーダーの男が言った
「幾ら3人でも、兵器には勝てないと思うけどねぇ」
そういうと奴は懐から銃を取り出した
最中に殴ろうとしたが、一瞬で銃を取り出させてしまった
「ぐぉっ!!!」
僕達は3人に分散した、3人のうちの1人の誰かが
リーダーをぶちのめすっていう魂胆だ
だが、やはり相手は銃を持っていることもあり、リスクが非常に高い
バガッ!ドッ!!銃声が駐車場内に響く、だけど
その瞬間、銃声は途中で止んだんだ
ただ、止む直前
「おまっ!だ───」
と言うリーダーと共に、音は止んだ
「ボケ共!!ここは皆が使う駐車場だ!!!何荒らしてんだ!!」
一人の男が叫んだんだ、僕は「確かに…」と罪悪感を感じながら
隠れて男の話を聞いた
「俺が一瞬で終わらしてやる!!」
そしてその瞬間、ヤンキー全員を敵に回した
当然、血の気が多いバカはその男へ襲いかかる
「1人のくせにでしゃばんなや!!三下ァ!」
ブンッ!
「あ!?どこいっ────」
瞬間、轟音が響いた
ズバババッ!!!
僕は驚いて覗いたら
その男は、とてもガタイがよく、顔はイケメンな海外面だった
しかも、今の一撃のような音で、一気に3人をヤっていた
僕達はこの男を止めるべく、隠していた身を表した
「なんだお前ら?隠れてたのか」
「…」
確かに今冷静に考えると、迷惑で馬鹿なことをしていたかもしれないが
今はやばすぎる、早々に対処しなきゃ
あとが危ない
すると、甘牙が合図を送ってきた
僕は疾風のような速さで男の距離を縮めた
「うおっ!」
男は驚いていたが気にしない、僕はカウンターを顔面に食らわした
だが、パワーが足りなかった
「お前は力がまだまだだわ….太ってるしなぁ!!」
ゴギャッ!!!
カウンターに、僕は奴のフックを腹で受けた
「ごふぁっ!!!」
僕は地面に転げ落ちて、患部を抑えながら暴れた
そして、次は甘牙、个張君が攻撃を仕掛けた
「お前強いから先に死んどけよ」
スパパッ!!!
甘牙君は飛びながら人間の急所である人中に2発ジャブを食らわせたが
それでも男に影響をもたらすのは難しいようだ
「あんた人間のことよく分かってんな…だが死ね」
ブォッ!!!
「!」
甘牙君は攻撃の軌道を読んで交わした
次に後ろ蹴り、飛び膝蹴りを食らわしたようだが
意識を刈り取るには程遠い
「あんた鬱陶しい!蚊かよ!!」
ドッ!
男は甘牙くんに向けてストレートを放ったがやはり当たらない
そして…个張くんはどうしたんだ?!
そう思って个張君を見ると、ちょうど攻撃を仕掛けていた
直後に、轟音が響いた
ドガガガガッ!!
見ると、なんと男は30センチ程吹っ飛んでいた
すると甘牙くんが言った
「あれはスイングパンチ…?か」
僕はすかさず質問を投げかけた
「スイングパンチ…?」
「スイングパンチってのは腕を振り回しながら殴る大振りの殴りだよ」
「へぇ…」
そして男の方を見ると、膝を着いていた
「ぐぅぉ…..」
相当なダメージだ、个張くん、なにかを隠していたのか?
「馬鹿みたいに強い….お前は何者────
ズバババッッ!!!!
个張君が謎の蹴りをした途端、男は意識を失った
突如、个張君が話し出した
「…俺は父親が死んじまったから、祖父しかいなかったんだ、祖父はクソ厳しくて
毎日俺に訓練をさせてた、ジムとかそういうところでは無い、山奥だ、地から頂上へ行くのを
何回も、何回も繰り返した」
僕は開いた口が塞がらかった、こんなにきつい訓練をしていたなんて
ザザ…
音のする方向を見ると、男が立ち上がっていた
「いでぇなぁ….」
「この後はデートがある…まとめてかかってこい!!!」
僕と个張君、甘牙君はいっせいにやつへ襲いかかった
ストレート、上段蹴り、下段回し蹴りを甘牙くんは一瞬で成し遂げた
さっきの攻撃もあってか、男は3歩退いた
そして僕は体重を全て乗せたストレートパンチをかましてやった
「ぐぉぁっ….!」
そして、次の个張君の一撃が最後となった
スパッ!!!!
「がぁぁぁっ!!!!」
男は倒れた、最後はなんの抵抗もなく
この一部始終を見ていた敵対組織の奴らはさっさと逃げていった
「はぁ…ぁ…ぁ」
さっき殴られたところが極端に痛む、内蔵に損傷がないか心配だ
そしてその日はみんなが家に帰った、あとから聞いた話だが
男はその後、なんの傷もなく帰宅出来たという
僕は両親へ「転んだ」と嘘をつき、病院へ行った
正直、罪悪感が半端なかった
検査の結果、肋が2本折れていた、もう少しで内蔵に刺さるところだったという
その日、僕は入院し、3ヶ月程度で退院ができた
それにしても、个張くんは凄かった
甘牙君と僕では勝負にもならなかった
いや、僕が足でまといなだけか…
1シーズン 2章
ここから僕の生活を大きく変わった
まず、个張君の師匠、祖父さんの所に修行へ行った
家族にも「ファイト」と言われた
経緯こうだ
その日は暑かった、夏休みも近く、皆心を踊らせていた
その中、僕は悩んでいた、なぜ僕は太っているのだ!!
鯨飲馬食な自分でもなかったのになぜ…
悩みに悩んだ結果
「个張君」
僕は校舎裏にたむろしている个張君に声をかけた
个張君は眉を歪め、首をかたむけて
「どうした?」と言った
僕はおもむろに「祖父に合わせて欲しい」といった
当然个張君は疑問を投げかけてきた
「理由は聞かないで欲しい、ただ強くなりたいだけなんだ」
と、そう答えた
山奥へ登ると、少し広い平野の真ん中に古い家が建っていた
家の戸をたたく个張君
「やっちゃん!やっちゃん!来たぞー!」
すると、奥から震えた声が聞こえた
「んぉー…こっちゃんかー」
見えたのは、心優しそうなご老人、まだまだ若そうではあった
すると、やっちゃん?がこちらを向き、少しびっくりした顔で言った
「こっちゃん、この子ぁ、誰だい?」
すると个張君はこちらを向いてから、また祖父へ話しかけた
「とりあえず、中で話をしよう」
「そぅだなぁ」
僕達は家の中へ入った
「お邪魔します…」
全体的に落ち着く雰囲気、田舎を彷彿とさせる匂い
僕はワクワクした
「とりあえず、2人ともすわりなぁさい
まず、僕は自己紹介を始めた
「初めまして、斗村と言います ここに来た理由は」
カッ!!
直後、僕の視点は天井へと移った
「はぁ….はぁ….
胸に徐々に広がる激痛、何が起きたんだ
「やっちゃん!!何やってんだ!」
さっきまでやさしかったのに…
「こいつぁはダメだ、どうせ訓練を受けよゥとしてるんだろう?」
「そりゃそうだけど!やる前にこんなことする必要ないだろ!!」
僕はきっと試されている
ならばここで本気を出すのみ
僕は一瞬で立ち上がると、直ぐに正座をした
「お願いします、是非とも!!!」
个張君は驚いた顔をした
「斗村….
しかし今度は
ガガッ!
右顎、左肋、鼻骨、胸骨を攻撃された
見えないし痛い
僕は悶えながら正座をした
「…」
すると祖父さんは神妙な顔をした
「わかった…いいだろ」
「本当です!?ありがとうございます!
「だが!、訓練中に絶対抜け出すなよ..」
「もちろんです!抜け出した人がいるんですか?」
僕は祖父さんへ質問した
「あぁ、ちょっと話してやる」
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