テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
須貝×河村!!!!!
リクありがとうございます!
いやぁやっぱり河村サマという神様が受けになるのは尊いですね\(^o^)/
河村サマは既婚者ですがここの中でだけ未婚者だということにさせてくださいm(_ _)m
【注意!】
・キャラ崩壊してるかもです
・口調迷子です
・解釈違いかもです
・フォントの大きさめっちゃいじってるので見にくいかもです
・誤字・脱字・誤用に注意です。見つけたらご報告お願いします
・これを読むことによっての被害について、ヌッシは一切責任を負いません
・もうなんでもいい。なんでもこい。受け止めてあげるから(?)の人だけお読みください
「なあ、河村。物理の世界には『不確定性原理』っていうのがあってさ」
QuizKnockのオフィス。
動画撮影の合間の休憩時間、須貝駿貴はホワイトボードに素早い手つきで数式を書き殴りながら、いつもの弾んだ声を響かせていた。
「量子力学の基本なんだけどさ。粒子の『位置』と『運動量』は、両方同時に完璧に正確に測ることは理論上絶対にできないんだ。位置をハッキリさせようとすると速度がボヤけるし、速度を正確に知ろうとすると今度はどこにいるか分からなくなる。つまり、何か一つの状態を完璧に固定して観測しようとすればするほど、もう片方の重要なサインは見えなくなっちまうんだよ」
須貝は手にしたチョークを指先で回しながら、数式を見つめた。
科学を語る時の太陽のような笑顔だ。
「……なるほどね」
デスクにノートPCを広げた河村拓哉は、いつも通りの淡々としたトーンで短く答えた。
しかし、その視線は画面に固定されたままで、キーボードを叩く指先がどこか重そうだった。
「だからさ、俺は人間関係もこれと全く同じだと思うんだよ」
須貝は腕を組んで河村の隣に腰掛けた。
「相手が『ここにいる』という表面上の位置に気を取られると、その裏の心がどれだけの速度で動いてるかという変化のサインを見落とす。クイズだってそうだろ? 問題文の単語一つに引っ張られると、作問者の本当の意図を見失うんだ」
「……須貝さん、今日は妙に哲学的なんですね」
「おう、たまには物理から人生の教訓を学ばないとな!」
須貝はガハハと豪快に笑い、河村の肩を軽くポンと叩いた。
――その瞬間、須貝の脳裏に違和感が走る。
触れた肩の感触が、驚くほど熱を帯びていたのだ。
河村は前髪を軽く揺らし、眼鏡のブリッジを押し上げた。
その横顔はいつも以上に青白く見えた。
「ちょっと、トイレに行ってきます」
河村はノートPCを閉じ、静かに立ち上がった。
だが、一歩目が外側へ流れ、重心を失いかけた身体をデスクの端に手を突いて支えた。
須貝はその不自然さを見逃さなかった。
不確定性原理。
位置を正確に知ろうとすれば、運動量を見失う。
須貝は、さっき自分が語った言葉を頭の中で反芻した。
「……おい、河村」
呼びかける声は雑音にかき消され、河村は振り返ることなく扉の向こうへ消えた。
動画撮影が終了し、スタッフたちが帰路につく。
賑やかだった空間は静まり返り、静寂に包まれていった。
編集スペースの片隅。
須貝は自分の作業を終え、デスクから動こうとしない相方の姿を探した。
河村は、デスクに両腕を枕にして突っ伏していた。
ノートPCの画面は暗転し、ぐったりとした輪郭を映している。
「河村。終わったぞ。起きてるか?」
須貝は足音を潜めて近づき、その細い肩にそっと手を置いた。
昼間とは比較にならない熱が伝わってくる。
「……ん、……すがい、さん……?」
ゆっくりと顔を上げた河村の瞳は、完全に焦点を失っていた。
いつもは知性的な瞳が、今は熱の膜に覆われたように潤んで揺れている。
「やっぱりな。お前、昼間からずっと無理してただろ。ほら、ちょっとおでこ触らせろ」
須貝は躊躇なく河村の前髪をかき上げ、自分の大きな手のひらを当てた。
ひどい熱さだった。
胸の奥を締め付けるような焦燥感が須貝を襲う。
「39度近くあるぞ、これ。動けるか?」
「大丈夫です……ゆっくり、家に帰れば……」
河村は強がって身体を起こそうとしたが、膝の力が抜け、身体が横に大きく傾いた。
「危ねえ!」
須貝は瞬時に足を踏み出し、倒れ込んでくる河村の細い身体を両腕でしっかりと抱きとめた。
腕の中に収まった河村は驚くほど軽かった。
いつもは遠い世界にいるような彼が、今は信じられない熱量で須貝に全体重を預けている。
「家って、お前この状態で一人で帰る気かよ。途中で行き倒れるのがオチだ。俺の家に来い。ここからタクシーですぐだし、俺が看病してやる」
「迷惑……かけ……」
「かける相手が俺なら、いくらでもかけろ。大人しく運ばれてろ」
須貝は河村の荷物をすべて片手でまとめると、もう片方の腕で河村の腰をしっかりと支え、彼の腕を自分の首に回させた。
タクシーを拾い、後部座席に滑り込む。
河村は座席に深くもたれかかり、須貝の肩にコテンと頭を預けた。
肩に伝わる熱い呼吸を感じながら、須貝はただ、早く自分の部屋に着くことだけを祈っていた。
須貝の自宅に到着すると、河村を寝室のベッドに横たわらせた。
河村はシャツのまま、苦しそうに小さく身悶えしている。
首元のボタンが呼吸をさらに苦しくさせているようだった。
「河村、ちょっと服緩めるぞ。楽にしろよ」
「はい……ありがと……ございます…」
須貝の大きな指先が、河村の襟元に触れる。
ネクタイを引き抜き、ボタンを外していく。
普段なら気まずい至近距離だが、今の須貝の頭にあるのは純粋な看病の意思だけだった。
スポーツドリンク、冷却シート、ゼリー飲料、そして清潔なタオル。
須貝はアスリート時代の知識を動員し、必要なものをベッドサイドに揃えていく。
「ちょっと冷たいの貼るぞ。びっくりするなよ」
ジェルシートを額に貼ると、河村は「ひゃん」と聞いたこともない声を漏らして震えた。
その無防備な反応に須貝の心臓が跳ね上がる。
「冷たいか? でも、これで少しは楽になるからな」
「気持ちいい……です……」
須貝はベッド脇に腰掛け、河村の右手をそっと自分の大きな手で包み込んだ。
細くて、指の長い、いつも綺麗なロジックを生み出す彼の美しい手が、手を通じて驚くほど熱い熱量を伝えてくる。
「水分、摂れるか? 少しずつでいいから飲んどこう」
ストローを挿したスポーツドリンクを口元に持っていくと、河村はコクン、コクンと数口、愛おしそうに飲み込んだ。
だが、それだけの動作で体力を使い果たしたように、また深く枕に沈み込んで目を閉じてしまう。
「須貝さん……ごめん……今日の、動画……僕のせいで、テンポ……悪かった、かも……」
こんな状況でも動画を気にする不器用な相方に、須貝は愛おしさ半分のため息をついた。
「バカ言え。お前がどんな状態だろうが、テンポが悪かろうが、俺が全部拾って極上の笑いに変えてやるよ。俺を誰だと思ってるんだ。ナイスガイの須貝だぞ? お前はただ、俺の後ろでドシンと構えてりゃいいんだよ」
「ふふ……本当に, 心強い、ね……」
河村の白い唇から、本当に安心したような笑みがこぼれた。
その表情を見た瞬間、須貝の胸の奥から、普段は『友人』という言葉の裏に隠している感情が溢れ出しそうになった。
(ずっと、こいつの特別な場所になりたかったんだな、俺は)
言葉には出さない。
今、熱で意識が朦朧としている彼にそんな重い感情を伝えるのは、フェアじゃない。
須貝はただ、握った手に決して離さないという意志を込めて少し力を入れた。
河村もその熱い指先で須貝の手を静かに握り返してきた。
夜が更けるにつれ、部屋には穏やかな寝息だけが響く。
須貝は何度もシートを替え、汗を拭き、呼吸の波に寄り添い続けた。
2人だけの空間だった。
翌朝。
カーテンの隙間から、朝の光が差し込んでいた。
河村の呼吸は穏やかだった。
須貝はベッド横で手を握ったままうたた寝していたが、微かな動きで目を覚ました。
ゆっくり開かれた河村の瞳には、昨夜の熱の膜は消え、いつもの聡明な光があった。
「……おはようございます、須貝さん」
「おう! おはよう。体調はどうだ? 頭痛いとかないか?」
須貝は身を乗り出し、河村の顔を覗き込んだ。
額に手を当てると、熱は完全に下がっていた。
「うん、すっかり楽になりました。身体も軽いです。……一晩中、ずっとこうして起きててくれたんですか?」
河村はベッドで身を起こしながら、握られたままの手元を見つめ、少し耳の裏を赤くした。
「まあな。お前が心配すぎて、寝てられるかよ。……なあ、河村」
須貝は少し真面目なトーンに声を落とし、河村の目をまっすぐ見つめた。
「俺さ、昨日オフィスでお前に不確定性原理の話をしただろ。あの時、俺はお前が『オフィスにいる』という表面上の位置ばかり見てた。だから、お前が限界を突破して倒れそうになってる心の速度、運動量の変化を見落としたんだ。お前がいつも通りに言葉を返すから、サインがボヤけちまってた」
河村は少し目を見張り、それからシーツを握る手に少し力を入れ、ふっと柔らかく微笑んだ。
「……そうですね。でも、須貝さんが最終的に僕を見つけて、こうして『観測』し続けてくれたから、僕はこれ以上崩れずに、正しい位置に戻ってこられたんです。あのまま一人だったら、僕は自分の状態がどこにあるか分からなくなって、本当に迷子になっていたと思います」
河村はベッドから身体を乗り出し、左手を伸ばして須貝の頬にそっと触れた。
男の温かさが手のひらを通じて流れ込んでいく。
「位置と運動量、両方は見えないかもしれない。でも……須貝さんなら、僕の些細な変化のサインも、きっと全部拾ってくれるって信じてます。だから――これからは、僕の心の速度も、ちゃんと隣で観測し続けてください」
その言葉と、頬に触れる指先の心地よさに、須貝は今度こそ、自分の心のベクトルがどの方向へ向かっているかを確信した。
「ああ、約束する。お前がどんなに隠そうとしても、俺の目は誤魔化せないからな」
須貝は河村の手の上に、自分の手を重ねた。
2人だけの距離の中で、新しい、確かな関係のシグナルが、静かに鳴り響いていた。
【参考文献】
https://eman-physics.net/quantum/uncertainty.html
リクエストありがとうございます!
やっぱ弱ってる河村サマって尊いですねはい()
なんか1つ前でも言った気がするけど須貝サマって絶対他の人のこと守るだろ!
そしてそのせいでみんなに弱さ見せれなくなったりするんじゃないの!??
尊い!!!!( ^ν^)
はい、もうほんと楽しかったですありがとうございました\(^o^)/
じゃあばいちゃ!
コメント
22件

良すぎる!良すぎるよーー!! まじでありがとうございます リクエスト書いてくれて嬉しい😭 てかなんですか?私が体調不良もの好きなの何で知ってるんですか??好きすぎて昇天しかけました
ひゃーーー!8話も待ってましたこの展開!!😭💕✨ 物理の不確定性原理を人間関係に重ねてくる須貝さんの哲学的ナイスガイっぷりがカッコよすぎて膝打った…!!「位置を正確に見ようとすると速度が見えなくなる」って、まさに河村さんのSOS見抜けなかった自分への教訓にしてるとこ、エモすぎる…。 弱ってる河村さんが「ひゃん」って声出しちゃうくだり、ギャップ萌えで心臓もたんかった…!!須貝さんの「お前がどんな状態でも俺が全部拾って極上の笑いに変えてやる」って台詞、男の中の男すぎて泣ける。そして最後の「これからは僕の心の速度も隣で観測してて」って河村さんの言葉で完全にノックアウトされました…尊い…!🙏 次の話、はやく読みたいよ〜!!須貝さんの看病リターンズも見たいし、今度は須貝さんが倒れるターンも来たりして…?!(わくわく)