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目の前が白く輝く
体がじわじわと心地よさと云うものに染みていく。
手先や足先は凍えるほど冷たく
呼吸を行うことはできずただ目の前の光に導かれる
体がふわっと浮上し出し
どんどん目の前が見えてくる
目に映ったのは横たわっている自分だった。
だがそれはいつもとちがう
目は霞んでいて唇に血色はなく肌は色白かった
触れることもできず、戻ることも許されなかった。
というよりかは、状況を把握できなかった
疲れたのだろうか
頭が回転しなかった
ただ今はこの心地よさに浸っていたい。
苦しみから逃げたいのだ。
家族なのに愚痴が絶えない母や姉。
父でさえ私に興味はなさそうで私は生きて良いのか、ここに居ていいのか。
そもそも、ここに居続けられるのか?
耐えられるのかという事が頭によぎりまくっている
学業や人間関係を考えるだけで血反吐が出そうだ。
私は勉強がろくにできず。
運動も全然ダメで
唯一の才能といえば歌や絵、いままさに書いている文くらいだ。
だが私の書く文章は痛々しく、とても厨二病っぽく、夢見がちなものばかり。
結局はダメなんだと
随分実感する。
それに、私はめんどくさい事が苦手だ。
だがめんどくさいことを好いて
みんなから必要とされないが
みんなから必要とされる
矛盾だらけなのである。
ただしく云えば
必要最低限のめんどくささは求め
みんなは私のことを解散道具としか思っていないと感じている。
そうじゃないと云われても納得はできない。
だって実際、裏切られっぱなしで、
友達も恋愛も
たくさん傷ついてきた
自分が嫌になるくらい
生きることに対して嫌悪感を抱くくらい
特別な嫌なことがなくとも生きることそのものが嫌で仕方ない。
自分も家族も友達も想い人も、全て大嫌いで。
もしかしたら、自分が普通の人間だと思わせるための道具に過ぎないのかもしれない。
それを知っているのは本当の私のみ。
だがそれを私が知ることをできない
もう本当の自分なんて置いてきてしまったし
そもそも、本当の自分さえわからない
私に本当の自分というものが存在していたのかさえも。
話が長引いてしまって御免なさい。
それでは、お疲れ様でした
さようなら。