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〜声を使わない女の子〜
〜第一話ー昔の私ー〜
私はあおい。高校生の女の子だ。今はナレーターみたいな感じのため、声を使うことができるが、普段は声を使うことができない。でもこれは「今」の話であって、昔は声を使うことができた。あのことが怒るまでは。
「ねぇあおいってすごく優しい子だよね」
「そう?自分ではそんな風に思わないけど」
「自分では思ってないだけであって、あおいは優しいよ」
こう言われた時はすごく嬉しかった。だけどその言葉を言った人が私の心を傷つけた。
「じゃああおい、仮のリーダーになってくれ」
「わかりました」
そう言われた私は仮のリーダーになった。
「あおいってさ、いい子を演じているだけで、本当はいい子じゃないよね〜」
「では、〇〇について話し合いをしていきます」
「いや、なんでお前がリーダーなんだよ。お前の声ってキモイから普通に無理」
ある人がそう言った瞬間、私の心に傷がついた。そこから私は“声を殺した”