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大人しく拘束される事に違和感を抱きながらも瑠葉は優葉に駆け寄る
瑠葉「優葉さん…!大丈夫ですか!?」
優葉「うん…骨が折れてるかも…」
瑠葉「背骨ですか…?まずいですね」
優葉「…大人しくなってくれたけど…大丈夫なのかな」
瑠葉「とりあえず応急処置しときましたから…」
瑠葉「そこで安静にしていてください」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
瑠葉と優葉が戦っていた頃、
無葉と琴葉も相手と戦おうとしていた
無葉「…何の用?」
???「はァ?戦闘をしに来ただけネ!!」
琴葉「…そんな無茶な…」
無葉「こっちには雑魚一人抱えてんだよね〜」
琴葉「はぁ!?雑魚じゃないよ!!」
???「そんなのどうでもいいネ!!」
相手は会話をする気が無いようで
瞬きをする間に琴葉の戦闘範囲に入ってきていた
琴葉「えっ…?嘘」
???「お喋りなんかしてる暇は無いのネ」
そう言うと琴葉の肋に向かって殴りを入れる
殴りを入れただけでも、風さえもが巻き込まれ
琴葉は一瞬で吹き飛ばされてしまった
???「おぉ〜w結構飛んだネ」
無葉「まぁ…足手纏いが消えたと思えば…」
???「仲間にそんな事を言うとか神経が捻れちゃってるのネ」
???「友達が居ないのがよくわかるネ」
無葉「はぁ????お前ボクになんて言った?」
分かりやすく挑発に乗ってしまう無葉
そう、彼は短気なのだ
無葉は相手に向かって蹴りをお見舞いするが
見事に足を取られてしまう
???「このまま捻じ切ることも出来るけどどうするネ?」
無葉「嫌に決まってんだろ」
そのまま足を振り上げ、相手を軽く飛ばす
飛んだ先が喫茶店だったおかげで
喫茶店はボロボロになっている…
無葉「本当に…悪い趣味だよ」
???「油断してるネ?」
あっという間に横に間合いを詰められている事に気づかなかった
無葉「んな馬鹿な…」
避ける暇も無く蹴りを軽く30回は入れられて
無葉もついにどこかへ吹き飛ばされてしまった
???「つまんないネ」
???「もっと強いと思ったのに」
そう言うと彼はジョニーを見つけ、目を凝らして見ている
戦闘はあっという間に決着が着けられたと思ったその時
ジョニー「ち、ちょっちょっとまま、まままままったあぁぁああ!!!」
まさかのジョニーが威勢を張っている!!!?
足は外れそうなくらいに震えまくって涙を流している
言動がと行動が全く合っていない事に相手は呆然としている
ジョニー「ゆゆゆゆゆ、ゆゆゆゆ、ゆ許さないぞおおおうっあおおおおお」
情けなさ過ぎる、遠くで見ている瑠葉も唖然としている
???「……ッブハ」
???「ギャハハハハハハハハ!!!なんネその動きwwww」
まさか、ジョニーの威勢が相手のツボにハマったらしい
ジョニー!もうよせ!
???「wwwwwwwwwww」
相手は笑いすぎて倒れてしまった
足をジタバタさせているが動けそうにない
瑠葉「…予想外でしたね」
瑠葉「笑ってる所悪いですけど、拘束させてもらいますよ」
???「wwwwwwwwww」
ジョニー「や、やった!!!う、上手くいった!!」
上手くいったのだろうか…偶然な気がしなくもない…
???「…まじかよ」
瑠葉「とりあえず…ジョニーさんは琴葉さんと無葉さんを探してきてください」
ジョニー「分かった〜♪」
ジョニーは足を弾ませ、街へと出かける
瑠葉「お二人…何しに来たんですか…」
優葉「出オチすぎる…」
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ジョニー「琴葉〜?」
琴葉「…ジョニーかぁ」
随分歩き回り、街に着いた。
琴葉はコンビニの前のガソスタまで飛ばされていた
ジョニー「大丈夫?立てる?」
琴葉「…無理かも」
ジョニー「OK、後ろ乗って」
ジョニーは琴葉をおぶって無葉を探すことにした
街から山まで上がって行き、喫茶の裏庭に無葉は倒れていた
ジョニー「無葉?」
無葉「後少し…」
ジョニー「…」
無葉は自力でここまで来たようだ
服が土で汚れ、気絶しかけている
ジョニー「まぁ無葉はそこが寝床だし問題ないか」
ジョニーは無葉を放置して琴葉をベットに寝かすと、急いで瑠葉の元へ駆け寄った
外の雷雨は過ぎ去っており、綺麗な月が見えたが
ふと下を見ると拘束されてる2人がいた
月に見合わない…
ジョニー「で…結局この2人はなんだったの?」
瑠葉「それが…全く情報を吐いてくれなくて」
???「…こいつが起きるまで言えないから」
牛の頭の骨の人は爆睡してしまっているようだった
兎の仮面の人は早く拘束を解いて欲しくて堪らないが、約束をしていたらしい
瑠葉「名前だけでも…」
兎の人はもう我慢できなくなったのか
???「…おい!起きろ!!」
と声をかけるとやっと牛の人は起きたみたいだ…
???「ん…?」
???「…もうここからの逆転は無理だから」
???「…それもそうか、早く風呂にも入りたいネ…」
瑠葉「で…お名前はなんですか?」
ジョニー「もう夜遅いから寝たいよ〜…」
滅葉「…俺が滅葉」
星葉「せーは様が星葉ネ!!!」
兎の仮面の人は滅葉、牛の頭の人は星葉というらしい
瑠葉がそのまま話を聞いていると、
彼らは葉花が出した命令を聞いており、遠い惑星からはるばる来たとの事
だが、ある事が原因で葉花から距離を取っていたためその手下である葉っぱの事を警戒して戦闘に持ち込んだらしい
彼らは親友同士で長年を共にしているらしい
ジョニー「なるほど…所で葉っぱの警戒は解けた?」
滅葉「ずっと警戒してる訳にも行かないし…」
星葉「なんにせよこんな状況だからネ」
瑠葉「葉っぱだったならもっと早く言って欲しかったですよ…」
ジョニー「いかにも怪しい登場の仕方だったもんねw」
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一段落した頃
彼らは観念したのか、葉っぱ達の仲間になる事を決めた
瑠葉は拘束を解き、彼らは自由の身になった
滅葉「これ外していい?熱い…」
星葉「いいんじゃネ」
仮面と骨を外した彼らは、普通に人間の顔をしていた
ジョニー「ずっと仮面が顔と一体化してるのかと思ってたよ!」
どうやらジョニーは仮面が顔だと思っていたらしく彼らの素顔を見て驚いている
ずっと凝視してくるジョニーに嫌気が刺したからかジョニーをボコボコにしたのはまた別のお話…