テラーノベル
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※創作BLです.※
苦手な方は回れ右をおすすめします☝🏻🎀
「へぇ、センパイ、ひどいのがイイんだ?笑」
少し重いくらいの暖かさと甘い声。
秋の冷たい風で揺れるカーテンから漏れた光が彼の顔をつたう汗を光らせていた。
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俺の名前は朝比奈 冬真。(アサヒナ トウマ)
成績優秀の所謂優等生である。
しかし…そんな俺には1つ誰にも言えない秘密があった。
それは痛みが気持ちよく感じてしまうこと。
元々そういう性癖を持っていた訳でもないし、調教された訳でもない。
中学1年の頃、用があって外を歩いていると、上から降ってきたガラスの破片で腕に傷を負った。どうやら他クラスでモメていた生徒が窓に勢いよくぶつかってしまい、窓ガラスが割れてしまったらしい。
俺はその後保健室に行く様指示されて向かった。するとそこには誰もいなかったので1人で処理しようと思い、腕に刺さっているガラスの破片を取ろうとピンセットを掴んだ。
不器用だったのもあってあまり上手くいかず、 逆に腕に食い込んでしまった。
その一瞬の刺激に俺の胸が高鳴った。気づいた時には下が反応していて、その時初めて俺は”そっち側”の人間だと気がついた。
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そんな事があってから俺は痛みを避けるようにしている。……こんな事を知られてたまるか。知った時には引かれて晒されて終わりだ。
そんな事を考えている内にはもう高2の秋。 この時期には毎年体育会というものが開かれる。 そして今日はその当日なのだ。
怪我してたまるものか。今年も絶対に安全にこれを終わらせてみせる。……絶対に。
正直勝ち負けなどどうでもいい。ただ、安全に怪我なく終わることが出来ればもう俺はそれでいい。安全に、安全に、安全に……
ドン!
「わ”っ」
しまった、考え事をしていた所為で前を見ていなかった…!!
「ごっ…ごめん!!!!!」
「スミマセン!!大丈夫すか!?」
焦った表情で素早く手をさし伸べてくれたのは1年の男の子だった。
彼の体操着には「西平」とあった。
(西平…?、!!まずい…!)
彼は西平 雄也。(ニシヒラ ユウヤ)1年の中で1番の人気者であり、それは他学年もが知っていたくらいだった。
「あ!!!血、出ちゃってるじゃないすか…!」
そして俺は今その人気者とぶつかってしまった。
「ぁ、や、えっと…大丈夫だから!!!」
俺は焦って走っていた。
走る時に伝わる刺激で下が反応してしまう
まずトイレで収めてから保健室で手当しようと思ったが生徒に出食わすと面倒だ……
どうすべきか迷ったが、今日は体育会で保健室の先生達は外に出ているということを思い出して俺は保健室へ向かった。
ガラガラ…
(もし誰か居たら…)
と、震える手で開けたドアの向こうにはやはり誰も居なかった。一気に緊張が和らぎ俺は消毒や絆創膏が置いてある棚に向かい、手に取った。
盛大に転けた割には、思いの外擦り傷が数箇所あるくらいだった。
ソファに腰をかけて治療しようと思ったが、色々物が置かれてあったためベッドへ向かった。
慣れない手つきで消毒でティッシュを濡らした。
「あ”ッ…!!!」
傷口につけた瞬間、またあの時と同じような痛みが身体中を走った。
その刺激に、 俺は「気持ちいい」が止まらなかった。ダメだと、止めなければと分かっているのに手が言う事を聞かず、また傷口へ当てる。
ダメだ…気持ちいい…♡
「もう1回…ッ♡」
そう再び傷口へ当てようとした瞬間だった。
ガラガラ…
「センパイ大丈夫ですッ…か…」
勢いよくドアを開けた人物の正体は先程ぶつかった彼だった。沢山探し回ってくれたのだろう、沢山汗をかいていた。
「ベッドにって…そんな怪我だったんですか!?ちょっと俺に見せてください…っ!!」
俺のためにと思うと少し嬉しいように感じてしまった。
「え…センパイ…勃っ…」
「え…?」
あ、終わった……
傷を見るために毛布を捲った彼はその先にあるモノを見て驚いた顔をしていた。
そして彼は言った。
「へぇ、センパイ、ひどいのがイイんだ?笑」
彼の聞いた事のない声のトーンや表情に鳥肌が立った。
なんとも言えないその表情に固まっていた。
すると彼は口元に手を当て、ニヤリとした表情で言った。
「ねぇ、ソレ」
「俺が抜いてもいい?」
コメント
23件
まってやばい見るのくっっそ遅れたああ💦 設定好きすぎる😭
最高なクリスマスプレゼントです🎁🎄 美味しい腐の香りがします...ハァハァ
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙お母様産んでくれてありがとう,おかず様素晴らしいクリスマスプレゼントをありがとう....おかず様作家でしたっけ?文章構成天才的...新作尊すぎて泣............前作の続きは出るか分かりませんが気長に待っときます!本当にもう....尊い....SM好きなんで尊いです(๑♡∀♡๑)もぅ私をおかず様のペットとかにしてくだせぇ...(?)これからも頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧