明日が追いかけてくる。
まだ会いたくない。いずれは会わなければならないことは分かっていても会いたくない。
だって、今日の僕は明日の僕に顔向けができない。
今日なにも成せなかった罪悪感と後悔とで押し潰されそうな感覚になる。ごめんなさい。ごめんなさい。そう後悔の念を込めて謝りながら時を過ごす。
すると明日が手を伸ばして僕の頭を優しく撫ぜる。
その手はとても暖かくとても落ち着いた。これなら幾分か安心して逝ける。
バイバイ。ありがとう。明日の僕。
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