「誰か私を見つけてよ。」
夕暮れ時の教室。
今日も何も無いまま、私、葉月 瑠梨の一日が終わる。
[───さん!]
[葉月さん!]
「え?ご、ごめん、どうしたの?」
[いや、私用事があってさ、葉月さんの用事がなかったらゴミ出し変わってくれないかな、?]
(あぁ、またこれか。)
そんな事を思いながら返事をする。
「あ、うん。いいよ。」
[本当に?!ごめんねー!ありがとう!!]
彼女はそう言い、教室を後にした。
さてと、結構量が多いな…
まぁ、いっか。
私はゴミ袋を両手に持って、ゴミ捨て場へ向かった。
静かな廊下で私の足音だけが鳴り響く。
すると、後ろから誰かが走ってくる音がした。
足音が横を通り過ぎたと思うと、私の横で止まり
『それ、半分持つよ。』
「…え?」
予想外の言動に思わず言葉が溢れた。
『だから!半分持つよって!』
「あ、ありがとう…」
そう言うと彼は私の手からゴミ袋を取り、2人でゴミ捨て場へと向かっていった。
「……よし、これで終わりっと…
手伝ってくれてありがとう。」
『全然!!俺も暇だったし!』
太陽のように眩しく笑う彼をみて、私は胸の辺りに違和感を覚えた。
そう、これは恋を知らない私が恋を知るお話。
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変なところで終わっちゃってすみません🙇♀️
初めてだし日本語下手くそなので温かい目で見守ってください🙃
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