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続きです。
中身のない会議がとりあえず終了を迎え、それぞれ仕事の話しをしたり、休憩に入ったりした。フェリシアーノはロマーノと一緒に休憩を取ろうとしたが「用事がある」と言われ、日本もドイツも忙しそうだったのでフェリシアーノは特にやることもなく、コーヒーを買いに自販機のある休憩室に向かった。
長い廊下を歩き休憩室に入ると、毎回会議を混沌と持っていく原因の1つでもあるイギリスが、珍しく1人でソファに座っていた。
イギリスはフェリシアーノの存在に気づき
「あぁイタリアか。お疲れ様。」とそれだけ言って持っていた缶コーヒーと思われるものを口に運んだ。その様子がフェリシアーノにとって少し珍しいものでまじまじと見てしまう。
「イギリスがコーヒーなんて珍しいね。いつも紅茶を飲んでいるイメージ なのに。」
フェリシアーノがそういうとイギリスはすこし眉を寄せて言った。
「ここの紅茶は甘すぎんだよ。コーヒーの方がよっぽどマシだ。」
そういうイギリスはすごく心外だとでも言うように嫌そうな顔をした。イギリスのその顔はすこし苦手で反射的にビクッとしてしまうが、フェリシアーノは気にしないように自分も自販機でコーヒーを買った。 缶が奥から転がる音がしてフェリシアーノが取ろうとすると、イギリスが口を開けた。
「、、、そういえば今日は珍しくロマーノも来てたが、一緒じゃないんだな。」
その問いかけにフェリシアーノは一瞬動きを止めたが、すぐに笑顔でイギリスのほうを見て言った。
「兄ちゃんは今日は用事があるんだって。だから今日は1人。」
フェリシアーノはできる限りいつも通りにいられるよう明るい声で話した。それを見透かしたか見透かしてないか、イギリスは話を続けた。
「そういえば今日はロマーノ、珍しく真面目に会議を聞いてたよな。ま、起きてたのを確認しただけだからちゃんと聴いてたのかは知らないけどな。」
イギリスの言葉にフェリシアーノは少し言葉を詰まらせた。その違和感には気づいていたし、ロマーノが一体何をして、何を考えていたのかも、隣で本当はよく感じていたから。ただ気にしないようにしているだけで。
イギリスはその様子を見てはぁ、と息を吐いたあと言った。
「まぁ、お前らが何気にしてるのかは知らないが、ちゃんと自分の気持ちは言った方がいいぞ。俺が言えたことでもないが。」
そういうイギリスの目はどこかとうのいていた。その様子を見てフェリシアーノは大丈夫だよ、と確証もない返事を返すと休憩室を後にした。
ロマーノside━━━━━━━━━━━━━━━
中身のない会議が、されどロマーノからしたらすこし緊張感のある会議が終わり、休憩の時間となった。フェリシアーノに一緒に休憩を取らないかと誘われたが、今日は大事な用があるため断った。ロマーノはフェリシアーノが会議室から出ていく様子を確認したあと、待ち合わせ場所に誰にもバレないように静かに向かった。
廊下を出ると、もう人は履けておりガランとした静かな空気が流れていた。ロマーノは廊下を歩き始めると、あまり人の寄り付かない裏庭の方に行った。
外に出るとすこし日差しが眩しくてロマーノは目をぱちぱちとさせながら歩き出した。歩いた先には木陰で少しスーツを着崩した茶系の髪の男が立っていた。
一旦切ります。次回はロマーノsideから続きます。