テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠注意⚠
・神奈川×静岡
・オメガバース
・モブ
・久々の投稿のためかなりの拙作
関東会議が終わった後、俺は疲れきってベッドにぶっ倒れていた。
昨今のインバウンドやらなんやら、本当に面倒な仕事が多くて反吐がでる。
千葉に至ってはキョンの深刻な被害で精神崩壊寸前だった。
というか、会議室に入って第一声が
「ぬれ煎餅ってなんか卑猥に聞こえない?」
だったからもうヤバいかもしれない。
まぁともかく、皆疲弊しきっていた。
ベッドにだらりと体を預け、うとうとと眠りこけていると部屋に誰かが入ってきた。
あークソ、俺が休んでいる時は誰も入るなって言ってんのに。
茨城か誰かがイタズラでもしに来たのだろう。
内心イラつきつつ、寝たフリを決め込んでいると、その侵入者は俺の頭を撫でた。
優しく、何度もそっと触れて撫でる。
心地のいいリズムと体温、そして
「今日はとってもえらかったねぇ」
優しい声とお茶の匂いに完全にリラックスして優しい手に頭を擦り寄せると、ふふ、と柔らかく笑ってその声はより一層丁寧に頭を撫でる。
うっすらと目を開けると、優しく微笑む静岡がいた。
「あ……」
こちらが起きたことに気付いた静岡が、パッと撫でる手を止め部屋を出ようとする。
「待て」
腕を掴み、無理やり引き寄せる。
バランスを崩した静岡が倒れ込んで、ぽふっとベッドの上に尻もちをついた。
少し耳が赤くなっている。
もう一度引っ張って、抱き寄せ腕の中に閉じ込める。
あわあわと目を回し、真っ赤になる静岡を強く抱きしめ、こっそり匂いを堪能する。
「あ、あの、神奈川?」
「何?」
上目遣いでこちらを見上げる静岡。
潤んだ瞳と、赤く染った頬がより一層庇護欲を掻き立てる。
「え、えっと……その、恥ずかしいから」
そっと胸を押してくる。
「なんで?昔はよく一緒に寝てただろ」
ばっと顔を上げ、それは、と言葉を紡ごうとするのをそっと止める。
「騒いだらうちの奴らが来て面倒臭いから」
埼玉辺りがヒューヒュー言うのは目に見えている。
静岡も納得したのか、ぎゅっと目を瞑り俺の胸に顔を埋める。
ちょうどいいサイズの抱き枕。
俺はそのまま溺れるように眠りについた。
あれから数日後。
「やっぱ何度考えてもおかしい!」
結局あの後、普通に見つかって散々からかわれ、山梨からもやーいやーいと言われ。
うちのガラスのハートはもうボロボロ……なんてことを考えていると、映画の広告が目に入った。
αとβの純愛。
ふと、神奈川の顔が脳裏に過ぎる。
い、いやいや!神奈川がうちのこと好きになるわけないし!
浮かび上がってしまったありえない可能性と、僅かにはねた心臓から目を逸らすために頭をぶんぶんと振る。
すると、後ろから学生の声がとんできた。
「αには運命の番がいるんだろー?」
「運命の番ってΩしかなれねぇんじゃねぇの?」
「んな夢のないこと言うなよ」
悪気のない、でも勝手にうちが傷ついてしまうそんな話題。
そう、神奈川には運命の番がいるはず。
きっとそれで幸せになって……。
何も悪いことは無い、ただちょっと胸がちくちくして、目が熱くなっただけ。
ヤドヤ@スランプ気味
2,063
パンプキン
1,469
#都道府県ヒューマンズBL
もちくさ
10
お久しぶりです。
リクエストいただいていた神静書いてみようと思いましたが……
なんか切ない終わり方になりましたね。
次回に乞うご期待
次回
♡×3000
コメント×5
リクエストはコメント遡って探すのがめんど……大変なので、リクエスト専用の投稿をします。
多分恐らくきっとMaybe投稿されないので、来たらいいな〜くらいの感覚で待っていただけると幸いです。
それでは閲覧していただきありがとうございます。
またお会いしましょう。
コメント
15件
ぐへへへへぇ…(壊れた
可愛い〜α×β初めて見たこういうの好きだな〜
リクエストありがとうございますッ!? あぁ儚げな静岡くんも可愛い… おっと川が…