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📢×🌸
『ねぇ、付き合ってよ?』
『まじで世界で1番好きだわ』
『今夜、、、どう?』
🌸「ごめんなさい、笑」
🌸(、、、、ぁー、うざ。)
どいつもこいつも、俺の顔面しか見ていない
何人の人にそう言われ続けてきたことか
どうせ本当の俺を知ったら、みんな消えていくくせに
🌸「、、、さむ….」
夜の街は嫌い
変な奴しかいないから
それでも金は稼がないと生きていけないこの世の中
ここで働くしか俺には道はない
だって俺は
“汚いから”
、、、喉乾いたな…
そこらへんの自販機で水でも買おう
温かいのがいいけど、金をそこまで使えないから1番安い水を購入する
🌸「、、、」
俺、何してんだろ、。
『ね!そこの君(ガシッ』
🌸「、、、、なんですか…」
めんどくさい、
別に驚かない
いつものこと
『可愛いね!!ちょっとあそばね?』
🌸「もう帰るんで、他の奴誘ってください」
『はぁ?釣れないなぁ…..ちょっと楽しませてくれるだけでいいんだって!!笑』
、、、
鬱陶しい
しつこいって、、さっさと折れろよ
🌸「まじ無理なんで。」
ポツ……..
うーわ、最悪
雨じゃん、、、、。
『ほらほら!雨降ってきちゃったしさ、!』
こっから俺の家まで歩いて1時間……
どうせ雨に濡れるし、もういいか
🌸「、、、(バシャッ」
『は、、、?」
これ以上の口論がめんどくさくなって、
今さっき買ったばかりの水を自分にぶっかけた
ほら、これでいいんだろ?
『何その顔、、、、』
『きたねぇっ、笑』
🌸「、、、」
そんな聞き飽きたセリフを吐き捨てて男は去っていった
そうだよなぁ、笑
顔半分が “傷で爛れたこんな顔” 、気持ち悪いし汚いよな、、
どいつもこいつも俺の顔を好きになる
本当の俺を知らない
みんなが好きになった俺の顔は
本当はこんなにも傷に塗れている
🌸「あー、さむ〜、笑」
そりゃそうだろ。
こんな冬の夜に水ぶっかけたんだから
雨はどんどん強くなっていく
みんな傘を差し始めて、人通りが少なくなってくる
🌸「…みじめ、、、、笑(ポロポロ」
いっそのこと、ここで冷たくなって死んでしまいたい
みんなの想像する、綺麗な俺でありたかった
?「あんた、なにしてんの?笑」
あぁ、今度は何だよ
🌸「、、、、なん、ですか、?(グスッ」
背後からまた別のやつに声をかけられる
今の俺は傷を隠せていないから
多分こいつもそれを見てすぐ逃げるだろ
📢「あーら、泣いてんじゃん(笑」
🌸「、、、は、、」
なに、こいつ…..
どこ、気にしたんだよ…..
📢「大丈夫そ〜?」
そういって、目の前の奴は俺の頬を取って涙を拭う
自然と、俺の右目から右頬にかけてある傷に、そいつの手が触れることになる
🌸「ぁの、やめた方がいいですよ。」
「汚いでしょ、その傷」
📢「ん〜?俺とお揃いだなー笑」
ぇ、?
📢「ほら、俺の顔の左半分…..古傷あんだろ?」
🌸「、、、なに、それ..(笑)ポロポロ」
へんなやつ
なんで、普通に触れるの、、、
汚いのに、気持ち悪いのに
そんな温かい手で
触れないでよ…..
📢「雨で濡れて寒いしさー、俺の家こない?」
🌸「…..」
いつもなら断る
でも、、、
こいつになら、喰われてもいいかもしれない
🌸「、、、、よろこんで、、。」