皆が優しくなった、
妊婦だからだろう、
この赤ちゃんの為、分かっていてもその耐用が辛かった、
太「ふっふーん〜」
敦「ご機嫌ですね。何か嬉しい事でもあったんですか?」
太「厭〜、この子の名前を考えていたのだよ」
敦「確かに、名前は大事ですね」
太「男の子ってことは分かるからさ、いろんな案があるんだけども~」
太「良いのがあってね!」
敦「ぉ!どんなのですか?」
太「んーと、」
紙とペンをだし、
叶
中
太
敦「なんて読むんですか?」
太「かなたって読むのだよ」
敦「ぁ!太宰さんの漢字ですね!」
太「良いでしょう~」
乱「太宰」
太「どうしました?」
乱「お腹撫でさせて?」
太「はい良いですよ」ニコ
あの時のことは良く覚えてる、でもあの後ちゃんと謝ってくれた、
私は根に持つ程ひね曲がった性格ではない
乱「蹴った、、、!」
敦「ええぇッ!」
太「たまに動くんですよ」
鏡「私も、!」
太「良いよ」
鏡「心臓の音が2個ある、、」
太「そりゃ生きているからねw」
こんなふうに過ごすのも、悪くないそう思うんだ
そう思った帰り道、
太「はぁ、皆んなは心配性だな~、」
先程、一人で大丈夫?と皆に心配された
与謝野先生ができるだけ一緒に帰ってくれるけど、
与謝野先生が仕事がある時は一人で帰っている
太「少し遠回りするかな!」
ただの気分で遠回りをしようと思った、
しなければ、あんなことには…
ここは裏路地、
下を向いてたら、目の前に人影が見えた
太「中、也、?」
中「手前、、、、」
太「私、寂しかったんだ、その、中也と、会えなくて、、」
中「何いってんだ、、」
太「何って、」
中「他の男と子供なんて作りやがってッッッッッ、」
太「ちがッ、」
ドガン
太「ぁ゛あッッッ、」
鈍い音がした、お腹が痛い、
太「なんれッッ、、なんで、、、(泣)」
太「叶中太ッッッ、!!」
太「中也ッッッ、救急車呼んでッッッッッッ、しんぢゃうッッッッ、(泣)」
太「中也ッッッッッッ゛、」
中也は私に背中を向けたまま、その場を去った、
太「救急車ッッッ、(泣)」
私は救急車を読んだ、
太「叶中太ッッッ、(泣)」
その後私はすぐ救急車で病院に運ばれた、
太「ぁ、、?」
与「太宰ッッ、」
周りには探偵社の皆んなが居た、
寝起きでぼんやりしたが、
太「叶中太はッッッ、」
眼の前で敦くんが泣いていた、
察した、
太「、、、」
太「ねぇ、なんで私のお腹は膨らんでないの、、、?」
太「なんで、敦くんは泣いてるの、、?」
太「ねぇ、叶中太は、?私の赤ちゃん何処に居るの、、?」
でも、信じたくなかった、
太「、、、、、」
太「ごめん、私今すぐ行くとこがある、」
与「外出許可をもらって来るよ、」
太「うんありがとう、」
その後私は外出許可を貰い、すぐさま病院をでて、
ポートマフィアに向かった
なんの、躊躇いもなく私はポートマフィア本部に入った
モ「おい誰だッッッ、」
太「中原は何処、」
モ「いう訳ないだろッッ、」
?「僕が対処する、」
モ「でもッ、」
?「黙って見ていろ、」
?「然り、太宰さんなぜ故貴方を通さねばならぬ」
太「中原に用事がある、」
?「通せぬ、」
太「じゃあ呼んできてくれるかい、?」
?「それなら、、」
太「芥川くん中原を呼んできてくれ給え、」
?「御意、」
すぐに芥川くんは中原を呼んできてくれた
中「チッッ、何だよ、」
ガシッッ、
私は中原の胸ぐらを掴んだ、
太「まだ気付いてないのッ、」
中「何がだよッッ、」
太「お前が殺した私の腹の子はお前の子だってことだよッッッッッ、」
中「は、、?」
太「お前は自らッ自分の子供をッッ、殴り殺したんだッッ、」
太「私は中也と仲直りしようって、何か用意しようかなって、」
太「なのにッ、なのに、、、」
太「叶に中、太で、叶中太、」
太「もう二度とその面見せないで、」
中「俺ッ、、」
太「お前なんか死んでしまえッッッ、」
太「叶中太の未来を返してよッッッッ、」
太「この人殺しッッッッ、」
太「私、もう行くから、、、、、」
中也はそこで立ち尽くしていた、
じゃっぽんッ
子供ができて以来、自殺行為なんてしなかった、
嗚呼、こんなにも体が軽い、
叶中太、今、会いに行くから、、、、
私は静かに目を閉じた
嗚呼、あんなに嫌いなのに、殺されたのに、まだ、まだ中也が、、
嗚呼なんて儚いのだろう、これこそ、本当の、
儚い恋
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