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コメント
6件
もはや全部が愛おしい...🥺🥺
平和すぎて泣きました🥺((( タプトリ大好きですわ…🫶
うわああ主様のタプトリめっちゃ好き🥹💗
タプトリ
付き合う前です!
「ヒョーンっ!」
後ろから急に抱きつかれる。勢いで風が来て、ふわりといい匂いがする。
「うわっ!びっくりした、スンリか。どうした?」
「ヒョン、一緒に洋服買いたいです!今から行きましょう?」
「今からは無理だ。疲れてるから一人で買いに行ってくれ。」
これは嘘。一緒に行ったらもっと好きになっちゃうから行きたくない。これは叶わない恋なんだからこれ以上好きになっちゃいけないんだ。
「お願いしますよーっ!ヒョンだから一緒に行きたいんです!」
上目遣いで頼んでくるスンリはとても可愛らしくて、この顔をされたら嫌でもなんでもしてしまう。
「…わかった、じゃあ店まで連れてって。」
「よし!わかりました!」
「ヒョンってセンスいいから今日はほんとに楽しみです!」
「そうだな、俺も楽しみ。」
「さっきは疲れてる〜とか言ってたのに笑?」
「うるさい。早く行くぞ。」
あれ、俺を置いていくの かと思ったけど、 歩くペース合わせてくれてる…。 しかも車道側歩いてくれてる…!やっぱり長男なだけ思いやりがあるんだな。
「店に着きましたー!」
「意外と早く着いたな。」
「それは俺と話すのが 楽しかったからですよねっ笑!」
「…さっさと服買って帰るぞ。」
スンリは俺といると、いつもこんな恥ずかしいことを平気で言う。なんなんだよ、心臓がもたない。嬉しさと同時にそれを他の人にも言っているかもという嫉妬心でぐちゃぐちゃになる。
「この服はどうだ?」
「あ、いいですね…これも買います!」
こういうことが別の店でもいっぱいあって合計で10着も買ってしまったようだ。帰りの時に話した。
「今日買った服、全部着れるのか?」
「ヒョンが選んでくれたので全部頑張って着ます!まぁ着れなかったらヒョンに着てもらいますから。」
「え?今日はスンリのために服を買ったんだろ。俺は着ちゃいけないんじゃないのか?」
「…俺と付き合ってくれれば俺の服着てもいいですよ?」
え?何言ってるのか理解できない。スンリは俺のことが好きなの?両思いだったの?服着ていいの?
「…変なこと言いましたね、なんでもないです。すみません。」
「えっいや、待ってくれ!スンリは俺が好きなのか?」
「はい、好きです。大切にします。やっぱり、付き合ってください…!」
まさかスンリから告られる日が来るなんて。こんな恋、一生叶わないと思ってた。涙を零しながら言葉を発する。
「…はい、おれも゙っ、ずぎでずっ゙」
スンリも声が震える。
「…っ!うれしいっ、ずっとたいせつにするからねっ。」
おまけ(後日談)
後日、俺たちは付き合って約束通り俺は服を貸してもらった。
「どう?」
「わぁ、ヒョンすごくおしゃれだね!めっちゃ似合ってるし、ヒョンにあげちゃおうかな〜」
スンリは付き合ってから俺に甘々になった。お兄ちゃんみたいに俺を甘やかしてくれる。前まではずっと抑えていたんだろう。かわいい。
「もう服は沢山あるからいらない。スンリが着て。」
「ヒョンが着た後のやつだったら着ます!」
付き合ってから変態にもなった。でもいい、そんなとこも含めて好きだから。
「じゃあもう着ない笑」
「えー!いいじゃないですかぁっ!」
「笑笑笑笑」
こんな幸せがずっと続くといいな。