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目的地に到着した後バスから降り、 撮影場所まで歩いていた。
隣には作間がいる。
作間「ガリさんさ、この間小説読んでたよね」
猪狩「…え、うん」
あの時のこと、作間も覚えてたんだ。
作間「題名なに?」
猪狩「『緑色の風船』っていう小説」
作間「ふ〜ん」
思ってた反応と違う…
猪狩「…作間って、好きな小説とかある?」
作間「んー… 『恋の証明書』ってやつかな」
猪狩「えっ、俺もそれ読んだことある!」
作間「あれいいよね〜」
作間って恋愛系の小説が好きなんだ。
意外と詳しいのかな。
猪狩「あ、あと『星屑のラブレター』とか」
作間「えっ、俺も読んだそれ!」
猪狩「マジ⁉︎あと、『秘密のカフェテリア』ってのも…」
作間「…えっ、確かそれって男同士のだよね」
少し曇った顔で問いかけてきた。
猪狩「そうそう、あれよくない?」
作間「…」
「ごめん。
俺、そういうの好きじゃないんだ。」