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luaさんに影響されてソビ虐かきたくなりました! 四肢欠損はいいぞぉ(暗黒微笑)

注意!

日帝×ソ連とかいうドドドドドドドドドマイナーCPです!

ソ連が可哀想な目に遭ってます!

これらが大丈夫な方は下へ↓↓↓













「ん、うぅ」


あまりの寝苦しさに、思わず声を漏らす。

鉛の様に重い体をしぶしぶ持ち上げて起き上がった。


(喉が渇いた)


カラカラと乾いた自身の喉を潤そうと水を汲みに行く。

…………行こうとした。だが、それは叶わなかった。


「は? なんだよ、これ」


自分の足に重い鎖が施されていたからだ。そして、ハッと思い出したかの様にあたりを見回す。

そこは見慣れない場所だった。

壁一面、コンクリートで覆われていて、窓なんかどこにも見当たらない。あるものは自分が横たわっていたであろう大きめのベッドと、扉が一つだけ。

急に冷水を浴びさせられたかの様に、サッと背筋が冷えた。


逃げなければ。


自分の足を見るや否や、そこに縛りついている鎖を引っ張る。

しかし、ガチャガチャと無機質な音を立てるだけで取れる気配は微塵もなかった。

今度は硬そうなコンクリートの壁に打ち付けてみる。

しかし、これもガチャンガチャンと耳を刺す金属音が響くだけだった。

焦りからか、タラりと首筋を汗が伝う。


「クソっ、外れろ!」


怒りと焦燥感に身を任せ、鎖を叩きつける。

やっぱり、ただただ無機質な金属音を奏でるだけ。

そんなこんなで迷走していると、突然


ガチャリ


と、扉が開いた。

そこにいたのは、


「調子はどうだ、ソビエト」


ニコニコと奇妙な笑みを浮かべている日帝だった。


「は、? なんで日帝がここにいるんだ?」

「それは……お前を監禁したからだ。当たり前だろう」

「は? え? どうしてだ?」

「質問が多いな。単純に君に惚れているからだが」


淡々と俺の問いかけに答える日帝。普段はあまり表情を出さないが、この時は終始笑顔だった。柔らかく、人当たりの良い笑顔だったが、それが日帝の性格と違いすぎて、気味が悪かった。


「そうだ、目的を忘れるところだった」

「?」


日帝はそういうと、一回扉の外へ出た後、大きなバッグをもってきた。

そしてガサゴソと中を漁って、目当ての物が見つかったのかそれを取り出した。

それは大きな鉈だった。


「日帝、それをどうする気だ…?」

「ソビエトの手足を切り落とすだけだが」

「は、や、やめろ……!」

「選択権が与えられるとでも思っていたのか?」


コイツは何かがおかしい。逃げないと、殺される。

切られるわけにはいかないと、走りだそうとしたが、盛大に転んでしまった。ガチャガチャと金属音が鳴り響く。


「は!? 外れろ! やだ、や。死にたくない!」

「大丈夫だ、殺さない」

「やめろ、やめ。ぁ、ごめんなさいっ! やめて! やだぁ!」

「かわいいなあ、ソビエトは♡」


そう言い、日帝は俺の膝上をめがけて鉈を大きく振りかざした。


ザシュっ!


「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っっ!!!!!!」


ザクッ! ゴリッ! ガッ!


「骨が少し引っかかっているな」

「い゛っっっ!!!! あ゛あ゛あ゛あッ!!!???」


肉が、えぐれて、骨が悲鳴を上げている。体から脂汗と、涙と、叫び声が、とめどなく溢れていた。

いたい、つらい、たすけて。


「よし、一本目。ズタズタになってしまったな。飾ろうと思っていたのだが……。まあ、まだ三本もあるから大丈夫か」


恐る恐る、自分の足を見る。ズタズタで見る影もない自分の左足。鮮血に汚れ、ボロボロな傷口からはまだ血が流れている。涙でぼやけた視界だったが、はっきりと目に映っていた。


「ぁ、うぐ、おぇ」


ゴポリと口から吐瀉物を吐き出す。胃酸と血の匂いがぷんと漂う。


「吐いちゃったか。安心しろ、仕方のないことだ。人間は極度の不安や痛みから嘔吐する、そんな生物だからな」

「カヒュッ、フゥーーー、フーーーー。…………ゆ、」

「ん? どうした?」

「ゆるして……。ごめんなさい。も、もうやだ……」


もう嫌だ。只々、そんな気持ちが心を覆いつくした。自分が何をしたのかも、なぜこんなことをされているのかはわからない。だから、謝るしかなかった。普段掲げているプライドも名誉も痛みには叶わない。


「なぜ謝るんだ? ソビエトは何も、悪事を犯したわけじゃない」

「じゃ、なんでっ…?」

「さっきも言っただろう。私が君を愛しているからだ。恋い慕っているよ」

「……は?? 意味が、わからない」

「君は魅力的な人だ。私以外にも君のことを愛している者はたくさんいる。だから、私以外を頼れないようにしているんだ。名案だろう! これを思いついた時、久し振りに心が躍ったよ」


ペラペラと意気揚々に俺への思いやこの計画を語りだす。こいつはおかしい。心底思った。


「おっと、そろそろ雑談は終わりとするか」

「ぁ、」

「次は上手くやるからな♡」


また、鉈が振り落とされた。


・・・


「ぁ、うっ……」


あれからは酷かった。何度も何度も切られ、抉られ、嬲られた。その度に喚き叫び、許しを請う。しかし、手が止まることはなかった。いっそのこと、自決しようと舌を噛もうとしたが、口から溢れる悲鳴がそれを許さなかった。いつのまにか、自分の下に血と涙と吐瀉物の水たまりが出来上がっていた。

今は日帝に抱きかかえられながら治療を受けている。自分で壊しておいて。


「ひっ、い゛っーーーー!!??」

「今縫ってるから、動かないでくれ」


動いてほしくないなら麻酔をかけろ! そう言いたかったが、文句を言う気力も体力も残っていなかった。


「なあ、ソビエト。自分の手足がなくなってどんな気分だ?」

「……はは、最悪の気分だよ」

「私は最高の気分だぞ。これでソビエトを私のものにしたからな! そこでな、やはり所有物には名前を書かないといけないだろ?」


日帝はそう言い、ガスバーナーとナイフを取り出した。


「!? は、いやだ……」

「拒否権なんか、あるわけないだろう」


ナイフを火で炙る。これからの残酷な仕打ちを想像し、逃げようとする。しかし、手足のない自分に逃げる術なんてなく、ただ空に向かって手足を伸ばしている、赤子の様な動きしかできなかった。


「背中が良いかな」

「やだやだやだッ……!!」


必死の抵抗も軽くあしらわれ、うつ伏せにされた。そして、十分に温まって、ほんのり赤いナイフを背中に近づけられる。

そして、


「い゛ッッーーーー!!!! う゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」

「ははッ、美術の授業みたいだ」


背中に線を彫られる。ジュウジュウと肉の焼ける音が聞こえた。


「あ゛あ゛あ゛ッ!!! たっ、たすけて!!!!」

「あとちょっとだから、待ってな♡」


助けなんか無駄なことは分かっている。だが、叫ばないと可笑しくなってしまいそうだったから、喉が痛みを訴えても叫び続けた。

今の傷口は酷く爛れていることだろう。切り傷に火傷なんて、たまったもんじゃない。


それから三分ぐらいして、やっとナイフが取り除かれた。顔は涙と汗で他人に見せられない程ぐちゃぐちゃになっていた。

日帝は少しの間出ていき、暫くして姿見をもって戻ってきた。


「見えるか? これが今のお前だ。惨めで、ちっぽけで、一人では生きていけないみすぼらしい姿をしているだろう」


鏡には、涙で目を腫らし、吐瀉物で汚れた体に、不格好な短い手足が映っていた。背中には日帝と同じ、旭日旗が刻まれている。

今の自分は日帝なしでは生きていけないんだと、嫌でもわからされた。


「綺麗だぞソビエト。愛している。これからも」


案外、日帝は笑顔が似合うのかもしれない。


・・・end・・・






この後きっと何だかんだで共依存するんだろうけど、日帝が戦死しちゃうんだよね。それで来ない筈の日帝を待ち続けるソ連はかわいいと思った。それから日本と一緒に暮らすことになるんだろうけど、ソ連は日本のことを日帝だと思っていて、いつもやられてることをしてほしいって言うんだよね。それが悲惨な内容だし、ソ連の手足ないしで罪悪感に苛まれる日本はいる。この後なんやかんやで日帝が死んじゃった事に気付いて、自殺しようとするけど手足のない体ではできないから日本に頼み込むんだよね。もしくは頑張って這いずって身投げするんだよね。そして更に罪の意識に襲われる日本がいるととても美味しい。




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