#1
私の名前は光。
突然だけど私は親友が居る
落って言うんだけどね
誰にでも優しくて、運動神経抜群でちょっと馬鹿だけど良い奴なんだよね
私さ、落の事好きなんだ 恋愛的に
落も私の事好きなんだけど”友達”として好きなんだよね
「光〜!!」
あれが落だよ
『落!』
「僕さぁ〜気になってる事があってね」
思えば全ての始まりはここからだった。
『なーに?』
「天国ってあるのかなぁ〜って」
『どうしたの?急だね笑』
「僕達さ…一緒に死なない?」
『え?』
その瞬間時が止まったような気がした。
その時の落の目は暗くて暗くて、全てを失ったかのような瞳をしていたんだ
すっごい静かでさ、急すぎてしばらく声出なかったんだよね笑
「ここから飛び降りない?2人で」
『いいじゃん…それ』
急な事で頭が混乱していたのか分からない
「ほんと?やった!笑」
死にたくない。ずっと一緒に居たい。
頭ではそう思っているのに口が勝手に動いた
「やっぱり僕ら”友達”だね!」
待って
『”友達”か……、笑』
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
「じゃ、そろそろいこうか」
待ってよ
『……またね、落』
その時の私は私の言う事に耳を傾けもしなかった。
「またね」
コメント
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先にまたここで。を読んでからこっち読むのをオススメします!