こんにちは「糸こん」です。
久しぶりに蘭春書きますね
行き詰まってたものは一度置いておきます。
リクエストしてくれた方に怒られるだろうな。
すみませんでした。
納得いく形にできたら出しますね。
「ここ…どこだ」
目を開けると白い天井が見えた
「先生!三途さんが目を覚ましました!!」
すぐ横には看護師と思われる女とPCと睨めっこしている医者がいた
PCから目線を外しこちらを向いた医者は微笑みながら話しかけてきた
「おはよう、三途くん。調子はどうだい?」
オレを知ってる様な口調で話してくる。
名札を見ると田中と書かれている
そんな奴は知らない。
年下に見られているからということにして疑問を放っておいた
「はい、体調は大丈夫です。オレはどうしてここにいるんですか?」
なるべく丁寧な言葉遣いになるよう気をつけて話す
目の前の医者も看護師も驚いた顔をしていた
「先生…これは……」
「あぁ。すぐに検査しよう」
どうやら大変なことになってしまったらしい
「三途くん。自分の名前はわかるね?」
「はい、三途春千夜です。」
「うん、そうだよ。君は自分がなにをしていたか覚えているかな」
「なにって、、なんだろう」
「佐野万次郎くんはわかるかい?」
「!あぁ、わかる!」
「うんうん。なら、灰谷竜胆くんって知ってる?」
「誰ですか?それ」
「…そうか。わかった。ありがとう。病室に戻ってくれていいよ」
「あの、オレなんで病院いるんですか」
「あぁ、それはね。事故に遭ったんだよ。
その時頭を強く打ってしまったんだろうね。
記憶喪失ってやつだよ。一時的かもしれないから安静にしてね。」
「ウッス」
それから数日が経った。
看護師の名前もよく見る人は覚えた
今日も何気ない静かな日を過ごすはずだった
ガラッと勢いよく病室のドアが開いた
「三途〜げんきー?」
長身のヘラヘラした男が入ってきた
初対面のはずなのに少し苦手だなと思った。
素直に
「誰だ?」
と疑問をぶつけてみた
するとタレ目の目が大きく見開かれてまるで鳩が豆鉄砲を食ったようでつい笑ってしまった
「じょーだん?」
「まじ」
「うっそ」
ころころと変わる表情が面白い
「俺、灰谷蘭。」
「灰谷、さん。三途春千夜です。」
「蘭でいーよ。あと敬語もやめな」
「わかった。蘭は俺の友達?」
「…ううん、部下だよ」
「そーなんだ。仲良かった?」
「嫌われてたな〜」
「ふーん」
蘭と過ごす時間は楽しくてあっという間過ぎた
時計を見た蘭は
「そろそろ帰るわ」
といって帰って行った
ついさっきまで蘭がいた病室はとても広く感じた
灰谷蘭視点
久しぶりに会った三途はとても健康だった。
俺はというと、食事が喉を通らなくて竜胆に無理やり口に粥を流される様な生活を送っていた。
今の三途は
病院でちゃんとした食事をとって薬にも溺れていない。
でも、俺を覚えていなかった。
あの時俺が周りを見れていたら
あの時すぐに救急車を呼べていたら
あの時あいつを抱えて倒れていれば
あの時、あの時と後悔した。
何も覚えていない三途と過去の話をするのはとても楽しかった。
ただ、恋人に触れられないことが酷く辛かった
いまの三途は俺との関係を仲の良い上司と部下だと思っているからいきなり触ることはできない
今回の件で俺は三途がいないと人間としての生活を送ることも難しいことを知った。
また明日も会いに行こう
コメント
2件
久々に開いたらゆうちゃんからコメ来てて、私もニチャニチャしたぁ ハイキューもいいよね 続きは安定にないよ😉
はいご馳走様ですぅお久しぶりの蘭春ニチャニチャしましたぁ 最近ハイキューしか漁ってなかったのでぇーご馳走様ですぅ続き待ってまぁす