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これは俺が17歳のときに起きた物語
幼なじみでイケメンなはやとに惚れていた
だけどはやとはいわゆる一軍の女の子と付き合っていた
ゲイだし俺は選ばれるわけないと思ってそっとこの恋心を心にしまった
この片想いが辛くて縁を切ろうかと何度考えたことだろう。
ある日近所のカフェではやとと話をした
「なぁじんと?」
『なに?はやと』
「最近ね彼女と上手くいってないんだ、」
とはやとにしては珍しく愚痴をこぼしていた
「喧嘩ばっかりで、謝る機会がないし謝れないんだ、」
『お似合いなんじゃないの??』
おれは珍しいはやと見て少し呆気にとられていた
「なあじんと」
『なに?』
「お前そんなブレスレットつけてたっけ?」
『あーこれ?安ものだけど最近買ったんだよ』
「安ものなの?」
『まあねー』
そんなことない俺の貯金の半分をはたいてかった宝物だ
「安ものならもらうね!」
『え?ちょ、』
「これ彼女にあげて仲直りしてくるわ‼️」
「じゃ!」
そう言って俺のブレスレットをとって走ってどこかに行った
『中古で彼女怒んないのかよ、』
そんなことも言ってたっけ、、
それから二ヶ月後
はやとの訃報をきいた
俺はまだ現実を受け止めれてないけど
葬式に行った
一通り葬式が終わってはやとのお母さんからこう告げられた
「昔よくはやとのへやであそんでくれてたわよね?よかったらあがってちょうだい??」
『はい。』
そう言われるがままに行くと
宝物BOX って書かれた箱があった
悪いなと思いながらも
気になってその箱を開けてみると
昔はやとと俺で撮ったツーショットと
俺のブレスレットがはいっていた
その片隅には紙切れがあった
そこには
「俺の大好きな友達の仁人」
とだけ書かれていた。