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保科が捕まった。と言っても、うちにだが。なんでボクはこんなにもイラついているんだろう。もともと殺すはずだったやつが捕まったことの何に腹を立てている?分からない。この気持ちは一体、、、。ゲンは待機を言い渡されているため動くことができない。クソ、保科に会いに行きたい。おそらく今は地下の拷問室だ。助けに行くか、、、?そんな考えが頭をよぎる。助ければは裏社会で生きていけない。ゲン の居場所が失う。でも、今助けないと保科がおそらく死ぬ。人質とか言っておきながら情報を吐かなかったら殺すのが普通だ。ボクはどうしたい??
ボクは、、、ボクは、、、
「長谷川」
喫煙室にて、片付け作業を行う長谷川は煙草を吸っていた。長谷川は幼少期に送られてきたゲンを育ててくれたからゲンの1番の理解者であった。
「どうしたゲン」
「、、、今回のターゲット、今どこにいるんだ?」
「確か、地下室だ。元お前のターゲットだろう?殺しにでも行くのか?」
「、、、長谷川、可愛いとか守りたいとか、、、触れたい、、いう感情はなんだ?」
「、、、それは、、、恋、、、だ」
「そうか、、、」
「、、、」
「長谷川」
ゲンはまっすぐ長谷川を見つめる。
「ボクとお前が裏社会で会うのは今日で最後だ。」
「そうか、、、」
「もしかしたら命の危険性があるかも知れない。着いてきてくれないかも知れない。けど、、、今助けないときっとボクは後悔すると思う」
「、、、成長したな、お前も」
「覚悟はできてる」
「この会話はなかったことにしてやる。早く行けゲン」
「あぁ、今までありがとう長谷川」
そう言って、鳴海は地下室へ向かった。