テラーノベル
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熱い夜。
渡辺ーんっ・・はぁ・・。
向井ーやっぱり、どこもかも、綺麗や。
渡辺ーぁ・・はぁ・・康二。
向井ー・・。
渡辺ーダメ・・でる・・。
向井ー一緒に・・。
渡辺ーやぁ・・で・・る。
向井ー・・んっ・・。
朝、目が覚めて渡辺を見る。
シーツの海の中で眠っている。
片側の肩から腰にかけてシーツがめくれ、陶器のような肌が見える。
片側の腕に顔を乗せ、口元は少し微笑みを浮かべている。
光のシャワーの中、向井は息が止まりそうだった。
慌ててカメラを持って写真を撮る。
決まりだ、この写真をコンテストに出す。
渡辺には内緒だ。
「微睡」と題された写真。
特別賞を取ってしまった。
喜ばしいことだが、渡辺に知られては困る。
が、雑誌に載ってしまった。
薄い冊子だが、写真コンテストと題された冊子。
向井は嬉しくて買った。
家に置いてある。
渡辺が晩ご飯を食べに来た。
作ってる間にテーブルの冊子を見ている。
向井は気が付いてない。
渡辺は向井の名前の付いた写真を見て熱くなる。
これは自分じゃないか?
渡辺ー康二。
向井ーもうちょっとでできるさかい待っといて。
渡辺ー違う、これ何だ?
向井ーえっ?あぁ!見た?
渡辺ー俺だろ?
向井ーごめんやで、あんまり綺麗やったさかい、撮ったんや。
渡辺ーもう!
向井ー特別賞やで?
渡辺ー恥ずいわ!
赤い顔してる渡辺。
向井は、嬉しい。
渡辺の新たな一面を見た気がする。
目黒ーやられたね。
渡辺ー何が?
目黒ー「微睡」。見たよ。
渡辺ーバカ見るな。
目黒ーメンバー皆んな見たよ。
渡辺ーえっ?
目黒ー俺が買って、仕事場に持って行った。
渡辺ーお前〜。
目黒ー皆んな、いい写真だって言ってたよ。ちょっと恥ずかしいけど。
渡辺ー俺は凄く恥ずかしいぞ!
楽屋に行くと、皆んなが笑い肩を叩いたり写真を見せてくる。
そこへ向井が来た。
「おめでとう」と言われている。
照れながら「ありがとう」と言う。
渡辺は向井の背中を思い切り叩いた。
完
コメント
8件
うわあああ!その写真見たいいいいい😫😫😫 いつもいつもありがとうございます!
素敵💓な話し🧡こーじらしいし、しょっぴーらしい💙