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約10000文字あるのも投げます、今回は5000文字です
🔫と🌶が心中する話
( CP要素ないですけど多少CP要素匂わす部分があるかもです、 )
( 🔫が可哀想、 )
( 一応CPタグ+検索避けタグ付けてます )
( CPあるとしたらリバ )
ーーーーーーーーkn side
深夜1時、かち、かち、と時計の音がした、ベットで愛されたいと毎日泣いていた、必要と言われたかった、嘘の言葉じゃなくて、ただ僕をほんとに必要としてくれる人、僕がおかしいのかもしれない、ただの我儘なのだろうか、ズッ、と鼻水を啜ると涙は止まった、泣き終わったのか僕に眠気が襲ってきた、眠たい、僕はそっと目を閉じる、するとすぐに意識を手放した、
目を開けるといつも通り晴天、目がチカチカとする、眩しい、今日の予定はなんだろうかと思う、今日の予定、明那とのコラボと収録、そっか…正直何もかも置いていってしまいたい、そう思うもただ明那の叶さん、って声が脳内から離れない、苦しくて堪らない、どうすればいいのか分からない、めんどくさい、いや、違う、こんな僕を見て欲しくない、これが正しいのだろうか、正解は僕でも分からなかった、収録か……なんかのボイスまた発売するんだっけ、それともなんか別のかな、今何時だろう、なんて思い時計の方に目をやると11時を回っていた、収録は12時からだ、そろそろ準備しないと間に合わない、あぁ、行きたくないななんて思いながら準備をする、髪を結んで、服を着替えて、ロトを持って、鞄を持つ、そうするとまた30分経つ、朝ご飯……食べる気分じゃないからいいかな別に、収録終わりに食べればいいし、はぁ、めんどくさい……なんて思いながら家を出る、家を出ると太陽の光が目に痛い、チカチカとするが早くいかなければいけない、というかタクシー捕まえれば別にいいかな…なんて思えば手を挙げてタクシーを捕まえようとする、そしてタクシーが僕の目の前に止まりドアを開ける、
「ありがとうございます、」
と述べると運転手さんは僕の顔を見て1度顔を下げる、挨拶だろう、運転手さんは笑顔だった、営業スマイルとかなのだろうか、いやでもほんとの笑顔だったらこれ失礼だな……
「どこまで?」
と聞かれる、えにからって言ったらあれだから……近くのコンビニとか、あそこら辺でいいかな、
「_____で、」
「わかりました、」
と車が発車する音がした、窓を見ると人が通っていくけどすぐまたビルとかが映る、そりゃ車だし当たり前にこうなるんだけど、なんて思いながらも収録は何かと考える、お互い寡黙な為気まずい雰囲気が流れる、ぼやー、と何も考えないでいると声をかけられる、
「着きましたよ〜、」
「っあ、はい……」
とお金を置き、ドアが開かれたのでそこから出る、早く行かないと……時間は11時50分を行っていた、収録の部屋を開ける、時間は55分、ギリギリ間に合ったが多分怒られるだろう……いや、まずなぜそうなるか説明しよう、新しい僕のスタッフが酷く厳しい、10分前には〜とか、時間に余裕は〜とか言ってくる、正直鬱陶しい、少しぐらい許して、なんて言いたいがそんなことは中々言えない、言えたらいいのだがやっぱり言えないのだ、
「叶さんまた_______」
……うるさいなぁ、またかぁ、マジでどういうつもりなんだ、僕を精神的に殺したいのか、病ませたいのか、どういうつもりかは分からない、はぁ、とため息をつくと、
「反省してますか??____」
また怒られる、どうしようかなぁ、なんて思っているとスタッフさんの肩に手が乗せられる、あ、
「スタッフさん、そこまででいいんじゃないかな?間に合ってるんですし、叶くんもそんな怒られていい気はしないと思いますよ、ね?叶くん、」
彼女の赤い髪がヒラヒラと揺れる、同期、赤羽さんだ、こういう時は頼りにしている、高校生なのに大人が頼るのもどうかと思われるかもしれないが彼女が頼ってもいいんだよ?同期だし、と、言っていたからちょっとだけ頼るようにしていた、するとスタッフさんは何も言えないまま悔しそうな表情をしていた、赤羽さんが口を開く
「今日も収録頑張っていこうね!」
と、その言葉がとても嬉しかった、認めてくれる瞬間がとても嬉しい、たけど何かが足りない、愛だろうか、いや、違う、必要と言って欲しかった、認めて、必要と言って欲しい、いやでも、
「……はい、」
と返事をする、赤羽さんは今日撮る収録と一緒だった、久しぶりにお話できるだろうか、なんて思うが仕事なのでそういうわけにもいかないだろう、ただ、今はこの収録に集中しようと思った。
僕はいつも通り収録を終える、ただやはり時間が押したせいでもうコラボ時間の時間前ギリギリだった、色々あった、噛んだり、上手く言えなかったり、意識が遠くなったり、フラフラとしたり……風邪っぽい、と言われればそうかもしれない、いやでも、喉は枯れてないから大丈夫だろう、なんて思いながら家に帰ろうとする、
家に着くと意識が遠くなって行って、あやばいこれ、なんて思う頃にはばたん、という音と共に倒れていた、僕はそのまま壊れたゲーム機のように意識を手放した、
ーーーーaK sideーーーー
久しぶりに憧れの先輩、叶さんとのコラボ、ちょっとだけ張り切ってしまったのかもしれないが、まぁまぁ、いいか、なんて思いながらインターホンを押す、だけど反応はない、あれ?寝てるのかな、なんて思いもう一度押す、そしてドアが開いている、……勝手に入っていいかな、なんて思ったので入ることにした、靴を脱ぎ揃えてから家に上がる、部屋に入ってみるとそこには床で倒れている叶さんがいた、え!?と思い急いで駆け寄る、呼吸を確認してみるとちゃんとしていたので安心した、……それにしてもなんでこんなことになってるんだろうか、心配になったのでおでこに手を当てる、はぁ、はぁ、と肩で息をしている、
「あっ……つ、!?」
体温計を持ってくるのを忘れていたので慌ててリビングに行き、体温計を探し出す、えっと確かここら辺に……ってあれ? どこにあるのか分からなくなってしまった、叶さんの家分からないんだけど……!?なんて思い棚を漁ると体温計が出てきた、棚を閉じて体温計を持って彼の元へ行く、熱を測ると38度……熱あるじゃん……今日コラボは流石にできないかなぁ……なんて思い、とりあえずベットに運ぼう……ってどうやって運ぼう……?おんぶ?いや無理でしょ……?どうしようか、と考えながら彼を見ていると1つ方法が、叶さんをお姫様抱っこしようとする、すると意外に行けてしまった、
「かっっっる!?!?えっ!?」
思わず声が出てしまうほど軽かった、多分体重は55無いんじゃないだろうか、軽いなぁ、なんて思いながら寝室へと運び込む、そろそろ配信の時間になる、やっば、Twitterを開き
「ごめんみんなちょっと配信難しいかも!!!!!!!!!」とツイートする、するとリスナーからは 〈了解!ゆっくり休んでね!!〉 〈大丈夫ですよ〜!!お大事にしてくださいね????〉と反応される、批判のツイートは無いみたい、よかったぁ……なんて安心する、だがまだ安心できない、叶さんの息は荒くなっていくばかり、
「……叶さん、」
と彼の手を握る、すると彼はパチ、と少しだけ目を開ける、するとにへ、と笑う、俺はどこか感動してしまった、なんでだろう、生きているのにだろうか、俺でも分からなかった、
「あきな……ふふ、」
なんて言ってくる、可愛い、って思ってしまって、いやでもまぁ叶さんは可愛いよな、うんうん、と納得しながら頭を撫でる するとまた目を瞑りすぅ……と寝始める、なんか子供みたいだ、なんて思ってしまう、でもこのままだとダメだよな……看病って何をすればいいんだろうか、冷えピタとか貼った方がいいよね……?とキッチンへと向かう、冷蔵庫の中を漁るとエナジードリンクが結構あった、全体って言う程じゃないけど、まぁ後で質問しよう、と冷えピタを手に取る、
準備を終えて彼のところに戻る、彼を見るとさっきよりは良くなっているように見えるがそれでもまだ苦しそうだ、冷えピタを貼る、彼の顔を見るとちょっと泣いているようだ、……まさか、なんて思いリビングの方に行くと睡眠薬、精神安定剤、その他の薬諸々、それが置いてあった、 もしかして……自殺しようとしてたんじゃ……?なんて考えが浮かぶ、だけどその可能性は低いだろう、だってもし本当に死のうとしているならこんなものを置いておくはずがない、ただ、彼がどんな気持ちでこれを飲んでいたのかは分からないが、何かしらの理由がある、はず……叶さん、何か不安なことがあるのかな、そう考えるがやはり分からない、だけど今は彼のそばにいるべきだろう、そう思い寝室に戻ると叶さんは起きていた、 目が合うと彼は微笑む、そして手を握られる、
「あきなぁ、あきななら僕のこと認めてさ、必要って言ってくれる?」
なんて聞いてくる、あぁそうか、この人はきっと、 必要と言って欲しかったんだろう、必要とされたかったんだろう、だから頑張ろうとしたんだ、でも認められなくて、必要とされなくなって、それで、この人にとってこの世界は辛い場所になってしまったんだ、 本当は沢山認めてくれる人はいるのに、彼にとってはそれが嘘だと思えてきてしまうのだろう、所謂疑心暗鬼、
「……叶さん、叶さんは俺にとって必要な人だし、ちゃんと認めてるよ、叶さんが死ぬっていうなら、俺は止めない、一緒に死のうよ、って言うかもしれない、ってぐらい必要、」
なんて冗談交じりで言うと叶さんは目を見開く、いや、冗談では無い、正確に言えば本気でそれぐらいの覚悟はある、
「じゃあさ、一緒に死なない?って言ったら一緒に死んでくれる?」
「叶さんと一緒なら!!」
と即答する、彼はくす、と笑う、叶さんと一緒なら俺はきっと、死ぬぐらい余裕だと思っている、
「……一緒に飛ばない?」
「遺書とかは???」
「いらなくない???」
と聞くと確かに、と思う、叶さんと一緒なんだから、別にいいか、なんて思う、 叶さんは窓を開けて、飛び降りようとする、それを俺が止める、 叶さんはなんで?という顔をしている、 俺は叶さんの手を取りベランダへと連れていく、すると彼は察したのか何も言わずに付いて来てくれた、そして2人で外に出る、風が強い、それに雨が降っている、そんな中俺達は一歩踏み出す、柵を登り、落ちる瞬間に彼と目が合った、すると叶さんはふっ、と笑いこう言ったのだ
「僕今生きてる中で1番幸せかも、」
そんな言葉を聞いた直後、ドンッ!!!!と鈍い音が聞こえる、その音と共に意識が途切れる、最後に見たのは血だらけになった叶さんの体だった、
すごい綺麗だなぁ、
_________ 〆
番外編、
ーーーーー hr side
しばらく明那と叶さんのTwitterが動いてないのが話題になる、運営側は知っているようだが分からないそう、廊下を歩いていると葛葉に会う、
「あ、葛葉……??その、叶さんと明那の行方知らない?」
「知らねぇけど、2人は幸せなんじゃないかな、って思うけどな俺、ぶっちゃけ叶が亡くなったって知った時は泣き崩れたけど、三枝師匠叶の事大好きだし、」
と悲しそうな顔をしながら言う、やっぱり悲しいよね……なんて思いながら会話を続ける その後、葛葉はどこかに行ってしまった、多分叶さんのお墓参りとか行ったんだろう……甲斐田に何もできることない、ただ2人の行方が知りたい、いやでもなぁ、
まぁ、2人が幸せならいいかな、
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どうも作者です……はい、ty視点も書きたかったけどまぁいいかなぁ、って挫折しました、主にこのふたりのストーリー(よくノベル、稀にチャットノベル)リバの腐ギリギリをよく上げます、ろふまお、ChroNoiR、ふわぐさ、メシャも気分によってはあげます、それでは_〆