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やっとみつけた

1 - 第1話

♥

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2021年12月27日

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青side



黄「もう、青ちゃんなんか知りません」


青「あぁ、僕だって知らないよ」


バタンっ


早朝から彼と喧嘩した


せっかくのクリスマスだっていうのに


今年のクリスマスは最悪のクリスマスだ


携帯と財布を両ポケットに入れて手を突っ込む


どこも行くとこもないしブラブラするか、


最近は喧嘩がよく続く


付き合う前から結構喧嘩していて


喧嘩するほど仲がいいとは聞くがけっこうガチめの喧嘩


どうも彼とは相性が合わない


でもそんな彼に惹かれたのは僕のほうだ


なんでこうなんのかな….


1時間も外にいて流石に風邪ひくだろうし


今日はもう帰ることにした



青「ただいま、」


あれ、?返事がない


さっき喧嘩したばっかだからなのか


部屋の中はシーンとしている


青「黄?」


部屋中を探し回るが彼の姿は見つからない


青「どこ行ったんだよ、」


ピコンっ


突然ポケットに入っていたスマホから音が出る


青「黄ッ….?」


そう黄からのLINEだった


黄<今からミッションを始めます>


青「はッ……?」


何を言ってるんだこいつは


でもどこからか冷や汗が出る


黄<僕は今、とある場所にいます>


黄<僕がいる場所を見つけることが出来たのならミッションは成功です。>


黄<もし、時間内に見つけることが出来なかった場合はミッション失敗で別れましょう。>


黄<制限時間は12/2418時00〜12/2524時00までです。>


黄<1時間ごとに1つヒントを送ります>


黄<さあ、僕を見つけることが出来るでしょうか>


黄<じゃあ頑張ってくださいね。>


黄<青せんせ、>


ピッ


時計が18時00になる


黄を見つけるだけだよな


今から6時間もある


ふっ、僕をなめんなよ





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






青「はぁはぁはぁ…..」



思ったより難しかった


1時間ごとに1つヒントをくれるが


手がかりが少なすぎる


<僕が弱音を吐いたとこ>


<一緒に号泣したとこ>


など全然分からない


青「まじでどこだよ、ッ」


このまま行くと本当に時間が無いかもしれない


5時間探し僕はもうクタクタだ


寒さに耐えきれずこのまま凍りそう


でも僕はずっと走ってるから体は


ポカポカしている


彼はずっと、立ちっぱなだろう


彼の方がもっと寒いはずだ




彼が……もっと苦しいはずだ


彼は昔からずっと溜め込むタイプだ


僕はそれに気づいてあげれなかった


僕よりよっぽど彼の方が苦しいだろう


なんでずっと一緒にいるのに気づいてあげれなかったのだ


何のための彼氏なんだよ僕は、


溢れだしそうな涙を乱暴に拭い


彼からのLINEを開く



黄<ラストのヒントです>


黄<僕とはじめて愛を誓った場所です。>



青<ッ…..!!!!!>


分かった、分かった



あの場所だ!


僕が彼に愛を固く結んだ場所ッ!!!!


タクシーに乗りその場まで行く



あと、30分


焦りが止まらなくて貧乏ゆすりをする



タクシーが止まり支払う


青「お釣りはいりません!」


走る…..走る


周りのカップルがキャッキャっ騒ぐ中


僕は寒さに耐えながら一生懸命走る



青「ハァハァハァ….着いッ….たッ…..」



青「黄ッ……、?」


おかしい




彼の姿が見つからない



もしかして場所を間違えた、?


嘘だ….嘘だ!!!!



間違えるはずがないッ…!!!


時間が足りなかった、?


携帯を取りだし時計を確認する




12/2524時03分



青「ぁ……あぁ、、ッ」



足りなかった、



青「うッ…ぁ”ッ…..あ…ポロッポロッポロッ」


青「ごめッポロッポロッ」












黄「もう、何してるんですか、笑」


青「黄ッ…!?ポロッポロッ」


黄「青ちゃんなら来てくれると信じてた、ポロッ」


黄「ギュゥ」


青「よかった、ポロッポロッ(ギュゥ」


黄「ありがとうございますポロッポロッ」


青「お前はどんだけ心配させれば気が済むんだよ、ポロッ」


黄「へへッ….ポロッポロッ」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





青「てか、なんでこんな事したの」


黄「確かめたかったんです」


青「ッ、」


黄「ちゃんと青ちゃんに愛されてるか」


黄「愛されてたら走って来てくれるでしょ?」


青「ギュゥ」


青「ごめん、」


黄「んーん、いいんですよッ」


青「ねぇ、るぅとくん」


黄「はい?」


青「もし良ければ、、、」


青「僕と結婚してくれませんか?」


黄「ッ…!はいッポロッ」


青「スッ…」


彼に青のダイヤが光る指輪をはめた


彼にピッタリだ


青「一生の愛を誓うよ」







僕はこうして


2度目の愛を誓った






end

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