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🩷side
いきなり舜太から「今夜時間を作れ」なんて連絡が来て驚いた。
けど、舜太は何の考えも無しにこんな無茶なお願いをする奴じゃない。
何かあったのだと察知し、うちにメンバーを呼ぶことにした。
❤️「勇ちゃんごめんな。急に連絡した上に勇ちゃん家集合にしてもうて。」
🩷「いや、別に良いよ。それよりも、今日どうしても言いたかったことって、なに?」
❤️「あぁ、動画なんやけど…」
🤍「動画…?」
💙「そうそう、これ…って、舜太!動画削除されとる!」
太智がめちゃくちゃ焦って舜太に詰め寄るが、舜太は冷静だ。
❤️「あぁ、やっぱり…保存しといて良かったわ」
🩷「どゆこと?何があったの?」
舜太は自分のスマホから動画を選択し、大音量で再生し始めた。
《~♫》
🩷「……ッ!これ!」
🤍「よっしーの歌…!」
少し声色を変えているようだが、間違いなく仁人の歌声だった。
透明感のある、伸びやかな歌声。
久々に聞く彼の声に涙が出そうだった。
❤️「これ、とあるカフェで撮られた動画。歌い手は仁ちゃんで間違いない。けど、この動画には写ってないんよ。」
皆で動画を観るが、たしかに写っていない。
❤️「恐らく、これは仁ちゃんが知らないところで撮られてSNSに載せられたものやと思う。でね、この歌い手が仁ちゃんじゃないかって疑うコメントがあって。」
声色を変え姿を見せていなくても、気付く人は気付くだろう。俺らみたいに…
🤍「…マズイね。」
💙「じゃあ…もしかしたら、吉田さんもそのコメントを見つけて動画を削除したんかな…常連客の投稿なら削除依頼できるやろ。」
🤍「そうかもしれないね。」
❤️「場所が特定できるようなコメントもあったんよ。次のパフォーマンス、来月の3日って予告もあった。……誰かに見付けられてしまう前に俺らが迎えに行かんと…」
嫌な予感がする―――
舜太の言葉を聞いて全員が黙る。
また仁人の身に何かあったら…
トラウマを抱える仁人が自己防衛できるとは思えない。
🩷「早く見付け出さねぇと…舜太、場所について書かれたコメント、内容分かるか?」
❤️「うん、分かるで。スクショ撮っておいたから。」
舜太が残してくれた情報を元に各々スマホで検索してみる。
しかし、大きな市のため、カフェで調べてもかなりの件数がヒットしてしまう。
店内の写真も確認できるが、仁人が居るであろうカフェも全体が写っている訳ではないため特定が難しい。
🩷「なぁ。投稿では、来月3日に仁人がパフォーマンスするってなってたんだよな?」
❤️「確かにそう書いてあったで。」
🩷「この投稿の反応から、多分仁人は引っ越したいと思ってると思うけど…やるって言ったからには3日迄はその場所に留まると思うんだわ。」
💙「吉田さん、責任感強いからね。多分そやろな。」
🩷「…行こう、北海道。現地で必ず仁人見付けて連れ戻す。」
みんなの目を見るが、同じことを考えていたようだ。
🤍「もしもし。遅くにごめんね。いま少しいい?急で申し訳ないんだけど、来月の2日から北海道行きたくて。え?うん、全員で―――」
柔太朗は既にマネージャーに連絡を取ってくれていた。仕事が早くて助かるわ。
ふと舜太を見ると、不安そうな顔をしていた。
❤️「仁ちゃん、俺らと会ってくれるんやろか…なんかよく分からんけど、ずっと嫌な感じがしとって…」
🩷「…大丈夫だよ、って、正直自信もって言えない。仁人に酷いことをしたのは事実だし。けど、ちゃんと向き合って話さないとお互い分からないままだし、俺はそんなの絶対嫌だ。」
❤️「…そうやな。俺ら、仁ちゃんにちゃんと謝れてないやん。まずは誠心誠意謝るところからやな。」
🩷「その為にも、3日、絶対見付けよう。」
残念ながら2日は午前中にインタビューが入ってしまっていたようだが、幸い午後からは予定が空いていた。
マネージャーに仁人を迎えに行きたいと話したら、一緒に着いてきてくれることになった。
💙「…いよいよやな。」
❤️「そうだね。」
🤍「絶対に見つけ出して、ちゃんと謝ろう。」
マネージャー「わたしも、出来ることは手伝いますので。 」
🩷「ありがとうございます。じゃ、行くか。」
いざ!仁人のいる街へ―――
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#nmmn注意
コメント
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わわ、ありがとうございます(´;ω;`)励みになります!もう少しお付き合い下さいませ(>ω<*)و
