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リクエストってしてもいいですか?
前回の続き
曲だと2番目のところです
本当は出会った時から好きだったのかもしれない。何一つ感情を持たないその横顔が、とても綺麗だった。彼奴は何をしても。
今になっても、あの感情は、分からない。
恋なのか、ただそう思っていただけなのか。
そして、目の前の此奴は憎たらしい奴だった。朝目を覚ますと、隣で寝ていたり、風呂に急に入ってきたり、家に勝手に上がって俺の大事にしてるワインを飲んだり。底の知れない奴だ。
だが俺に見せる、あの笑顔だけは、他の奴に見せるものとは違って見えた。
その笑顔は、とても綺麗で、眩しかった。
ただ、ただ眩しかった、何度見惚れてからかわれたことか、クソ太宰も、ほんとは気づいているんだろうけどな。
思えばいつも突っかかってきてたが、何気に、沢山助けられてた。俺のせいで、何度を傷つけたか…
なぁ太宰、今まで、、弱くて ごめんな
ごめん…
「っ…!はぁ、はぁ、」
今になって
「*好きだよ*」
「*中也*」
「*愛してるよ*」
「*可愛いね*」
「*ちゅうや*」
「*ちゅーやー!*」
「*大好き*」
「*中也!*」
なんて優しい太宰が、思い浮かぶ、どうせ都合のいい関係なのに、
「はぁ、はぁ、苦..し…」
優しい思い出が、俺の首を絞めてくる。
結局この関係は、昇っただけで 沈むのが
“お約束”…? 待って 待って 待って 待って
待って 待って 待って 待って 待って!!
そういうの
怖すぎる!!
「オ”ェッ」 「っ…!」
「中也好きだよ」
「*急に、何言ってんだよ*」
手前と一緒に笑い合う
「っ…はぁ、、オ”ェッ」
御伽の明日を信じよう
「はは、」
寂しい、会いたい、太宰、、
ピッ プルル
「何だい?中也、今忙しいのだけれど」
「いや、、、かけ間違いだ」
「そう、なら切るy…」
「今女と居るだろ」
「そんなわけないでしょ」
「嘘つけ」
「てゆうか、もしそうだとしても中也には関係ないでしょ」
「それはっ、」
「何?私の事好きなの?」
「….んなわけねぇだろ」
白々しいほど、お互いとぼけ合う、この苦しいだけの関係
でもあの一瞬の快楽を
本当の終わりを長引かせるために…
でも、こんな関係はいつまで続く…?
いつまでこれを長引かせる気だ、
いつまでこれが、愛だとか言って
理屈を捏ねるのだろう