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─教室─



「はぁ」



花子さんったら監視までつけて……





『    っ』



「わっ、花子さん……」



「今授業中だよ」





『会いたくなったから来たんだ』





『別にいいだろ?』



「む……」





「はぁ。」




「いいよ」



『やったぁ』





[     ちゃんまた誰かと話してる…]





『あ、そういえば俺が見えるの       だけだから』





「え、そうなのか……」



なら、誰に何言っても信じてくれないかも




はいここ       お前ここ読め




「げっ、」



『当たっちゃった~』



「あれ、」

教科書が……ない









あれ~?、



なんで?



さっき待っであったのに〜!!






こんな時に限って…花子さん帰っちゃった、。






キーンコーンカーンコーン







「はぁ……」



「どこを探してもない〜!!」




〈    ちゃんどうしたの?〉



「さっきまであった教科書が無くなっちゃったの…」



〈それ、妖精さんの仕業じゃない!〉


「え?妖精さん?」



〈詳しくは私も知らないんだけど…あっ、葵に聞いてみなよ!〉



〈きっと何かわかるわ!〉



「そうだね!」



「ありがとう!」














「葵!」



[どうしたの?    ちゃん]




「その、妖精さんって言う噂知ってる…?」



[妖精さん?知ってるよ]



妖精さん






消してその姿を見ては行けません



もし見てしまったら……








「うげ、怖……」





[って言う噂なんだけどね]


[無くし物見つかるといいね!]



「うん!ありがとう!頑張ってみるよ!」




バっ



[きゃっ]




「……んぇ……?」



[ご、ごめんね、    ちゃん]



[急に何かが、当たってきて…それでね]


[わざとじゃないの…]



あたふた




「大丈…」




パキっ




「ぎゃぁぁぁあ」









ダダダダダダダ





[   、   、ちゃん……?]





__




人目のないところまで来てたら



こんな所まで……




ぐいっ



人魂……



「そうだね…戻ろ」




「でもこの姿では戻れないな…… 」







なにか拭くもの……




「……!」




「あった!」



新品の綺麗なタオル!



落とした人には悪いけど


今はごめんさいっ



「あれ……」



お弁当だ、




あの置物…ハニワも…



「アッ!」


「私の教科書!」



「良かったぁ~……」


こんなに落し物……





あれ…








「何……あれ……」



ぎろっ




「へっ……」



何この怪物っ!!、



「いや……」


「やめて……」



蹴散らせ!白杖代!




「…!」




『    はさ』



『すぐ怪異に引っかかるんだから』



『人間なんて簡単に死んじゃうからさ』



『ね?』






「花子さん……」







何これ





『現在の名は妖精さん』


『彼らは古くから人の近くにいて、盗みやイタズラをする怪異さ』



「さっきとはずいぶん形が違うのね…」


ぷにぷにだわ


『なにかに攻撃する時は大勢で集まって変身って言えばいいのかな』



『それで攻撃をするんだ』



『本来人を襲うような攻撃的な怪異では無いんだけどね』


我らも殺しはしたくなかった


でも話が変わってしまったのだ


飴やる



「話…?」


『噂の事だよ』



『大抵の怪異は噂には逆らえれないんだ』







『噂を逆らうとここから消えちゃうからね』


「消えちゃう……」





飴いるか〜?



カワイ





『ねぇ       』




「?」


『彼らの噂を変えてくれないかな』



『ここに危ない怪異は置いておけない』


『排除するしかない』





『でも』



『人間の       なら噂を変えてこいつらを救える』



『頼んでおいてなんだけど      を殺そうとしたんだ、無理にはいい』



「……」


「…変える!」


「私、この子達の噂変えるよ!」



「それにさっきは怖かったけど」


「花子さんが助けてくれたから!」


「ありがとう花子さん!」



ニッ






コッコッ



「あ、もしかしてなんだけどこれ、花子さんが言ってた…」


『そう、もっとあとで、頼んで起きたかったんだけど』


「ってことは私もうトイレ掃除しなくていいってこと?!」


『ん〜それは駄目~』


「え~……」




トイレ掃除好きの女の子なんてめったに居ないわよ…




ガチャ



『俺、放課後いつも楽しみにしてるんだけどな』


『放課後に誰かと何かしたりどうでもいい話したり、』



『何だろう』


『してみたい』



「花子さん……」







だっ



「花子くん!」


『?』


「こう呼ぶね!友達っぽいでしょ!」



『……!!』


『くっ…ふははっ』



「ふふっ」


『あ、噂はもう決めた?』




「うん!実はもう決めてあるんだ!」



『へぇ』





__



不可解な無くし物が続いたり大切にしていたものが急に消えたりするのは妖精さんの仕業かもしれません





え〜?また無くし物?


最近多くない?




妖精さんだったらあんた殺されちゃったりして


え〜怖い



「はい」


「これあげる!」


飴…?


「飴を持ち歩いてると妖精さんに攻撃されないんだって」


へ〜



初耳~












「あっ、私もう行かなきゃ」


部活?最近忙しそうだね



「ん〜、」


「友達のところっ」







トイレに…?





ダッダッダ








__





〔おいちび共〕


〔花子ってやつ知らねぇか?〕



し、知らーん!!





〔あっ、おい〕


〔っ、自力で見つけてやるよ!待ってよろ花子!!〕


何あの子



関わらない方がいいわ





_屋上_


「はぁ…空から未来の結婚相手が降ってこないかしら、」



『     …』



「別に本気じゃないもん」



「つい特別な出会いを想像しちゃうじゃない」


『例えば〜?』



「ん〜」



悪霊に囚われた可哀想な少女の前に突然美青年が…!

彼は見事悪霊をうちはらい少女と結ばれるの!



『マジ?』


『俺打ち払われてるじゃん』


よっ


『危険思想禁止~』



「ぁっ」



『だいたいそんな妄想しなくても』




『     には俺がいるじゃん?』


「んむ」




〔そこまでだ!やっと見つけたぜ!花子!〕



〔カモメ学園中3年〕



空から男の子…!!


〔源光だ!〕


_


〔源光〕


_





「知り合い?」


『ん〜少なくとも少年は源家だね』


『今よりはるか昔』







『それを打ち払ったのがその源家ってところさ』


ほほう?




〔随分詳しいじゃねぇか〕



〔怪異を払うのが源家に生まれた男の役目〕



〔だから俺はお前を払う!!〕




〔覚悟しやがれ、花子!〕

ドンッ



「っ花子くん!」




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花子くんに会ってみたいなぁ〜!

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