バーテンダー
桃「甘い物でしたらこちらオススメです。」
俺は桃、3ヶ月ほど前からバーで働いてる。
ここのバーにはバーにいた男性みな惚れさせた伝説の方がいるらしい。
その人に会えるのは数年に一度。
来る時は息抜きなど疲れを癒す為、又は。
“婚約相手探し”らしい。
まぁまじで会えないと思うけどな。
桃「いらっしゃいま、せ..」
男達(〜..〜、〜。
辺りがざわつき始める、特に男性が。
分からなくもない、なぜなら。
「こんにちは。
ここ座ってもいいですか?」
桃「どうぞ。」
「ありがとうございます。」
桃「何になさいますか?」
赤「マンハッタンで。」
伝説の方が来たのだから。
桃「どうぞ。」
マンハッタン..
とてもこの方にお似合いだな..
赤「お兄さん、 新入りさんですか? 」
まさかの相手から声を掛けてくれた。
桃「はい、3ヶ月前に入った者です。」
赤「そうなんですか、?
お兄さんお酒作り上手いし作ってる時のシルエットもいいからモテそうですねw」
桃「あははw
そうですかねw」
予想外にも褒められ耳が熱くなるのがわかる
赤「俺が前来た時に居たバーテンダーさんの作ってくれたお酒あんまり美味しくなかったんだ、だからより美味しく感じる。」
桃「..//
よかったです、/」
これは惚れる、そう思った。
赤「あれ、お兄さん結婚してないの?」
桃「あ〜、まぁw
恋人もいた事ありませんよ。」
赤「えぇ〜..
5.6人いそうな雰囲気なのに..」
桃「チャラそうって事ですか..?w」
赤「ん〜?w」
バレバレな誤魔化しも可愛いと思ってしまう
あれ、、もう飲み終わった?
飲むスピード早いな、まだ飲むのかな。
桃「次お飲みになられます?」
赤「え、あ、はい..」
桃「同じで大丈夫ですか?」
赤「はい、」
赤「…
お兄さんほんとに新人さんなの?」
桃「え、?
そうですよ?」
赤「普通の新人さん俺が言うまで気づかないよ?」
それを聞いてホントびっくりした。
あ、それとも可愛すぎて気づかない..?
桃「そうなんですか!?」
赤「もしかして独学..?」
桃「あ〜、まぁそうですねw」
赤「まぁそうだよねぇ、w
ここの先輩方の教えあんまでしょ..?w」
ここの上の人と仲良いって聞いてたから褒めるのかと思ったら..w
桃「はい..
分からない所聞いても教えて貰えなくて元バーテンダーの友人に聞きましたw」
赤「へぇ〜!
ご友人さんもバーテンダーだったんだ! 」
桃「はい、現役も居ますよ。
今日は2人ですけど、僕と近い時間なのでもうそろそろ出勤時間なんですよ。」
まぁ遅刻だけど。
赤「そっかぁ、見てみよっかな〜?」
桃「友人の方が驚くと思いますよ、w」
絶対驚くわ。
赤「そぉ?w
あ、お兄さん何時まで?」
桃「僕ですか?
ん〜、12時過ぎとかですかね..」
赤「じゃあそれまで居る..。」
そんなこと言われちゃ期待しちゃうじゃん..
桃「ほんとですか?
じゃあお相手しますよ。」
王子様みたいな事言っちゃったな、はず..
赤「ほんと?
いっぱい話そ〜ね?」
勢いで言っちゃったけどよかったかもしれない..
桃「っ.. はい、/」
女性(手上
桃「ぁ、」
行かないと..
黄「失礼します、どちらになさいますか?」
桃「黄..?」
やべ、あそこの席のつまみ出してねぇ..
話してたらつい..
青「失礼します、」
女性「ありがとう。」
青ナイスすぎる。
青「ちょいと..」
桃「..!
すみません、1回抜けますね。」
赤「は〜い、」
裏にて
青「ごめーん!
黄くんと一緒に紫ーくんのお店の方手伝ってたら遅くなった..」
桃「紫ーくんの店か、紫ーくんの方はいつも混んでるしな、全然大丈夫だぞ。
今日飲むスピード遅い人多いからあんま混まなかったし。」
青「まじありがと!
てか桃くん話してたカウンター席の綺麗な人って伝説の人!? 」
桃「あぁ、らしい 。
俺も最初は信じれなかったけど。
話しかけられたから話してた。」
青「えぇ まじ!? 」
桃「なんだよw」
青「えぇ別に〜?w
ほら、早く戻って話し相手してあげなよw」
桃「はいはいw」
戻
桃「おまたせしました。」
赤「ぁ、ん。」
あれ、もう無くなってる。
さっき結構残ってたし..
今の少しの時間じゃ飲みきれないだろうし..
やけ酒?
そもそも笑顔がぎこちない..
やけに後ろも気にしてるし..
赤「ッ..」
赤「あの..」
桃「ぁ、はい?」
赤「エンジェルショット..で、」
桃「っ!」
黄青「!?」
エンジェルショットはバーをやってる人なら分かる、これは女性が特に注文する。
エンジェルショットは、バーテンダーに助けを求める言葉。
身の危険やあきらかな事をされた時に言う。
ライムとロックもあり、ライムは警察。
ロックはオンラインタクシーや車、車までのエスコートなど。
桃「どなたですか..? 」
赤「左後ろの席の組です..」
桃「どのような事を?」
赤「お兄さんが裏行った時にボディタッチとか連絡先、ホテルの誘いを..」
桃「なるほど、ボディタッチについてですが腕などを触る感じですか?」(書
赤「お兄さんならわかると思うんですけどやるまえの慣らしみたいに胸らへんを..
お偉いさんっぽい人も居たんで声が出せなくて..」
桃「なるほど..」
性的誘惑..しかも団体でお偉いさんも居る..
て事は力勝負になる可能性が高い..
力問題になったら明らかこっちが不利になるし最悪の場合この方が人質に取られる。
桃「かしこまりました。
ライムはいかがですか?」
赤「頼んだ事なくて..
美味しいですかね?」
桃「はい、僕はオススメです。」
赤「警察がトラウマで..」
桃「なるほど..
では、その事をこちらで警察の方に説明して対処しますよ。」
赤「それじゃあお願いします。」
桃「少々お待ちください。」
この場合裏側も騒がしくなる。
桃「青。」
青「ん。」
メインに出てるやつは外でできることをやる。
裏側は警察や店主を呼んだりと色々。
黄「辺り封鎖してきますね。」
桃「あぁ、頼む。」
辺りを封鎖しないとどう逃げるか分からないからな。
店のマニュアル通りに動く。
赤「..」
青「あと10分」
桃「おけ。」
桃「もう少しなのでもう少々お待ちを」
赤「はい、」
桃「こちらどうぞ。」
赤「ぇっ?
俺注文してな、ぁ..」
赤「カミカゼって..」
桃「大丈夫ですよ。」
赤「はぇ../」
そんな怖がらないで、大丈夫、守るよ。
いや、守ってみせる、必ず。
からんからん
紫「お疲れ様ー。」
桃黄青×裏方「お疲れ様です。」
女性「え、紫様?」
この店の主、紫ーくんは友人でもあり店を掛け持ちしてるバーでは有名な人。
紫「どいつ。」
桃「あそこの席の団体。」
紫「団体か..お偉いさんも居んのね。」
桃「うん、だから尚更声出せなかったって。」
紫「そりゃあそうだよね..
まぁたとえお偉いさんでもルールを破ったのは相手、出禁にするつもりで来たからなんでもして。」
桃「分かった。」
橙「ヘルプで来ました〜..」
裏方「お願いしま〜す..」
橙「今回どんな感じなんや?」
橙はバーテンダーの中で有名、お酒作りが上手い上にコミュニケーション能力もある為客の満足いく接客をする。
桃「あそこの団体が客に性的誘惑した。」
橙「おっけー、被害客は?」
桃「この方。」
赤「ぁ、ど〜も。」
橙「なるほどな〜、お客さんかわええしお偉いさんが居るからイキったんやろな。
イキれてすらないんちゃう?」
赤「あはは..w
お兄さん面白いw」
橙「そうですか?w
よかったですw」
警察「裏から入らせて頂きました、紫さんいらっしゃいますか?」
紫「はい。」
警察「外でお話お願いしてもよろしいでしょうか。」
紫「もちろんです、被害客と客と一緒に居たバーテンダーはどうすればいいですかね?」
警察「ご迷惑じゃなければご一緒が宜しいですかね。」
紫「聞いてみます。」
警察「どうも、助かります。」
紫「桃くん、」
桃「はい?」
紫「警察が事情調査したいって。」
桃「了解です」
紫「お客様は警察大丈夫ですか?」
赤「ぇ、あ..」
桃「実は警察苦手なんです..」
赤「はぃ..前の行きつけバーでも警察沙汰になっちゃって..」
紫「なるほど..
それはトラウマになっちゃいますよね..」
赤「はい..」
桃「あ、すみません。」
警察「はい?」
桃「一応被害客から言われた事はメモにとってはいるんですけど、これじゃダメですかね?
被害客の方が過去に同じ事があったらしく警察自体がトラウマらしくて。」
警察「そうなんですね、それは私達も無理強いしません、それでは紫さんと桃さん、でお願いします。」
赤「すみません..」
桃「いえ。」
橙「桃の代わりに俺ついとくわ。」
桃「さんきゅ。」
疲れた。
𝒏𝒆𝒙𝒕⇒3000