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※キャラ崩壊・エセ関西弁有り
「・・・・・んん。」
まだ眠くて重たい目を開けると、昨日まで隣にあったはずの温もりが無くなっていた。
まだ起きたばかりでボ〜ッとする頭のまま、
ボクは隣の空になったしわくちゃになっているベッドの白いシーツを見つめた。
すると、
「あ、起きました?」
大嫌い(大好き)なボクの恋人の声が耳に入ってきた。
「・・・・宗四郎」
ボクが名前を呼ぶと、宗四郎が嬉しそうに笑ってベッドに横になったままのボクの顔を覗き込んで来た。
見ると宗四郎は防衛隊の服に身を包んでいる。
「今日は・・・非番じゃなかったのか?」
ボクが聞くと、宗四郎が申し訳なさそうに眉を下げた。
「すみません。亜白隊長から急な呼び出しがありまして。今から立川基地に行かなあかん」
「・・・・・そうかよ」
ボクの口から思わず低い声が出る。
だってそうだろ。
昨日あんなにお互いを求め合っていたのに。
それなのに、まるで昨日の事が無かったみたいに仕事に行こうとしてる。
(もう少し余韻に浸かってくれたっていいだろ)
こいつの真面目な所は好きだ。でも今この時は嫌いだ。
このままこいつの顔を見ていたら酷い事を言ってしまいそうだと思ったボクは背を向けた。
「鳴海隊長」
「・・・・・」
「鳴海さん」
「・・・・・・」
「弦くん」
「・・・・っ」
下の名前で呼ぶのはずるい。
「・・・・何だよ」
「そう拗ねないで下さいよ」
「拗ねてない」
「拗ねてるやん」
「だから!拗ねてなんか・・・」
そっ。
「・・・・!」
宗四郎がボクの頭に手を優しくのせてきた。
「ほんまにすみません。仕事早く片付けて帰って来ます。そしたらいっぱい甘やかしますから。堪忍して下さい」
「・・・・・・本当だな?」
「はい」
「分かった」
「ええ子やね」
そう言いながら頭を優しく撫でられる。
・・・・ガキじゃないっての。
「・・・早く行けよ。亜白が待ってるぞ」
「そうですね」
頭を優しく撫でていた手が離れていく。
物足りないなんて思ってない、断じて。
「弦くん」
(まだ何かあるのかよ)
「何・・・」
チュッ
「・・・・ッ///」
「ほな、行ってくるで」
「いっ・・・・てらっしゃい///」
ボクがそう言うと、 宗四郎はボクにフッと優しく微笑んで寝室を出て行った。
振り向きざまにキスされた唇を手で覆う。
「・・・・ッ////」
(あいつ何でああいう事平然と出来るんだよ!)
顔が熱い。
ばさっ!
かけ布団を頭からかぶる。
まだ微かに宗四郎の匂いが残っていた。
(早く帰って来い、バカ)
微かに残る宗四郎の匂いに包まれながら、ボクはギュッと目を閉じた。