らと

「ん…ここ…どこ？」

？

「らと！逃げるよ！」

らと

「！？う､うん！」

らと

「(あれ…これって…)」

らと

「(”あの時”の…ｯ)」

らと

「(じゃあ…この人は…)」

らと

「(昔の兄さん！？)」

ひとらんらん

「らと！大丈夫…？」

らと

「うん…(あれ…口が勝手に…)」

らと

「大丈夫だよ…」

ひとらんらん

「とにかく…安全なところへ…」

？

「……と…」

らと

「？(誰…？)」

？

「ら……」

？

「ら…と…！」

？

「らと！」

らと

「ハッ！」

ガバッ！

？

「ら､らと…？」

らと

「ﾊｧ…ﾊｧ…ｹﾞﾎｯ！…」

らと

「ｶﾋｭ…ｹﾞﾎｯ！」

？

「らと！？」

らと

「に､兄さん…？ｹﾞﾎｯ！」

ひとらんらん

「俺だよ！どうしたの…！？」

らと

「ｹﾎｯ！ｺﾞﾎｯ！」

らと

「ﾊｧ…ﾊｧ…」

らと

「ｶﾋｭｯ…！ゲホッ！」

ひとらんらん

「らと！？」

ひとらんらん

「ゆっくり…息吸って…」

らと

「ｹﾞﾎｯ！ｽｩ…ｹﾞﾎｯ…」

ひとらんらん

「少しずつでいい…吸って…はいて…」

らと

「ｽｩ…ﾊｧ…」

らと

「ｽｩ…ﾊｧ…」

らと

「兄さん…ありがとう…」

ひとらんらん

「一体どうしたの…！？」

らと

「…ｶﾀｶﾀｶﾀ」

急にらとが､震えだした

ひとらんらん

「…言いたくないなら言っていいんだよ？」

らと

「(ここは…安全…大丈夫…)」

らと

「ﾌﾗｯ…」

ひとらんらん

「え！？ちょ…らと！？」

らと

「だ､大丈夫…」

らと

「実は…」

らと

「あの時の…夢を見てしまって…」

ひとらんらん

「あの時って…！」

ひとらんらん

「まさかｯ！」

らと

「そうだよ…」

らと

「ひとまず…皆のところへ…」

バタッ！

ひとらんらん

「…え…？」

ひとらんらん

「らと！」

ひとらんらん

「らと！」