こん北谷
今回は復帰初の短編小説です
カプは『セルビア×クロアチア』です
まぁ小説書いてる場合なんかじゃないんすけどね…パクリもおるし…
では〜…いってら〜
⚠死ネタあり、BL
セルビア『はぁッ、はぁッ』
あれは大雪が降り注ぐとある日の事だった
白く冷たい吐息を吐きながら一人の少ない街を走る一生懸命走る少年が一人
セルビア『早く、早くしないとッ…』
そう独り言を吐きながら彼は病院へ向かって走った
病室に着くと、彼は勢い良く扉をこじ開けた
セルビア『クロアチアッ…!』
そう、最愛の人の名を叫びながら
クロアチア『セル…ビア…』
弱々しい声でクロアチアは彼の名を呼んだ
クロアチアは難病にかかっていた
あの頃のように、もうサッカーはする事はできない
かつては赤と青に輝いていたあの瞳が、もう色褪せてしまっていた
クロアチア『セルビア…何処にいるの…?』
そうクロアチアが言うと、セルビアはクロアチアの冷たくなっていく手を優しく掴んだ
セルビア『ここに…いるさ…』
そうセルビアが言うとクロアチアは安心したのか、顔に笑みが浮かんだ
セルビア『…なぁ、調子はどうだ?
そう聞くとクロアチアの顔から笑みが消えた
クロアチア『もう、無理さ…』
絶望しながらクロアチアは続けた
クロアチア『目がもう見えないし、耳鳴りが酷い…』
クロアチア『なぁ、セルビア…』
寂しげにクロアチアは彼の名を呼んだ
セルビア『何だ…?』
クロアチア『もし…俺が死ぬって…言ったら…お前は…ッどう…するッ”…?』
クロアチア『俺が死んでも”…恋人だってッ”言ってくれ”…るか…ッ』
掠れた声でクロアチアは苦しそうに言った
セルビア『…当たり前…だろ…ッ?』
涙混じりに彼は返事をした
クロアチアは返事を聞くと、顔の表情筋が緩んだ
そして…永遠の眠りについた
セルビア『クロアチア…?』
クロアチアの瞼からは微かな雫が溢れていた
もう君がこの世を去ったんだって、彼は自然と悟った
セルビア『返事しろよッ…!』
彼は大粒の涙をクロアチアの顔に浴びせながら叫んだ
だけど、クロアチアが再び目を覚ます事はなかった
大雪が降り注ぐ中、彼は最愛の人を失った
彼は言葉を喉に詰まらせながら、病室の窓から飛び降りた
病室は4階にあった、勿論無事な訳がない
声にならない思いを抱えながら、地面に彼は体を打ち付けた
クロアチアとの思い出が頭に浮かぶ中、頭から生暖かい感覚がした
次第に人が集まって来て、全てを彼は理解した
途中で声がしたような気がしたが、彼は聞こえなかったフリをした
2人の少年は、またどこかで愛を叫び合うのだ
どうだったかな?
自信作かも!
んじゃ、さい那覇〜
コメント
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相棒の小説なら4ネタだろうがなんだろうが好き!!(?)