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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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今日はお盆。


ということで、蒼の墓参りに来ています。



あれから数ヶ月。

俺の人生は大きく変わった。


友達が沢山増えて…

親友も出来て…



…でも、君が居ないことには、変わりはない。


「あら?」


後ろから声が聞こえて、パッと振り返る。


「どなたかしら?」


「あ、蒼さんとお付き合いさせてもらってた、凛と申します!」


多分、蒼のお母さんだ。

1回見せてもらったことがあるから。


「あらまぁ!そうだったの!せっかくありがとうねぇ」


「きみが凛くんか。」


お父さんと思われる方もいる。


「このあと予定あるかしら?」


予定?


「特に、」


「じゃあ、家に寄らない?」


え、家、?




「あっ、ありがとうございます」

氷の入った麦茶が差し出される。


「ここの町の方かしら?」


「いえ、スカイ市と言うところから、」


「まぁ!そんな遠くから!わざわざありがとねぇ」


俺が話す度ニコニコと笑ってくれているお母さん。


…と、その横で小難しそうな顔をしているお父さん


「蒼のことは、どう思ってるんだ、?」


「とても、心が綺麗で、繊細で、時には、ヒーローのような心を持って、人のことを思いやれる子だと思っています。」


そういうと、お父さんは涙を流し出した。


「えっ、?!」


「すまないなぁ、実は、運転してて、信号無視をした車に跳ねられたんだ、俺とお母さんは無傷だったんだが、蒼は、」


隣でお母さんも涙を流している。


「きっと、蒼がそういう選択をしたんだと思いますよ。それだけ、愛情をたくさん与えてたんじゃないですか?」


うぅ、と泣いている蒼の両親。


「あと、これ。蒼がずっと大事にしていたネックレス。」


これは、1年記念の時にあげたやつ、


「いいんですか、?」


「ええ、大事にしなさい。」


俺はネックレスをギュッと握る。



蒼、君は、誰からも愛されていたんだね、



大好きだよ、

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