テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
119
まっちゃ
688
3話 テストさん…!?
宿題「…まずいですね。」
音葉「へ?」
宿題「彼が来ます」
音葉「彼って?」
宿題「テストさんです」
音葉「は???」
音葉「いやいやまってテストさんって何??」
宿題「そのままですよ。私と同じようにテストの概念です」
音葉「えっこわ…というかたしかにもうすぐでテスト期間だけどさ!!」
宿題「だから来るはずなんですよ」
音葉「えぇ…
てか“はず”ってなに?」
宿題「あの人よく遅刻しやがりますので…」
音葉「口悪くなってる」
宿題「あぁ、いえお気になさらず」
そんな一面もあるんだな…とは思うけど
テストさんって……怖すぎない???
音葉「テストさんのこと知ってんの?」
宿題「まぁ知ってはいますよ」
〜♪〜♪(着信音)
宿題「電話です。出てきますね」
音葉「そんな電話とかって概念にもあるんだ…」
宿題「…ただいま戻りました」
音葉「長かったね。誰と?」
宿題「デリカシーないんですか?
…そのテストさんですよ」
音葉「は…!?ガチで存在すんの!?!?」
宿題「しなきゃ言いませんよ」
音葉「お前の事だから脅すための嘘かと…」
宿題「私のことなんだと思ってるんですか?」
音葉「鬼畜」
宿題「酷いですね。宿題ですよただの」
ピンポーン
宿題「…まさか」
音葉「えっ早くね!?まだ3週間前だろ!?」
宿題「学校によりますが3週間前から予定表をかかされる学校もありますので。勉強させられるのではないですか?」
音葉「は!?テストさんってそーゆー、なん、本番でしかないんじゃ…」
宿題「テスト勉強とかいうじゃないですか。
まぁ私自身あまり分かってはいませんが…」
音葉「自分のいる業界なのに??」
宿題「はい。ルールが意味わからなくて…
えっと、今で言う自転車のルールですよ」
音葉「たとえば?」
宿題「手信号をしなくちゃいけないのに手を離すと危険だったり…」
音葉「あー…おれ大体歩きだからそーゆーの関係ないんだ」
宿題「歩き…?今時の方々は自転車なのでは?」
音葉「おれ走って自転車乗ってるやつと話しながら行ってるから」
宿題「化け物かなんかですか?」
音葉「ひど!!!」
宿題「疲れません?」
音葉「別に?そこまでだけど…」
宿題「理解できない…怖。本当に人間ですか?」
音葉「人間だけど!?!?
逆に勉強の方が意味わかんない…」
宿題「勉強は楽しいでしょう?」
音葉「ちょっと何言ってるかわからない」
宿題「そちらのほうが
というか出ないんですか?」
音葉「本当にテストだったらどうするんだよ…そもそも母さんが出てくれるし。多分」
宿題「…それなら、テストさんは見えないはずなのでなにもわからないままでは?」
音葉「えっお前みたいな感じ?」
宿題「ええ。逆にあんなのが外にいたら…彼は自意識過剰ですのでずっと見られてると勘違いしやがりますよ」
音葉「えぇ…?そんなイケメンなの?」
宿題「さぁ?人間の基準はわかりませんね。前に見えるようにしてから2人で歩いてたら俗に言う逆ナン?されまして。」
音葉「お前顔見づらいんだよ。だから判断できない!」
宿題「ちなみにその人達からは雰囲気だけでイケメンと言われました。よくわかりませんが」
音葉「それおれに言う…?やめてよ…」
宿題「というか、行かないんですか?お母様は出かけているらしいですが…」
音葉「それ先いってよ!!!!」
ガチャ
音葉「…だれもいない?」
3話 終
コメント
1件
ああもう、この話めっちゃ好きです……!「テストさん」って概念の擬人化、しかも遅刻魔で自意識過剰ってw 宿題くんとの電話のやりとりで「あの人よく遅刻しやがりますので」って口調が砕けてるギャップに笑いました。音葉くんのツッコミも冴えてて、最後の「だれもいない?」で終わる余韻がゾクッとして最高でした!次が気になりすぎます。