「行かないで…、、ください…、グスッ」
この言葉だけを僕は、残してレインくんの背中を眺めるだけだった。
僕は、この気持ちは、病気なんかじゃない、?みんなが言う、「”恋”」というものなのか、なら、僕は、レインくんの事が好き…?こんなことあってもいいのだろうか。普通女の子と男の子が恋に落ちるものっと聞いたことがある。男同士の恋愛なんて、気持ち悪いと思われるだけだろう、。
「……、好き、、、か…、」
僕は、レインくんに恋をしている。
好きという気持ちで胸がいっぱいになった。どうすればいいんだろう。、そういえば、レモンちゃんがいつも僕に好きって言ってくるけど、ああいう風に僕も気持ちを伝えればいいのかな、、?んー、でも、勇気が出ない、、よし、フィンくんに相談しよう。
「フィンくん、」
珍しくドアを普通に開けれた僕は、本を読んでいるフィンくんに恋というものをしっかり説明してもらう事にした。
「どうしたの?マッシュくん、」
「フィンくんが思う、恋って、、なに?」
「え、」
こんな事をいつも僕は、言わないからビックリしている。
「珍しいね笑、好きな人でも出来たの?」
「……いや、他の人達が恋について話してたから気になっただけだよ。」
分かりやすい嘘じゃないよね?これで誤魔化せたはず、
「そうなんだ、、分かった!説明するね!、僕もあんま恋とかしたことないから分からないけど笑」
「それでもいいよ。」
僕は、椅子に座って恋について説明するフィンくんの話を真面目に聞いていた。話は、長かったけど、気持ちを落ち着かせるなら全部聞く。
「好きになったらずっと心がモヤモヤして、それに耐えきれなくなって気持ちを伝える。、いわゆる告白、かな?これが僕が思う恋、だよ」
心がモヤモヤ、僕と同じだ、、やっぱり、気持ちを伝えるしか、ないのかな。
「なるほど、ありがとう、フィンくん。助かったよ。」
「全然いいよ!また知りたいことがあったら説明するね!」
微笑んでくれたフィン君に僕も口角が上がるところだった、僕は、気持ちをあまり表に出すことが出来ない。
この気持ちもこれが原因かもしれない。
「こ、告白は、まだ、無理かもだけど、一緒にシュークリーム、食べたいな、」
急に告白をしても断られるかもしれない。だから、この前のことを謝って外のベンチで一緒にシュークリームを食べたい。
「……明日、誘ってみようかな…」
今日は、根入りに髪を洗ってしっかりブローもした。これでサラサラだ。シュークリームは、うさぎさんの形にしよう、レインくんに喜んでもらえるように。
(緊張するな、)
そう思いながら僕は、深い眠りについた。
翌日。また夢を見たけど、悪い夢じゃなかったな、というか幸せだった。シュークリームに埋もれるなんて、幸せすぎる、、こんな事を思ってる場合じゃない、準備しないと、
「あれ?マッシュくん、今日は、早いね!何処か出かけるの?」
「うん、ちょっとね。あ、フィンくん。」
「…………ドアごめん。後で治すから、じゃね。」
「え。」
実は、朝、レインくんの事ばっか考えたら頭パンクしちゃって、ドア開ける時、手に力が入って壊しちゃった、、ごめんよ、フィンくん、、時間が無いから、仕方がない、
急いでレインくんの教室に向かう。早く一緒に食べたい、
「あ、、、れ、レインくん!」
廊下で外の景色を見ていたレインくんは、ゆっくりとこっちを振り向いてくれた。
「マッシュ……」
謝らないと。
「あ、あの、この前、近ずかないでって言って、ごめんなさい。あれは、物理的に出ちゃったっていうか、ち、近ずいて欲しかったというか……、、」
誤解を招きたくない。レインくんに嫌われたくない、!
「あぁ、それなら気にしてないが……」
良かった、気にしてなかった、、、
「それより、その腕の中の紙袋、大丈夫か?」
「かみ、袋……?」
サッと自分の腕を見てみると中に入ってるシュークリームが潰れていた。あ、謝る時に緊張して、つい、
……やってしまいましたな…、
「シュ、シュークリーム、!」
僕と、レインくんのシュークリームが、
「…こんな潰れたの、、食べたくないですよね」
「……?お前が食べるんじゃないのか」
このシュークリームは、
「レインくんと一緒に食べようと思っていたやつです。」
こんな潰れたの嫌に決まってる。
「…ほんと抜けてるな。」
「お、怒ってッ、、、、……え、」
怒られると思って震えていると、レインくんが僕の頭を優しく撫でてくれた。
「え、あの、、」
脈が早くなる。胸が熱くなる。全身、熱い……
「僕、うさぎさん、じゃないです……、?」
「知ってる。」
レインくんは、いつもうさぎさんを撫でている。それを、見て羨ましいと思っていたけど、実際にされると恥ずかしい物だ。
「そのシュークリーム、一緒に食べていいか」
「え、?、でも、潰れて、」
「潰れてても気にしない。お前と食べるんだからな。」
え、?僕と、食べるから?
「どうせだったら外で食べたいな。せっかくお前が作ってくれたし。行くぞ」
「わっ、」
レインくんは、そう言うと手を引っ張りながら外に歩いて行く。その時僕は、ドキドキしながらレインくんを追いかけるのだった。
ベンチについて紙袋を開けると、やはり、潰れていた。仕方ないと思い1個のシュークリームをレインくんに渡す。
「あんまり、美味しくないかもです。」
「構わない。」
クリームが少しはみ出てるし、見た目は悪い。今日に限って、なんで失敗するかな。
ためしにパクリと1口食べてみると、甘い生地の香りと生クリームが口の中いっぱいになる。
「ん、結構いける、?」
「美味いな。」
よかった、美味いって言ってくれた、見た目は、あれだけど、やっぱ味だよね。味。
味もあるけど、やっぱり、
好きな人と食べるシュークリームは、格別ですな、笑
「……」
レインくん、かっこいいな、
「……///」
なんか、また顔熱くなってきちゃった。ほんとに好きだな、レインくんの事。また頭がパンクしちゃいそ。
「………僕、好きな人居るんですよね。」
「お、お前がか……?」
みんなからは、脳筋とかシュークリームの事しか考えてなさそうって言われてるからきっとレインくんも同じこと思ってる。だから驚いてるんだ。
「……はい、、好きでたまらないんです。」
「気持ちは、伝えたのか。」
「まだ、です、」
貴方です。、レインくんの事ですよ、
「そうゆうのは、さっさと伝えた方がいいぞ。俺もあんま分からないけどな」
「…………レインくん、」
「……?どうした?」
「もっと、隣に、行っても、いいですか、」
もっと貴方の側に居たい。僕じゃだめですか、
「……俺なんかの隣に来て何になる?」
「レインくんだから、!、」
「もっと、近ずきたいんですよ、」
「ッッ…、、、俺、だからか、いいぞ。来い。」
レインくんと密着するほど近くまで来た。心臓がうるさい。
「顔、赤いぞ。」
「えっ、、、?」
この心臓の音がレインくんに聞こえてないか心配だったけど、まさか顔も赤くなってるなんて、
「赤、く、な、な、な、ないです。」
誤魔化すために腕をパタパタしながら顔を逸らす。
「こっちを向け。」
「んっ、」
触らないで、また、酷いこと言っちゃうから。
「レインくん、///」
もう、だめかも。
「……、なんだ。」
気持ちが、持たない。もう、言ってしまおう。その方が楽だ。
「好きです、レインくんの事が…、」
ついに言ってしまった、ムードが全然違ったけど、でも、もう無理だよ、好きって気持ち、抑えられない。振られてもいいや、僕は、ずっと好きだから。
「マッシュ……、」
胸元両方が暖かくなった。レインくんの手が僕の体を覆う。抱きつかれているからだ。
「え、、抱きつい、」
「俺も好きだ。お前の事が。」
え、、、聞き間違い、かな、?
「今、なんて、、、?」
「何回も言わすな。、俺も、好きって言ったんだ。」
これって、夢?、嘘でしょ、僕のことを?
「ほんと、ですか、、」
「ほんとだ。ずっと好きだった。」
「え、あの、ぇ、?」
混乱と嬉しいという気持ち。この不思議な思いが頭の中でずっとごちゃごちゃしている。
「好きって言いましたからね、後で嘘って言われても知りませんからね……、」
「疑い深いやつだな。嘘じゃない。」
「……ですよね笑、」
……僕は、恋なんて全然知らなかったけど、レインくんのお陰で気持ちに築けた気がした。
ーレイン目線ー
マッシュの蜂蜜色をした目からは、瞳を輝かす涙が溢れていた。可愛くて仕方がない。
俺も好きだった。ずっとこいつの側に居たい。……絶対にマッシュは、誰にも渡さない。俺の物だ。
俺は。ずっとこいつを愛し続ける。
そして守り続ける。
なにがあってもだ。
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(主)下手くそでした、ごめんなさい、
でも、レイマシュが書けて満足しました(˶’ ᵕ ‘ ˶)次の話は、マッシュくんの愛されかもしれないので楽しみにしててください。😊
コメント
8件
レイマシュ最高です・・。マッシュくん可愛すぎます🤦♀️💓