テラーノベル
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gkty
※ATTENTION※
nmmn
捏造
ご本人様関係なし
地雷の方は閲覧非推奨
ty→高3。剣道部。
gk→大1。
家が隣同士の幼なじみ。(お互い一軒家)
付き合ってる設定。
拍手や歓声が響き渡っている。
今日は刀也さんの県大会を見に来た。
順調に勝ち進み、次は決勝。
刀也さんの6年間がかかった勝負。
剣道はよくわかんないけど、見てる側もドキドキする…。
すると、刀也さんと相手選手が試合場へと入ってきた。
相手は刀也さんよりも一回り大きく見える。
手を目の前で組んで勝利を必死に祈る。
「頑張れ~…とうやさん、、!」
相互礼をして中心へと移動する。
【始め!!】
主審の大きな声が響く。
3本勝負のうちの2本が終わった。
とうやさんと相手が1本ずつ取り、次を取ったほうが勝つ。
攻防が交互に行われる。
相手が1本前に出ようとした、その瞬間だった。
『ヤーーー!!』
刀也さんの竹刀が相手の胴を打ち、審判の旗が高く上がった。
会場に今日一番の拍手と歓声が響く。
「とうやさん…!!!」
相互礼をし、場外へと出ていく。
面を外した彼は仲間たちと抱き合っていた。
「うぅ、、おめでとう、、。」
目から涙が溢れてくる。
腕で涙を拭い、視線を彼の元へと戻すと、彼もこちらを見ていた。
彼の目からも涙が溢れていた。
ばちっと目が合うと、笑ってピースサインを掲げてきた。
それに応えるように俺も笑ってピースサインをする。
彼の笑顔は眩しい。誰よりも輝いている。
それが愛おしくてたまらないのだ。
少しすると表彰式が始まった。
1位の人だけがもらえるトロフィーと賞状を受け取ると、会場内が大量の拍手で包まれた。
凛々しい姿をした彼を見れてだいぶ満足してしまった。
俺にとってはこれからが本番なのだ。
それから数十分。
観客席いっぱいにいた人もだいぶ帰っていき、もうほとんど残っていない。
「(そろそろ帰るか)」
そう思い立ち上がった。その時だった。
『ガクくん!!!』
後ろから聞き馴染みのある声でいつもの呼び名を呼ばれた。
振り返ると刀也さん走って俺に飛びついてきた。
「うわぁ!?」
少しよろけながらも彼を受け止める。
『僕勝ったよ…!!』
「見てましたよ!かっこよかった!」
彼の頭を撫でいっぱい褒める。
『応援ありがとうございます、!』
俺の腕の中で上目遣いで見つめてきた。
もう、ほんとに、、可愛すぎるだよなぁ、、。
{あ、ガクくんー。}
刀也さんの後を追いかけて刀也さんのお母さんがやってきた。
{良ければ、2人の写真撮ってあげるよ。}
『ガクくん!撮ろう!』
トロフィーと賞状を持つ彼の肩に手を回し、笑ってピースをする。
{はい、チーズ。うん、いいんじゃない?}
「あ、ちょっと待ってください。」
「ちょっと失礼しますねー。」
そう言い俺は少し屈んで刀也さんの足当たりに腕を回す。
『??、なにするの?って、うわっちょっ、』
腕を上げ彼を姫抱きする。
「はい、どうっすか?」
『いや、まって、恥ずかしいよ…。』
{もう、、ほんとに仲良いんだから…。}
また写真を撮り、彼を降ろす。
「あ、刀也さん。」
彼に事を伝えるために顔を耳元に近づける。
「今日の夜、家に来てくれません??ボソッ」
『っ、、いいよ、、//』
顔を少し赤らめて返事をしてくれる。
「じゃあ、またあとで!」
手を振り2人と別れた。
ガクくんと写真を撮った後、最後の全体ミーティングを行い、家へと帰った。
『ただいまー。』
{刀也!おかえり!おめでとう!}
家に入ると父が真っ先に迎えてくれた。
{行けなくてごめんな。}
『仕事だったんでしょ?なら仕方ないじゃん。』
{ほら、早く上がりなさい。ご飯にしましょう。}
後ろにいた母に急かされリビングに入る。
数時間後。
ご飯や風呂を終えスマホをいじりダラダラしていた
今日のご飯は少し豪華だった。
優勝祝いと言って母が少し腕を振るってくれたようだ。
気がつけばもう23時。
『ガクくんの家、行ってくるね。たぶん泊まりだと思う。』
{わかった。いってらっしゃい。}
両親は引き止めず、優しい顔で頷いてくれた。
リビングを出て玄関へと向かった。
合鍵で家の玄関を開ける。
『おじゃましまーす。』
2階からドタドタと足音が聞こえてきた。
「 とうやさん!!いらっしゃい!」
リビングへと招き入れられ、ソファーに座る。
『ガクくんしかいないの?』
「はい、1週間くらい前に2人とも海外に行っちゃって。」
ガクくんの親は世界を飛び回る仕事をしていてあまり家にいないのだ。
『そっか。』
「とやさん。」
横に座った彼を見ると腕を大きく広げていた。
抱きしめろってことだろう。
彼の腕の中へと飛び込み、首に腕を回した。
「おめでとう。今日すごいかっこよかったよ。」
『それさっき聞いたけど?』
「いいの、何回でも言わせてよ。」
ぎゅっと抱きしめられ、彼の温もりを感じる。
「あんなに小さかったのに、、もうこんなに大きくなっちゃって…」
『それ僕の親が言うセリフじゃない?笑』
「とうやさんはずっと可愛いよぉ。」
頭をワシャワシャと撫でられる。
なんやかんや話していると日付が変わる10分前になった。
「ねえ、部屋来てほしい。」
少し首を傾げながら誘ってくる。
『いいですよ。』
彼の後ろについていき、階段を登る。
ガチャッ
「そこ、座って。」
彼のベッドの上に座らせられる。
「はい、ぎゅー。」
また抱きついてくる。
『今日ハグばっかじゃん。どうしたの。』
「何もないっすよー。」
数分間そのままにしていると彼は時計を確認し始めた。
「そろそろかな、、。」
腕を解放し、立ち上がる彼を目で追う。
その流れで壁に掛かっていた時計が目にはいる。
小さい針と大きい針は両方とも12を指していた。
「ちょっとだけ、目瞑っててくれません?」
『??いいけど、、。』
「絶対開けちゃだめだよ。」
ゴソゴソとものをいじっている音が聞こえる。
『ねえ、まだ?』
「まーだ。」
時計の針の動く音だけが部屋に鳴り響く。
「よし。」
目の前で彼が座っている気配がした。
『ガクくん??』
「目、開けていいよ。」
急に明るくなる視界。目の前には跪く彼の姿。
「誕生日、おめでとう。」
そういえば、、もう日付が回っているから、今日か…。
忙しすぎて完全に忘れていた。
「やっと18歳だね。」
『っ、うん。』
「刀也さんに出会えて俺今すごい幸せ。ありがとう。」
『それは、僕も。』
「…これ、受け取ってほしい。」
後ろに隠していた四角い箱を取り出す。
中には綺麗な指輪が入っていた。
『っ、これっ、て…』
「刀也さん。俺と結婚してください。」
『僕で、、いいの、、?』
「刀也さんがいいの。」
視界が涙でぼやける。
本当に僕で良いのだろうか。
いろんな思いが頭の中をぐるぐるする。
嬉しい、幸せだ、、でも僕なんかで、、、
もう一度ガクくんの目をみつめる。
真っ直ぐな目、迷いがない。
そうだ、彼も相当な覚悟を持っているはずだ。
なら、答えは1つしかない。
『…はいっ、!』
涙を押し殺し笑顔で返事をした。
「よかった…!」
満面の笑みで彼が抱きついてくる。
「絶対、絶対に幸せにするから。」
『うぅ~、ありがとっグスッ』
涙が溢れ出てくる。
『指輪つけてよ。』
「うん。」
左手に優くし触れられる。
僕よりも大きな手に包まれる。
キラキラしたものが左手の薬指にはまった。
すると、彼の顔がだんだんと手に近づいてくる。
チュッ
手の甲にキスをされた。
なんか、王子様みたいだな、。
「刀也、愛してる。」
少し頬を赤らめた彼に愛を告げられる。
『僕も…!』
また笑顔で応えると抱きしめられ、ベッドへと沈んだ。
顔が近づき優しいキスを落とされる。
腕の中で温もりを感じる。
彼の温もりは、彼の愛と同じ。
初めて会った時から僕らは惹かれ合っていたのだ。
こうして彼と結ばれること、これが僕にとってこの上ない幸せ。
今日は僕たちにとって大切な日。
今日という日を一生、大切に抱えて、彼の隣で僕は生きていく。
お久しぶりのノベルです。
作品内の季節は夏なんで今とめちゃくちゃ真逆でした😅
一応2人の付き合うまでの話とか考えてはいるんで、過去に戻っちゃうんですけど書くかもです。
クリスマス…です ね。世間もキラキラムードなんで、綺麗な話もたまにはいいんじゃないんですか?
みなさん、街中のイチャイチャカップルなんて見なくていいんですよ。推しCPだけ見てればいいんですよ、!
まあ、そゆことで、メリークリスマス〜
あ、クリプレは♡と💬とフォローで、笑
待ってます!
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