しろせんせーside__
💙「え、ぁ、は…………………」
言葉が出てこなかった。
口から出てくるのは情けない動揺の声だけで
まちこがマッチングアプリをはじめた。
やっぱりそうじゃないか。
彼女は俺の事なんてなんとも思ってなかったんだ。
誰が好きな人がいるのにマッチングアプリなんて始めるだろうか
少しだけ、少しだけ脈アリかも、だなんて思っていた過去の自分を殴りたい。
💙「ごめん、用事思い出したから抜けるな」
💙「……まちこ、彼氏出来るといいな」
💚「………うん、ありがと」
その返事を聞いて、あぁ、やっぱり。だなんて思う。
__やっぱり、俺の事は目に入ってなかったんやな
通話を抜けて、椅子に座ったまま腕を寝かせて顔を伏せる。
大好きな人が、この人の恋は諦めないと決めた相手が、
俺以外の誰かとの恋をはじめようとしていた。
そんな事実が、俺に強く伸し掛る。
もう、諦めよう。
そう思ったとき、俺のスマホが震えた。
💙「……………………なんや」
💛「なんていうか…その……ごめん」
💙「別にニキのせいじゃないやろ」
💛「そう……だけどさ、」
💙「………………ニキ、」
💛「……………………」
💙「やっぱ俺じゃ、ダメ、なんかなぁ…」
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💙「やっぱ俺じゃ、ダメ、なんかなぁ…」
そう、ボビーが俺に言った。
💛「そんなこっ……」
__そんなことない
そう言おうとしたけど、言えなかった。
まちこりはマッチングアプリを始めていて、誰かを好きならそんな事するはずないのは誰でもわかることで
そんな中無責任な発言なんて出来るはずがなかった。
でも、それでもボビーには諦めないでいて欲しかった。
💙「でも…………………………」
💙「っ、……………………………」
💛「……いいじゃん、諦めなくて」
💙「…………え、」
💛「まちこりが彼氏作ろうとしてるなら、マッチングアプリ始めようとしてるなら」
💛「思いっきりアプローチして振り向かせればよくね?」
💙「…………ニキってさ、」
💙「案外良い奴よな」
💛「一言余計だよw」
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𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
コメント
6件
こういう感じのストーリーまじで好きです、、、ゆずはさんには毎回感謝しか無い、、、
最 近 こ の 物 語 読 む と き 私 の 中 で ( 辛 す ぎ て 見 て ら れ な い ... け ど 続 き 読 み た い ) と ゆ う 葛 藤 が 繰 り 広 げ ら れ て い ま す 笑 🤣 頑 張 っ て 下 さ い 💪
ニキ君イケメンだろ✨