僕はいつも意気地無しだ
何か行動をするのが怖かった
(この”関係”が壊れたらどうしよう)
だから直ぐに諦めてた、、自信が無いから……
貴方の背中ばかりを見ていた
『ッあっちゃん、まーた見てるの?晴明君の事』
「別に」
『晴明君は晴明(せいめい)君とは違うんだよ?』
「分かってる、てかお前には関係無いだろッ」
『ぁ……うんそうだよね』
(やっぱり君は”晴明”の方が”好き”なんだね)
貴方の事を1000年以上見てきた
それだけで良かった、、それで良いと思っていた
だけど振り返った、、貴方が、あっちゃんが僕に向けて笑ってくれた事
「ふはッ笑」
『!ッでしょ?また面白い話聞かしたげる』
(僕しか知らない、本当はあっちゃんがこんな風に笑う事も、誰よりも負けず嫌いで意地っ張りな所も)
僕だけが知っているあっちゃんの秘密
それなのに、、その筈なのに……
「俺”晴明”と付き合ったわ」
『……え?』
「俺から告白して……それで晴明も俺の事が好きだって」
『え、、ぁそっか……良かったね……』
それしか言わなかった、、それ以外言えなかった………
僕の方がずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと君の近くに居て、一緒に居て一番の理解者で友達だったのに
やっぱり晴明”君、、君の事が憎いよ……
晴明君も晴明(せいめい)君も僕の大事な物を全部奪っていくんだね……
(もっと早く僕が”好き”って伝えてたら、僕と付き合ってくれたかな?)
『(((ボソ君がそうなら僕もこうすれば良いよね…』
「ん?どうした??」
『ううん…なーんでも』
― 一週間後 ―
「蘭丸……」
『ニコッ))どうしたの?』
「晴明が……晴明が………泣泣」
『晴明君がどうしたの、?もしかして今朝のニュースの事?ニッコリ』
「はッ、、お前知ってッ……じゃあ何で笑ってるんだよッ……まさかお前が…」
『ん〜、晴明君が悪いんだよ?僕の”大事”な物を全部盗ったから』
『だから返して貰っただけ……これであっちゃんは僕のもの”になってくれるよね?』
「お前何言ってんだよッッ……お前なんかッッ大っ嫌いだ……あぁ”ッッ晴明ッ晴明”ッッ泣」
(そっか〜、あっちゃんは僕の事嫌いなんだ……邪魔者が消えれば僕の方を向いてくれると思ったのに…)
『…分かった、僕分かったよ……』
「う”あッッ泣」
『君も殺せばいいんだ』
「ぁ”ッッ泣……んえ?…今なんてッ」
「おいッッ待てよ……こっちに近付くな」
「ぁ”ッやだ……やめてッッ…らんまるさッッ」
グサッ
『あーあ殺しちゃった……でも今からそっちに行くからね……”来世”は絶対に結ばれよーね』
グサッ
―ニュース―
今日、教師寮の中で二人の死体が発見されました……
どちらも刃物で刺された跡があり、何かしらの揉め事があり、一方が刺した後に片方も自分で刺したのだと思われます
警察は他の関連性が無いか調べており……
??「やっぱりこの未来は変えられなかったかぁ…残念残念、次はあの”二人”が結ばれる事を願うよ……まぁどうせあの呪いのせいで結ばれる事は無いけどね」
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