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ループものっていいよね。 抜け出したい人が抜け出せない系も好きだけど、 幸せな空間から永遠に抜け出したくない、抜け出せない的なのがすき。
vvkk注意
kk→「」
vv→『』
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vv side
「すぅ…すぅ…」
今俺の膝で寝ているのは、俺の彼女のkk。
『どんだけ疲れてたんだよまじで…』
気まぐれで膝枕してあげたら、すぐに眠りについてしまった。
『……(じぃっ)』
「ん、んぅ…」
長いまつ毛、高い鼻…腹が立つが、中々イケメンなkk。
『なんだって俺なんかと付き合ってくれたんだよ…?』
それに加えて気遣ってくれたり包容力まであるときた。俺にはもったいなさ過ぎるハイスペ。
『…ま、考えても意味無いか、』
する、っとその柔らかい髪の毛に触れてみた。
「すー…すー…」
『…ちゃんと息してる、…生きてる。』
当たり前のことほど、大切にしたいわけで。
『甘くて、あったかい、俺のkk…』
俺は、寝ているkk の唇にキスを落とそうと顔を近づけた。
「ん、っ…?」
「…どぇえ?!何してんの?!顔近!!!///」
『あ』
最悪なタイミングで目覚めたkk。
『…なんでもねぇよ…なんでも…』
「…vvくん、顔真っ赤…w」
『うっせ、…///』
甘くてあったかいんじゃなくて、
甘ったるくて、熱い。
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vv side
「教えてよ、あんとき俺になにしようとしてたか…w 」
『教えねぇよ!』
未だに膝枕の件をいじられる。
『ほんとに…』
「ふははっw」
それでも、kkが幸せならいいかと流してしまう俺は、自分が思っている以上にkkにハマっているんだと思う。
「…幸せだなぁ、」
『!』
『急にどうしたん、?』
「いや、何となく。」
「…ずっとずーっと、vvくんとこうやって笑い合えたらなって。 」
淡々と語るkkに、俺は泣きそうになった。
『ずっと一緒だよ。来世まで。』
「そうだといいね」
『いや、絶対そう。』
「なんで確信してんの?w」
『そうじゃなきゃ許さん』
「何をだよ」
『……ねぇ、キスしていい?』
「急だな」
「…いいよ」
今まで人に愛されなかったkkだから、その分俺が愛してあげようと思ったんだ。
無責任で自分勝手な俺だけど、kkに対してはそのくらいしてあげたい。
『ごめん…愛してる』
「なんで謝るの?」
「俺も愛してる」
ちゅ、と柔らかくて優しいキスを、kkにした。
『…ありがとう』
「こっちこそ」
余裕ありげに微笑むkk。そんな所すらも愛おしい。
「…膝枕、またしてくれる?」
『もちろん。ほら、おいで』
そう囁くと、さっきまで余裕のあったkkの顔がぽっと火照った。
「うん…じゃあ、」
『いつも頑張っててえらいな、kkのペースでいいからな。』
「…うん…うん、……」
無理しすぎなkkを宥める。
『頼むから、無理はしないで 』
「うん…分かってる…」
暫くそうしていると、kkが眠りにつき始めた。
『本当、変わらないな』
それはそう。
だって、ここはループ空間なんだから。