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【 前 書 き 】
初めましての方は初めまして。
中の人の姉です、どうも。
【ハートブレイク】ご愛読の皆様、誠に申し訳ございません。2話目以降のデータが消えたので書き直し中です。近日中に投稿する予定ではありますが、萎えてるので期待はしないでください。
今作、【春の季節に酔いたくて】。
気に入っていただければ嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。
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【 春の季節に酔いたくて 】
第零章 Prologue .
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z m side.
目を覚ますと、見知らぬ天井。
長い長い夢を見ていたような、そんな感じがした。
ベッドに横たわっていることに気付き、上体を起こそうとする。
が、躰中が痛くて堪らない。
辛うじて動かせた左腕には、赤く滲んだ包帯が何重にも巻かれていた。
── ここは … 病院 ?
嗅ぎ慣れないアルコールの匂いと、無機質過ぎる部屋の装飾。
ここが病室だと理解するのに時間は掛からなかった。
目線を右にズラすと、右腕に無数の管が取り付けられているのが見えた。
── … 俺 、 ナニ してたんやっけ 。
こんな大怪我をするくらい、無理をしてたのだろうか。
ふと顔を右に傾ければ、暖かい春の匂いがした。
窓の外には、満開の桜。
綺麗な春色が飾られていた。
『 ぁ … 起きたん ですね 。 』
暖かい声色。
声が聞こえた方向に顔を傾けると、俺と同年代くらいの男がいた。
『 … 初めまして 。 』
そういうと彼は優しく微笑んだ。
『 桃瀬 豚平 って 言います 。 』
初めて、春に出会った日。
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【 春の季節に酔いたくて 】
第零章 fin .
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コメント
1件
フリガナです。 ・躰(からだ) ・辛(かろ)うじて ・滲(にじ)んで ・装飾(そうしょく) ・管(くだ) 閲覧ありがとうございました。