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赤主人公
紫さんでます🙆
自傷表現あり
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-赤視点-
紫「赤くん1人になりたい?」
そう紫ーくんに聞かれた。
今日はいろいろありすぎたから
1人になりたい反面、
1人になったとき自分がおかしくなりそうで
少し怖い。
ほんとにいろいろありすぎたから、
やはり気持ちの整理がしたい。
赤「うんっなりたい…」
俺は紫ーくんの優しさを
受け取り、1人になることにした。
なにかあってもきっと助けてくれるだろう。
紫「じゃあ俺ら一回外出るね。」
橙「なんかあったら呼んでな。」
黄「僕たちすぐに駆けつけます。」
紫「この部屋の物ならなんでも使っていいからね。」
赤「わかった。ありがとっ!」
桃「ほしいもんあったら連絡しろよ。」
桃「すぐ買ってくるから。」
青「無理はだめだからね!わんわん!」
赤「わかってるって..笑ありがとね。」
桃「ん、それじゃ。」
ガチャ
みんな出ていった。
今日はほんとに内容が濃すぎる1日だった。
まだ体調は良くない。
頭の痛さは無くなったが少し気持ち悪い。
さっき黄ちゃんが置いていってくれたから
いつ吐き気が襲ってきても大丈夫だ。
みんなはこんなに俺に優しくしてくれたのに、
俺はその優しさを返すことができているのだろうか。
貰いっぱなしじゃないか。
なんでこんな俺に優しくするのだろう。
俺なんかと仲良くしても
楽しくなんかないんだろう。
俺と一緒にいれば俺と同じように
嫌がらせを受けるかもしれない。
そんなの俺が耐えられない。
それにしても、なぜ俺がそんなにいろんな人に
嫌われているのかわからない。
知らないところで誰かに嫌われる。
俺がなにをしたと言うのだろう。
あぁそっか。俺は、やってもないことも
やったことにされて、いじめた人になっている。
俺がキャラを作って、必死に隠そうとも、
周りに俺のキャラは簡単に壊せてしまう。
俺は死ぬほどそんな経験をしてきた。
俺の人生はなぜこんなにも
最悪なのか。
俺の人生の歩み方は
間違っていたのだろうか。
俺が勝手に嫌われるのも
俺のせいなのか。
わからない。
答えなんかいつまでも出ない
この問いについて考えては気分が落ちる。
あ~切りたい。
紫ーくんはこの部屋にある物なら
なんでも使っていいって言ってくれたし、
切るのもありだろうか。
そう思いカッターを探す。
ガサゴソ
赤「あ、あった…」
綺麗に整頓されていたので
意外とすぐ見つけることができた。
ここ数年、俺はこれで
気持ちを落ち着かせてきた。
一般的にみるとこの自傷行為は
だめなこと、おかしいことなのだろう。
それでも俺はこれで耐えてきた。
これで生きてきた。
仮にここにみんなが入ってきても、
俺は辞めることができないだろう。
俺は今日、自分の気持ちに
正直になれたな、と感じた。
自分はいま辛くて、苦しくて、死にたいんだと。
改めて、“強く”思った。
自分に言い聞かせてた「大丈夫。」は、
しばらく俺に言い聞かせることが
できないと思う。
自分の気持ちをごまかしてごまかして
過ごしてきた俺の日常は、
今日で終わってしまうのだろう。
明日のことなんかわからない。
いつ裏切られるのか、
いつ嫌われるのか、
そんな恐怖感で満たされ、
俺は刃を腕に押し付けた。
赤「シュッ シュ– ザクッ シュ–」
俺は深く切らないし、
手首を切ることはほとんどない。
手首を切ると手を洗うときに見えてしまう。
バレてしまう。俺のキャラが崩れてしまう。
だから俺は腕を切る。
服をまくってもバレないところを。
腕だと強く押し当てても
手首ほど血は出ない。
俺は血が見たいんじゃない。
痛みを感じたいんだ。
痛みを感じることで、
俺は俺が生きていることを実感できるから。
俺はこれ以上に誰かの心を傷つけてきたんだ。
こんなんじゃたりない。
もっと。もっと。
赤「ザクッ シュー シュ− スー ザクッ」
赤「ッはぁっはぁッはっはぁッ」
あ~あやっぱりだ。
過呼吸なんて慣れているけれど
この状況での過呼吸は普通に困る。
助けを求めないといけないのだろうけど
求めたくない。
いや、求められないと言うべきだろう。
急に頼るなんかできるわけがない。
あぁほんとに息がしづらい。
たすけてッ…
ガチャ
黄「赤~ご飯にしましょ…って」
黄「赤‼︎大丈夫ですか⁉︎」
黄「いや大丈夫じゃないですよね。」
黄「え~っと、、あ、まずは深呼吸です!」
黄「吐くこと意識してください。」
赤「コクッ す-ッ はぁ-ッはッはぁ–」
黄「そうです、上手です(背撫」
黄「ちょっと叫びますね、。ごめんなさい、」
赤「ッはっはぁッはぁはぁッ」
黄「みなさん‼︎きてください‼︎(叫」
ドタバタ
橙「どないしたん!って、赤大丈夫⁈」
黄「切っちゃってて…そこまで深くはなそうですけど、」
黄「過呼吸なっちゃってて。」
橙「まじか…」
桃「わお…大丈夫じゃないよな。」
紫「だね、ご飯もうちょっと後にしよっか。」
紫「赤くん大丈夫だよ~!」
あ~またみんなに迷惑をかけてしまった。
俺は誰かに頼っていいような、
誰かに縋っていいような人間じゃない。
なのにこんなみんなに迷惑をかけて
ほんとなにしてるんだろう。
赤「ごめんなさいッポロ」
赤「ほんとッごめんなさいポロポロ」
桃「おぉ~どしたどした(撫」
青「わんわん、誰も迷惑だなんて思ってないよ。」
黄「そうですよ、僕たちが赤に寄り添いたいんです。」
紫「赤くんはなんにも悪くない。頑張ったね、。」
橙「赤は赤や。無理せんといて。」
赤「~ッ ポロポロ グスッ ポロポロ」
紫「ギュ~~(赤抱」
抱きしめてくれたとき
俺はずっとこうして欲しかったんだって思った。
安心した。
“俺ここにいていいんだ”って思った。
“ここにいる人たちは仲間なんだ”って思えた。
心の底から“大好きだ”ってそう思った。
『これからも頑張って生きていこう。』なんて思えたのは、
紛れもなく紫ーくんがいて、橙くんがいて、
桃ちゃんがいて、めぇめぇがいて、黄ちゃんがいたからだ。
生きてみようって思わせてくれてありがとう。
これは、1人で死にたかった俺が
6人と、もうすこし生きてみようと思えた
俺の話。
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閲覧ありがとうございました‼️
このお話はこれで最後になります🥹
他のお話も時間があるときに書いて
投稿していきますので、
ぜひ見てくれると嬉しいです🤭
➕👤 💬 ♡ まってます🫡💕
コメント
3件
れんぶく失礼します!
れんぶくしつれいします!
物語一気見させていただきました 最高すぎたので連ぶく失礼します🙌🏻