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otnr×rd


🔞無





otnr side



俺はレダーが好き。


…そう自覚したのはつい最近。


気づけば、ふとしたときに出る

レダーの何気ない仕草や 行動を目で追ってしまっていた。





rd「…ッ、!?…くそ、…あ゛〜いてぇ…」


敵対ギャングとの抗争。

ヘリの操縦中、俺とレダーの乗るヘリに流れ弾が当たり 大きく軌道がずれた。


otnr「レダー!大丈夫か!?」


俺は彼の隣で彼を心配する。


rd「ん、大丈夫…。ちょいかすっただけ…、」


そういいながら持ち直す。


otnr「ほんまぁ…?」


強気でいながら苦悶の表情を浮かべているのを横目に見る。


rd『あー…、煙吹いたから一旦戻る。』((ピピッ…


彼はそう淡々と無線に告げる。





ヘリポートに降りたち、怪我を見てみると それは思っていたよりも酷いものだった。


otnr「うわッ…、だいぶ酷いやん…。」

rd「これくらい包帯巻いとけば大丈夫。」

otnr「あかんって、一旦病院いこ?」

rd「んー…でも…」


病院を渋る姿は、まるで子供のようだった。

だけど、注射が嫌いとか 治療が嫌とかそんなんじゃなく、単に自分のことに興味を持っていないんだろう。


otnr「…てか、病院はまずいか。じゃー、個人医呼ぶわ。」

rd「そこまでしなくていいって…!」

otnr「いいからいいから!!」


レダーを宥め電話をかける。


otnr『〜〜〜、〜!..〜〜。』


otnr「あそこのコンビニまで来てくれるってさ!」


otnr「じゃ、そこまで俺がこのヘリ運転するから…、」

otnr「ほらほら行くで!!」


半ば無理やり彼を乗せる。


rd「音鳴が運転…、…もっと酷いことになりそうだけど。」

otnr「んなわけあるかい!…多分?」

rd「自信ないやん…笑」


冗談を言合っては気の抜けるような笑みを零し合う。





otnr「ほら…無事ついたやろ!?」

rd「…またヘリ直すハメになったけどな?」

otnr「…」


『〜〜〜〜〜』


otnr「レダーはしばらく松葉杖やなw」

rd「ダウンもしてないのに…!」


「…」


落ち着きなく歩き回るレダー。


otnr「w…そんなソワソワすんなって…」

rd「だってこれ(松葉杖)長い…!!」


otnr「まあまあ、貴重な休み時間やし…」

otnr「レダーはちょっとでも休まんとアカンねん!」


otnr「そうでもせな、治るもんも治らんし、疲れなんか溜まってく一方やで!?」


子供が駄々をこねるようにムスッとした顔で


rd「いや…お前らといるだけで自然と疲れは取れるんだよ。」

otnr「、…」


…当たり前のように発する。


ずるい。そんな言葉。

“俺”に向けて言ってるわけじゃないのに。


rd「…なんか言えよ」


…勝手に口角が上がってきて。

何とか抑えて言葉を紡ぐ。

otnr「んぁ…、あ〜…、そりゃもう 俺らは癒しよな!」

rd「wうざ、やっぱ取り消すわ。」

otnr「ジョーダンやって…!笑」


何度も自覚させられる。

好きだ。





rd side




…俺は音鳴が好きだ。


場にいるだけで空気を和ませる才能を持ち 何かと仲間を気にかけているところが。


シリアスな雰囲気でも、彼が居れば冷静になれる。




「…ッ、!?…くそ、…あ゛〜いてぇ…」


敵対ギャングとの抗争。

俺が操縦していたヘリに流れ弾が当たり取り乱す。


otnr「レダー!大丈夫か!?」


俺を心配する声が聞こえる。


rd「ん、大丈夫…。ちょいかすっただけ…、」


少し…いや、だいぶ大きな傷だろう。

痛みに耐え、冷静を装い なんとか煙の吹いたヘリを持ち直す。


otnr「ほんまぁ…?」


隣から 心配の中に 少しの安堵が混じった声が聞こえる。


rd『あー…、煙吹いたから一旦戻る。』((ピピッ…


無線に告げ、1度署に向かう。




ヘリポートに着く。

ヘリを直そうと扉を開け 地面に足をつけた途端、

脚に激痛が走る。


rd「ッ…!」


otnr「レダー!?」


otnr「見せてみ…って、うわッ…、だいぶ酷いやん…。」


音鳴は、俺の脚に残った銃創を見て声を漏らす。


rd「いや、これくらい包帯巻いとけば大丈夫。」


otnr「あかんって、一旦病院いこ?」

rd「んー…でも…」


こんな小さなことで迷惑をかけられない。


otnr「…てか、病院はまずいか。じゃー、個人医呼ぶわ。」

rd「そこまでしなくていいって…!」

otnr「いいからいいから」


電話をかけだす音鳴。


otnr『〜〜〜、〜!..〜〜。』


otnr「あそこのコンビニまで来てくれるってさ!」


otnr「じゃ、そこまで俺がヘリ運転するから…、」

otnr「ほらほら行くで!!」


音鳴に 強引に腕を引かれヘリに乗り込む。


rd「音鳴が運転…、…もっと酷いことになりそうだけど。」

otnr「んなわけあるかい!…多分?」

rd「自信ないやん…笑」


冗談を言合っては気の抜けるような笑みを零し合う。





otnr「ほら…無事ついたやろ!?」


自信げに告げる音鳴。


rd「…またヘリ直すハメになったけどな?」

otnr「…」


『〜〜〜〜〜』


otnr「レダーはしばらく松葉杖やなw」

rd「ダウンもしてないのに…!」


「…」


脚を怪我したというのに動きは止まらない。


otnr「w…そんなソワソワすんなって…」


愉快げに笑う音鳴。


rd「だってこれ(松葉杖)、長い…」


一刻も早くこんな恥ずかしい姿から抜け出したい。


otnr「まあまあ、貴重な休み時間やし…」

otnr「レダーはちょっとでも休まんとアカンねん!」


otnr「そうでもせな、治るもんも治らんし、疲れなんか溜まってく一方やで!?」


まるで母親のようなセリフを吐く音鳴。


rd「いや…お前らといるだけで自然と疲れは取れるんだよ。」

otnr「、…」


実際、今も音鳴が居るから立てて歩くとこが出来ているんだろう。


きっとこいつは気づかない。

自分に向けられている感情に。


rd「…なんか言えよ」


口元を抑え無言になる音鳴に少し焦る。

otnr「んぁ…、あ〜…、そりゃもう 俺らは癒しよな!」

rd「wうざ、やっぱ取り消すわ。」

otnr「ジョーダンやって…!笑」



やっぱり好きだ。





otnr「おつかれ〜ッス」

rd「おつ〜。」

seri「オツカレ〜」


nrs「おつ〜…あ、アンタらどこ行ってた!?ヘリ直すって行って…」


otnr「レダーを無理やり治療させてた。」

nrs「おぉ…。」

seri「怪我した…?大丈夫!?」

rd「大丈夫大丈夫…」


nrs「ちなみに…もう終わったで?抗争。」


otnr「もう!?ちょい目を離した隙に…」

nrs「アンタらがイチャコラし過ぎなんじゃい。」

seri「そーだそーだ」


otnr「い、イチャコラなんかしてへんわっ!!」

rd「ゆぅこ?^^」

nrs「…冗談のつもりなんだけど、そんな逆に怪しい反応せんといて?笑」


otnr「…ごめんw」

nrs「ほんとお前ら…お互い好きすぎな?」

otnr「へッ、(ドキッ)」

rd「…」

nrs「ホントだよネ〜。おれもレダーサン独り占めしたい…」


otnr「…」

rd「…」


“…大丈夫。

ホントの気持ちはバレてない。”


seri「今度はオレがレダーサンとデートする!!」

nrs「いや、芹はダメ〜。次はあたしって決まってるんだワ。」

rd「いや勝手に決めんな?」


きっと、俺のホントの気持ちを知れば引かれてしまうだろう。

そうじゃなくても、優しい”こいつ”の事。

きっとその事で頭をいっぱいにして悩むのだろう。


otnr「レダーの意見フル無視ですやん笑」


俺の裏の顔にみんなは気づかない。


seri「だってー!音鳴ばっかずるい!」

nrs「ソーダソーダ」

nrs「…じゃあさ、いっそレダーに選んでもらお」

rd「…俺?」


seri「レダー、オレだよね!?」

nrs「いやアタシよな。」

otnr「いやいや俺…やんな?」


rd「え〜…、じゃあ…」


rd「…」


nrs「…レダー?大丈夫そ」


rd「…あぁ、大丈夫。」

seri「誰選ぶの!」


otnr「…」

”…俺がいい。”


rd「…」

”…お前がいい。”


rd「…ン”〜…、全員なし!」


otnr「はぁっ!?」

nrs「ひどー。ないわ」

seri「エーン泣」


rd「ww」


…安心した。

俺じゃない誰かを選ばなくて。


これから先も、きっと

崩れることのない”友情”…?


“きっと…今日も明日も明後日も、この気持ちは伝えられないだろう。”


“…それでもいい、今が続くなら。”








END








お疲れ様でしたぁ( ´ ▽ ` )ノ

両片思い…良いですよねぇ…💞

長くなっちゃったけど読んで頂きありがとうございました⸜ ෆ‪ ‪⸝‍

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