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卯月めあ
32
いちご飴
111
なよ
2
stpr 水赤 様
誤字脱字注意
日本語おかしい
朝。
こえはベットに座ったまま、自分の喉を押さえた。
「……あ」
声を出した瞬間、自分でも分かる。
かすれている。
いつもの高い声がうまく出ない。
「やばい……」
今日はグループ配信の日だ。
こんな声で配信なんて。
頭を抱えた瞬間、後ろから声がした。
「起きたんか」
「ひゃっ!?」
振り返ると、れるが立っていた。
寝癖の残る髪。
ラフな部屋着。
普段の配信で見る姿よりずっと無防備で、近い。
その事実に、こえは急に昨夜のことを思い出してしまった。
「な、なんでそんな普通なの!?」
「何がやねん」
「いや、だって……!」
顔が熱くなる。
れるは一瞬だけ視線を逸らし、小さく咳払いした。
「お前も十分意識しとるやん」
「してない!」
「顔真っ赤やぞ」
「うるさい!」
こえはクッションを投げた。
れるは簡単に受け止める。
そして少し笑った。
「元気やな」
「元気じゃないよ……」
こえは喉を押さえた。
「あー……」
「終わっとるな」
「終わってるよぉ……」
かすれた声しか出ない。
今日の配信を思い出し、こえはソファに突っ伏した。
「絶対リスナーに心配される……」
「されるやろな」
「どうしよ」
「どうもしない」
れるは隣に腰を下ろした。
肩が触れそうな距離。
こえの心臓が跳ねる。
「れるがフォローする」
「でも……」
「なんとかなる」
れるはそう言って、こえの頭をぽんと撫でた。
その動作が自然すぎて。
逆に意識してしまう。
「れ、れる」
「なんや」
「近い」
「ベット狭いねん」
「絶対嘘」
「うるさい」
そう言いながらも離れない。
むしろ肩が少し触れる。
こえは逃げたいのに、逃げたくない。
そんな自分に困っていた。
れるは横目でこえを見た。
「そんな顔すんなや」
「どんな顔」
「知らん」
少しだけ照れたように言う。
それを見て、今度はこえの方が固まった。
普段かっこよくて余裕そうなれるが、珍しく視線を逸らしている。
「……れるも照れるんだ」
「黙れ」
「照れてる」
「黙れ言うとるやろ」
耳だけ赤い。
それを見つけたこえは思わず笑った。
すると次の瞬間。
れるが軽く額を小突く。
「いてっ」
「笑うな」
「だって」
「配信前から調子狂うねん」
ぶっきらぼうに言うれるだったが、その声はどこか優しかった。
こえはそんな横顔を見ながら思う。
今日の配信、大丈夫かな。
でも。
れるが隣にいるなら、なんとかなるかもしれない。
そう思えた。
コメント
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おお、第1話読んだよ〜!スタートからもうドキドキが止まらなかった……✨ 朝のベッドの距離感、無防備な部屋着、それに“声がかすれてる”って設定、もう最高に二人の関係性が滲んでて胸がギュッてなった。 特に「配信前から調子狂うねん」って照れ隠しのれるの口調、めっちゃリアルで好き。 「逃げたいのに逃げたくない」って気持ち、すごくわかるよ……。 まだ1話なのに、二人の空気感がすでに丁寧で、これからどう転がるのかすごく気になる!