4ヶ月

四ヶ月

IRIS

病気パロ

地雷来ないで

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先生「桃さんは急性白血病にかかっています」

そう告げられて初めて命に消費期限がついた

親「治るんですか!?」

先生「治療をすれば完治する可能性はあります」

桃「可能性、、、ですか？」

先生「そうですね、治療をしても再発される方はいらっしゃいますね」

親「治療しましょ!」

桃「、、、治療はしません」

先生「ですが＿」

桃「本人がしないと言ってるんです。しません」

親「、、、なんでなの、、、」

桃「いいから黙って、先生俺は持って何ヶ月ですか」

先生「四ヶ月、、、ですね」

桃「わかりました、他になにかありますか？」

先生「いえ、、、意思が変わればいつでもお伝え下さい」

桃「はいわかりました」

変わるわけないのにな〜ｗ

【ｶﾞﾗｯ】

親「なんで治療しないの!?」

桃「別にどうでもいいもん」

今の親は産みの親ではない育ての親でずっと迷惑をかけてきた

親「意思が変わればいつでもいいなさい」

桃「うん、ありがとう」

変わることなんかきっとないんだろうな、大好きな親がもういないんだもん

生きててもしょうがない

死ぬ理由ができてよかったやｗ

明日から普通に学校行って

普通に話して普通に死んでくんだろうな、、、

楽しみも何もないやｗ

って思ってたのに

親「明日から入院しましょ」

桃「は？なんで？」

親「別に治療しないけど、入院して自分の好きなことしてみたら？って言いたかったの」

馬鹿じゃないの？入院したら自由なくなんじゃん

親「とりあえず明日から入院よ」

あーあ、まただ

また親の操り人形になっちゃった

ナース「今日から岩崎さんの隣のベッドね」

桃「ありがとうございます」

親「じゃあ私仕事あるから家戻るわ、岩崎さんと仲良くしなさい」

桃「うん、ばいばい」

親「ばいばい」

目が笑ってるよ？今から好きなこと好きな時間にいっぱいできるもんね

男遊びもいっぱいできるじゃんよかったね

岩崎さん、、、は寝てるっぽいな

桃「ここで死ぬのかぁ、、、」

青「お前死ぬん？」

桃「あぇ？岩崎さん？」

青「俺の名前がどないしたん？ｗ」

【ﾄﾞｷｯ】

桃「い、、、いや？別に、、、」

青「俺最近手術して成功してんよ」

桃「へぇー、、、」

青「お前は？」

桃「まぁ、、手術しないと死ぬみたいなｗ」

青「いつするん？」

桃「へ？」

めっちゃ当たり前のような流れで聞いてきた

青「手術、いつするんよ」

桃「しない、、、予定ｗ」

青「へぇーそーなんや」

え、何も言わないんだ

青「じゃあ、、、」

桃「じゃあ、、、？」

青「俺が生きたいなって思わせたるわ」

桃「はぇ!?絶対無理だよ？ｗ」

青「ええからええから、四ヶ月俺に頂戴や」

桃「まぁ、、、別にやることないし、、、いいけど、、、」

青「よっしゃ！」

桃「そんな嬉しい？ｗ」

青「そりゃやっと友達できてんで？一生一緒がええやん！ｗ」

桃「やっと、、、？」

青「俺生まれてからずっと入院生活でさw隣に来たヤツはみんな体のあざ見てギャーギャー言うてさ？友達なんか作ろうとも思わんかったしできんかったし」

桃「え、作ろうと思わなかったのに俺と仲良くなっちゃっていいの？」

青「お前は絶対死なせへん、俺と桃はにとるしなｗ」

桃「似てる、、、？」

青「俺もそりゃ何回も俺やって人生諦めたからなｗ」

桃「そっか、、、、」

青「なぁ色々桃のこと教えてや」

桃「え俺のこと？」

青「あー別になんでもええよ？おもろかった話とかさｗ」

桃「面白かった話なら＿＿」

青「えなにそれやばぁｗ」

桃「やばいよねｗ」

ナース「乾桃さん、先生がお呼びです」

桃「あーぁ、、、またあの話かぁ、、、行ってくるね」

青「自分の意思、忘れずにな」

桃「ぅん、、、」

優しくて居心地良くてもう少しこの時間が続くのかぁ、、、

後の四ヶ月、どうなるんだろ

先生「意思は変わらぬままですか？」

桃「何度も行った通り変わらないです」

先生「しかし手術を受けると＿」

桃「受けないです」

先生「、、、わかりました意見が変わればいつでも言ってください」

桃「はい」

変わることなんてないのに、馬鹿だなぁｗ

【ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ】

桃「、、、え？」

青に話しかけようとした瞬間苦しそうな青がいた

桃「ちょ青!!」

桃「ナースコールｯ！」

いつからしんどかったんだろう苦しかったんだろう

色々考えてるうちに先生が来て薬の副作用だから大丈夫、と落ち着かせてくれた

薬の副作用、こんな苦しいんだ、、、

ナース「少しの間私がここにいるから何かあったら言ってね」

青「ｹﾞﾎｯｶﾋｭ」

桃「青、、、青、、、」

青「ｹﾞﾎｯ、、桃そんな悲しそうな顔せんでやｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」

桃「だって、、、だって、、、」

青「薬の副作用や、、、大丈夫やってﾆｺｯ」

苦笑いじゃん、大丈夫なんかじゃないよ

桃「もう大丈夫なの、、、？」

ナース「大丈夫よ、青君手術は成功してるから後は４ヶ月薬に耐えたらもう自由よ」

それを言われた瞬間ドキッとした４ヶ月、、、言い換えれば俺が死ぬまで

青「4ヶ月、俺が退院するまでにお前の判断変えるからな」

桃「、、、楽しみにしてる」

その会話が終わったらナースさんが微笑みながら病室を出ていった

青「桃って何歳なん？」

桃「16歳ー」

青「えまじ!?」

桃「青は？」

青「俺も16なんよｗ」

桃「え嘘凄くない？ｗ」

青「じゃあ一緒に卒業式でて成人式も一緒な？」

桃「なにそれ告白？ｗ」

青「え告白に見える？ｗ」

桃「告白にしか見えないｗ」

青「俺恋とかしたことないから好きがわからんねんよなぁｗ」

桃「んー、、、なんかﾄﾞｷﾄﾞｷｯって感じｗ」

青「わからんわそれじゃｗ」

桃「難しい！ｗ違う話しよ!ｗ」

青「えーじゃあ＿＿＿」

2ヶ月後

2ヶ月経った今でも気持ちは変わらない

青「＿でさぁｗ」

なんで青は何も言わないんだろ

2ヶ月経ったのに今まで通り接してくれてるんだろ、、、

青「んー、、、桃のことが好きやから？」

桃「えどういうこと？」

青「今まで通り接してるのは桃のことが好きやからやで」

桃「え心読んだ？」

青「いやいや声出てたｗ」

桃「えまじ？ごめんｗ」

青「でも桃気づかんうちに考え変わってそうやけどなぁｗ」

桃「へ？」

青「だってさ、桃心の奥底から笑ってるし

桃「いやでも＿」

青「桃さ後2ヶ月あると思ってるやろ」

桃「、、、うん」

青「2ヶ月もないで」

桃「えどういうこと？」

青「それは余命、持って2ヶ月や」

桃「てことは、、、」

青「いつ死ぬかわからへん」

もっと青と話したい

ずっと青と一緒がいい

青「なぁ俺は桃の事好きやで？」

言われた瞬間、嘘なんだろうなという思いと間に受けてしまう自分がいて照れ隠しで笑ってしまった

青「ほんまやねんけどなーｗ」

桃「えぇー、、、俺もって言ったらどーすんのｗ」

青「治療終わったら付き合おっていうかな」

桃「、、、じゃあ、、、俺も」

青「ほんまに？」

桃「、、、だから治療受ける」

青「これからずっと一緒やで、手術も怖いやろうしその後に薬物治療もあるからきついかもしれんけど俺がおるから」

桃「ぅん、、、」

正直めっちゃ怖い

けど青がいる

ずっと一緒だって約束したから

桃「先生に行ってくるね」

青「ん、行ってらっしゃい」

桃「失礼します」

先生「意思は変わったか？」

桃「、、、はい」

先生「青君が桃君を変えてくれたんだな」

桃「なんでそれを、、、」

先生「私にずっと相談してきてたからなｗ」

ずっと、、、

桃「治療、いつ受けれますか」

先生「では＿＿＿」

いろんな説明を受けた

手術の手順

手術後の薬物治療

最後に死ぬ確率は必ずしもあること

いろんな覚悟を決めて部屋に戻ると窓を見ている青がいた

青「あぁ、おかえり」

桃「何見てんのー？」

青「ナースさんに頼んだやつまだかなーって思って」

桃「頼んだやつ？」

なんだろうと考えているとゆっくりドアが開いた

ナース「青君に頼まれた花、買ってきたよー」

青「ありがとうございます！」

ナース「はーい、何かあったらナースコール押してね」

青「わかりましたー」

青い花と白い花が三本とバラっぽい青の花と色んな色が入ってる花、、、？

青「この青い花があやめって花でこの白い花がガーベラ、色んな色が入ってるバラと青いバラ」

桃「、、、へぇー」

青「だから何だよみたいな顔せんといてやーｗ」

桃「ほんとになんで買ったの？ｗ」

青「桃が人生の選択をしてくれたからお祝い的な？ｗ」

桃「嬉しいけど俺にお金使ってよかったの、、、？」

死ぬかもしれない俺に、こんな綺麗な花？

青「一緒に頑張ろな、俺毎日見舞い来るから」

桃「、、、ありがとう、、、」

そう言った俺の顔には雫が滴り落ちた

5ヶ月後

桃「やっと退院っ！✨️」

青「無事に退院できる様でよかったわｗ」

桃「てかさ、あの花ってなんの意味があるの？」

青「青いあやめが希望と愛、白いガーベラが前向きと希望、三本の意味は貴方を愛しているって意味」

おいおいなんでそんな軽々と愛しているとか言ってるの!?//

青「で、色んな色が入ってるバラが無限の可能性で青いバラが夢が叶う、可能って意味やでー？」

桃「それもうちょっと早く言ってよー！ｗ」

青「えー、、、じゃあこの花言葉知ってる？」

桃「え？」

青が俺に真っ赤な花を3本渡してきた

桃「これ、、、バラだよね、、、？」

青「うんバラやで？」

バラって愛とかって意味だよね、、、？

でもなんで3本？

青「バラ単体では愛って意味なんだけど、本数にも意味がつくんよ、一本やったら一目惚れ、2本やとこの世界にはあなたと私2人だけ、三本やと、、、愛してる、告白って意味なんよ」

え？告白？

青「改めて、俺と付き合ってください」

そんな薔薇渡されて告白されたら俺困るって、、、//

桃「、、、はい//」

青「よかったぁ、、、ｗ」

青はそう言って座り込んだ

青「よろしくな」

そう言って俺の手と青の手で恋人繋ぎをしてきた

桃「うん、よろしくね」

俺はこの手を一生離さない、死が二人をわかつまでは＿＿＿

えどう？良くね??((